
「海に眠るダイヤモンド」最終話(12/22)では、高度成長期の端島で炭鉱会社の外勤として働く荒木鉄平(神木隆之介)と現代の東京のホスト玲央(神木が2役)との間に血縁関係が無いことが判明しました。
草笛リナ(池田エライザ)は亡き進平(斎藤工)との子・誠を病から救うために進平の弟・鉄平と共に長崎の病院に通っていました。食堂の看板娘・出水朝子(杉咲花)が恋人・鉄平を信じられなくなった頃に鉄平から呼び出されましたが、待ち合わせ場所で朝まで待っても彼は現れませんでした。その理由は、リナを追ってきた博多のヤクザ(進平が片割れを殺した)から誠を取り返し、鉄平はリナと誠と一緒に端島から小舟で逃げたからでした。
リナと誠を母(中嶋朋子)の里に隠した鉄平は一人でヤクザから逃げ回る生活に入りました。鉄平が賢将(清水尋也)に託した日記から朝子の記述が消えていたのは朝子を危険に晒さないためで、これは後世の汚名(朝子からリナに乗り換えた?)も覚悟した行動でした。逃亡中に得た全国の就職情報は端島閉山後に失職した鉱員たちに提供し、鉄平終焉の地では朝子と約束したコスモスが庭一面に植えられ、朝子に贈ると約束したギヤマン(鉄平作の硝子細工の花瓶:蘭語でダイヤモンド)は廃墟となった軍艦島の荒木家跡に置かれていました。謎が明かされる度に荒木鉄平は完全無欠の悲しき英雄だと判明しました。
さて、これは「ドブいしクズい男系固執派 」に書いたことですが、残された日記から「鉄平イズム」を受け継いだ玲央も、玲央の言葉で自身のカッコ悪さに気付いた池ヶ谷和馬(尾身としのり)も、各々の現場で漢気を見せました。また、戦後20年前後では被爆者への偏見や差別も強く、結婚も子供も論外というのが世間の空気でしたが、被爆者の百合子(土屋太鳳)に賢将は「二人なら困り事も半分ずつだ」と言って世間の偏見も将来のリスクも引き受けました。つまり彼らにも「鉄平イズム」が受け継がれたわけです。
上記から言えることは、人を崇高な行動に駆り立てる要素は血統では無く、各自が身近で触れた誰かの気高い精神だということです。つまり皇室の男系血統を受け継いだだけの旧宮家系などが束になっても今上陛下の薫陶を受ける愛子様には敵わないということです。しかも愛子様には直近の血統まで備わっていますから、後は男尊女卑ルールさえ解除すれば良いのです。
文責:京都のS
1 件のコメント
京都のS
2025年1月9日
「海に眠るダイヤモンド」を題材に書いた前作は「ドブいしクズい男系固執派」( https://aiko-sama.com/archives/47602 )です。