愛子さまがいるのに旧宮家復帰??

Post's thumbnail

<独自>皇位継承で「旧宮家復帰」聴取 政府が有識者ヒアリングで 論点整理への明記が焦点に
https://www.sankei.com/life/news/200415/lif2004150091-n1.html

政府は旧宮家の男系男子の復帰を考えているという事ですが、
その方法として

  1. 内親王との結婚
  2. 現存する宮家に養子に入る
  3. 皇籍取得

の三点を挙げています。

現在天皇陛下には愛子内親王さまがおられます。
愛子さまをすっ飛ばして旧宮家の復帰というのはどういう論理の展開なのでしょうか。

ただ「男系男子の継承」
そのことしか頭にないようですね。


旧皇族の男系男子という方々は
今の天皇陛下とは600年も前の先祖とのつながりでしかありません。
生まれた時から一般家庭で育ち、一般社会で生活してきた人たちです。
私たちは顔も知りません。

そのような人たちを、突然皇族として復帰させるのは無理がありすぎます。

男系男子だからという理由だけで
今まで普通の庶民の生活をしてきた人たちに、
皇族としての尊敬の念やありがたみを抱いたりすることは不可能です。

悪くすれば、その方々のみならず親族のプライバシーまで白日の下に晒され、
大きなトラブルを生みだすことになるという懸念も大いにあります。


また、天皇は憲法で「国民統合の象徴」と位置付けられており、
「国民の総意」を無視することはできません。

政府の旧宮家復帰案は国民の総意と大きく乖離しています。
国民の80%は女性・女系天皇に賛成です。


上皇陛下は「国民統合の象徴」「国民とともにある天皇」を
身を削るようにして模索してこられました。
今の天皇陛下もそれを受け継いでおられます。

常識的に考えて、
今の天皇陛下に直系のお子さまがいらっしゃらないならともかく、
愛子さまという立派な内親王がおられるのです。

ならば愛子さまが
皇太子、そして天皇になられることが、
制度としての天皇を存続させ、
日本を未来へと存続させていくことにつながっていくのではありませんか。


文責:ユディト 京都市

2 件のコメント

    l_k

    2020年5月13日

    >ナクラ様
    コメントいただきありがとうございます。
    冷静な分析、とても参考になります。
    いつまでこんな茶番を続けるのか、いい加減に覚悟を決めてもらいたいものです。

    ナクラ

    2020年5月12日

    政府としては、旧宮家の男系男子の復帰だけの情報を産経新聞に漏らして、世論への影響を見たいのでしょう。
    何れにしても、内親王、養子に入る宮家、復帰される対象者の基本的人権を無視して考えられていると感じます。無理無理。

コメントはこちらから

全ての項目に入力が必須となります。メールアドレスはサイト上には表示されません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。