【愛子さまの軌跡】7. 雅子さまを手作りケーキでお見舞いされる(4歳の頃)

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平成17(2005)年12月9日
愛子さま 4歳の時

雅子さまを手作りケーキでお見舞いされる

(展示時「ココ好き」シール 6枚)

11月、芋掘りを楽しまれる愛子さま。
この頃のご様子として

<<展示時の記述>>

この日、誕生日であったがご不調によりお休みになっていた雅子さまを、皇太子さまと愛子さまがお見舞いされる。愛子さまは、手作りのケーキを持っておられていた。

心配される愛子さまに、雅子さまは「大丈夫ですよ」と優しく声をかけられたという。



人や生き物に対する優しさや、人と分かち合う喜びを見出され始める愛子さま。

この直後の皇太子さまのお誕生日記者会見では、次のように語られました。

昨年は,菜園で野菜を育てることを通して,植物の成長を見守ることや収穫の喜びを体験できたように思います。ともかく毎日,水やりに菜園に行っていることに感心しました。今はイチゴが採れるのを楽しみにしています。菜園で収穫したものは両陛下の所にお持ちしたり,あるいは友達にあげたりして,みんなと分けることも楽しんでいるようです。

私たちや周囲への心遣いもかいま見ることがあります。雅子が昨年の12月の誕生日の夕方に風邪で寝込んだ時も,その前に自分が風邪をひいたときによくしてもらったので,という意味のことを言って雅子の寝室にバースデーケーキを持って見舞いに行ったり,「こどもの城」※1で,年下のお子さんに「愛ちゃんができないときにだれだれちゃんがしてくれたから」と言いながら手を貸したりすることがあるようです。ちなみに,今年の元旦に御所に上がる折に,門の所で一般の方や記者の皆さんが立っているのを見て「みんな寒い所で立っているからわんちゃんの手を振ってあげるの」※2と言っていたようです。

※1「こどもの城」は、平成27年で閉館してしまいましたが、子供の様々な体験や子育て全般を支援する国立児童施設です。
幼稚園に入園されるまでは、「こどもの城」を通じて同年代の子どもたちとの触れ合いを持たれていたようです。

※2 この場面のこと?(4:23)

ご自身の能力の発達に加え、人への思いやり、社会性も身に付けられ始める愛子さま。

どんどんご成長され、そのときどきで違う顔を見せてくださり、国民は幸せです。

この頃の皇太子さま、雅子さまのお歌

皇太子さま
平成16年
すこやかに 育つ幼なを 抱(いだ)きつつ 幸(さち)多かれと わが祈るなり

平成18年
いとけなき 吾子(あこ)の笑まひに いや(癒)されつ 子らの安けき 世をねが(願)ふなり

雅子さま
平成16年
寝入る前 かた(語)らひすごす ひと時の 吾子の笑顔は 幸せに満つ

平成17年
紅葉(もみじ)ふかき 園生(そのう)の道を 親子三人(みたり) なごみ歩めば 心癒えゆく

平成18年
輪の中の ひとり笑へば またひとり 幼なの笑ひ ひろがりてゆく

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※肩書きや称号は、全て当時のものです。

参考文献:
・『皇后雅子さま物語』(友納尚子、文春文庫)
皇太子殿下お誕生日に際し(平成18年)
高森先生ブログ「敬宮殿下をお詠みになった天皇・皇后両陛下の御製・御歌」
高森先生ブログ「58歳のお誕生日迎えられた皇后陛下の御歌を謹んで振り返る」
こどもの城HP


※※バックナンバーはカテゴリー「愛子さまの軌跡」でチェック!

文責:静岡県 L.K

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1 件のコメント

    あしたのジョージ

    2024年8月16日

    親子3人で芋掘り、楽しそうな愛子さまの様子が可愛らしかったです。
    小さい時から土に触れる事は、凄くいい事だと思います。
    雅子さまにとってもいい事だと思います。
    辛い事を束の間、忘れさせてくれるでしょう。

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