出典:眞子内親王殿下のお誕生日に際してのご近影(宮内庁HPより)
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/03/birthday03-r021023-ph.html
昭和33年(1958)、美智子様と上皇陛下(当時は皇太子)の御成婚時、旧皇族・旧華族らは猛反発を示し、妨害工作を行いました。
皇太子妃を華族から選ぶという当時の慣習を、皇太子が平民の正田美智子さんを選ばれることで破ったからです。
皇族妃・元皇族を中心とする女子学習院OG会・常盤会は、ご婚約正式決定以降も「婚約解消」の運動を展開し、歌人の柳原白蓮も会長松平信子の右腕として活躍しました。
白蓮は愛国団体を集めた会合で
「皇太子様ともあろうものが、たかが粉屋の娘にほれて騒ぐとは外国に聞こえても恥ずかしい、皇后様は皇后様と崇められる様なお方でなければ私共は皇后様とは戴けない」
と発言しました。
これに対して右翼思想家・荒原朴水 は、
「吾々は資格で皇后と崇めるのでない、天皇の奥様である皇后さまを、天皇を崇め奉って皇后とお呼び申し上げるのである」
「恋愛を恥ずかしいというが古事記や日本書紀の中にある和歌の殆どは恋歌である、古典をバイブルの様に愛読している右翼がそれを忘れたのか」
「天に二つの日なく、地に二人の王なし、御聖断を下した天皇にお従いするのが、日本人の本当の道である。昭和天皇は明仁(皇太子)さえよければよいではないかともらされたと伝えている」
と見事な反論を展開しました。
眞子様のご結婚は、小室圭さんが皇室に入られる可能性が皆無であればこれほど国民の関心を呼ばないと思います。
歴史は繰り返すと言いますが、「自由恋愛は許せない」「小室圭さんは尊敬できない」というネット、マスコミの論調は、美智子様ご成婚時の柳原白蓮の意見と瓜二つです。
眞子様は「ご結婚についてのお二人のお気持ち」を次のように結ばれています。
「天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに,深く感謝申し上げております。」
私は眞子様の御決意を静かに見守られる天皇・皇后両陛下に従って参りたいと思います。
同時に皇室典範を改正して女性宮家創設を可能とし、眞子様が安心してご結婚に臨めるような環境を整えて差し上げたい、国民としての責務を果たしたいとの決意を新たにしております。
(メールより) 文責 タルト
*柳原白蓮の話は、「小林よしのりライジング Vol.94」から、要点を抜き書きさせていただきました。
3 件のコメント
ダグドラえもん
2020年12月11日
本当に、眞子様と小室さんが結ばれて幸せになられる事を心から願っている一国民としても、上皇上皇后両陛下のご成婚の時の柳原白蓮の様な所業を二度と繰り返してはならないと思いますので、私も微力ながら眞子様と小室さんのご成婚と末永いお幸せの実現に力を貸したいと思いますよ…!!
チコリ
2020年12月11日
白蓮vs荒原!お見事です!歴史は見事に繰り返されていますね。なんとも、涙なくして読めません。私も、国民としての責務を果たさなければなりません!
ダダ
2020年12月9日
タルト様
投稿ありがとうございました。
眞子さまは上皇陛下の初孫ですよね。現状をとても哀しんでおられるのではないでしょうか。美智子さま、雅子さまも自分の身に起こったことと重ねて胸を痛めているかも知れません。
国民として責務を果たす。同感します。
皇室が国民と共にあり続けられるよう私も声を上げていきます。