実は新聞には大きくとりあげられなかったのですが、悠仁さまに関する記事が、8月26日付けの朝刊で、毎日新聞、日経新聞(30面)、および産経新聞(22面)に掲載されました。以下、毎日新聞さんの記事を使って、その内容を紹介します。
秋篠宮ご夫妻と悠仁さま 国際昆虫学会議に出席(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20240825/k00/00m/040/148000c
*今回のデジタル版では、全文が読めます。
紙面では、朝刊の20面(社会面)に掲載されました(山田奈緒記者による署名記事です)。
書き出しを引用します。
秋篠宮ご夫妻は25日、京都市の国立京都国際会館で「第27回国際昆虫学会議」の開会式に出席された。トンボの研究で学術論文を発表している長男の悠仁さまも主催者側からの招待を受けて来場。
余談ですが、国立京都国際会館はまあまあの規模の学会でよく使われる会場ですが、メチャクチャ北にあり(金閣寺の方)。けっこう遠いのが、ちょっと難点か( ̄▽ ̄;)。
そのあと、この会議に参加されている様子が淡々と書かれているのですが、部分的に引用します。
・食用昆虫やトンボの生態などの説明に熱心に聴き入った。環境汚染が生態系に与える影響などに関心を示していたという。
・悠仁さま自身も今回の会議に、皇居のトンボの生態に関する研究でポスター発表に参加している。
私見では、悠仁さまが招待された、というのは、ポスターのオーサーだからなのではないかと(ただし、テレビとかの紹介を見ていると、ポスターの第一著者は、論文のcorresponding authorである清 拓哉(Takuya Kiyoshi)氏のようなので(悠仁さまは、第二著者)、実際に発表されたのは、清氏のようですね)。あと、映像と合わせると、悠仁さまが、何よりも本当に昆虫が好きで楽しそうに国際会議に参加されているのが、印象的でした。これは、テレビでは、「悠仁さまは研究者としての資質が・・・」みたいな話をやたらと持ち上げていましたが、ご本人にとっては、昆虫学という科学の世界が純粋に楽しいのではないかと、思われました(その意味で、自分には、新聞の報道の方が客観的に見えました)。
それと、紙面には掲載されていないのですが、この結びは印象的でしたかね。
秋篠宮ご夫妻はこれまでも、日本学術会議が共催するさまざまな分野の国際会議に出向いている(今回は、日本学術会議と日本昆虫化学連合が主催)。
週刊誌では、東大に入学するための「点数稼ぎ」とかゲスなことが散見しますが、実際はそうではなく、この会議へのご出席も秋篠宮夫妻が参加する国際会議の1つである、という位置づけがよくわかる次第です。
*悠仁さまは、昆虫、トンボという生物が、理屈抜きで好きなのでしょうね(自分も、研究で生物は扱っていますが、愛着とは少し異なるかと。そこは、うらやましいです)。自分は昆虫というと、体が節が組みあがるような構造をしていることが、やはり気になります(いやあ~興味の幅が狭いか!~やはり)。実際、それは遺伝的な制御を受けていて、ホメオボックスという転写因子をコードする遺伝子群に制御され、体の構造を決定するメカニズム(ボディプラン)を決定している、という知見をもたらしたことぐらいしか知りません(ちなみに、この発見が重要だったのは、それが昆虫に留まらずに、同じ遺伝子群が進化上広く保存されていて、ヒトにも同じ遺伝子群による制御があるという知見をもたらしたことです。この遺伝子群に変異が入ったり、発現が乱れる疾患が存在します)。
なお、悠仁さまの論文に関する記事は、以前掲載しました。
以上、ご参考までに。
ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者
1 件のコメント
基礎医学研究者
2024年9月1日
蛇足ながら、私、この記事について、毎日新聞に意見・コメントを送りましたので、以下に示します。ご参考までに。
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8/26朝刊掲載、悠仁さまの記事へのコメント
8/26朝刊の20面に、掲載された山田奈緒記者による「継秋篠宮ご夫妻と悠仁さま 国際昆虫学会議に出席」を、読ませていただきました。この話題、他には日経新聞と産経新聞が取り上げられていましたが、署名記事は毎日新聞のみでした。淡々と書かれていますが、この記事から、悠仁さまが純粋に昆虫の科学研究に興味があること、および、国際昆虫学会議の会議へのご出席も秋篠宮夫妻が参加する国際会議の1つである、という位置づけがよくわかる記事でした。私、研究業界におりますが、国際会議において「皇室」の方が参加されるという機会を見たことがなかったので、そこに参加されている方々は“誉”かと思います。しかし、そういう事は週刊誌で言われている「皇室特権」であるとか、悠仁さまが東大受験のための「点数稼ぎ」の利用しているなどということの根拠にはまったくならず、やはり秋篠宮家に関連する記事は、新聞の方に信頼性が置けます。そして、「皇室への敬愛」が、さりげないところに感じられます。
現在、皇室は「皇位継承問題」で揺れておりますが、こういう皇室の日常を掲載いただけることは、皇室への関心を持続させるためにも、必要なことだと思います(8/25夕刊に掲載された、高島記者の“「住民との交流の象徴」 ユウスゲが結ぶ上皇ご夫妻と軽井沢”にも同様のものを感じます)。購読者として、応援しております。