令和3年 天皇陛下のお誕生日会見を読んで

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出典:宮内庁HP 天皇陛下お誕生日に際し(令和3年)
https://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/43

先日、天皇陛下がお誕生日に際しての記者会見に臨まれました。

宮内庁HP 天皇陛下お誕生日に際し(令和3年)
https://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/43

記者からいろいろな質問が出され、
陛下がお答えになっておられますが、
今回はその中に皇位継承問題も含まれています。

女性の地位向上が叫ばれ、世界の王族では
男女を問わない継承が大勢になりつつある
こと、
過去には我が国にも女性天皇がおられたこと
を踏まえて、記者は皇位継承についての
陛下のお考えを聞こうとしています。

この質問に対し陛下は、国内外の状況は
承知はしているが、
制度については立場上答えられない
との返答をされています。

天皇陛下は立憲君主であられる以上、
このようなお答えをされるしかないことはよく分かります。

しかし、皇位継承は、対象となる皇族の方の
人生を左右する重大な問題であるにも
かかわらず、何らの意見も言えないことに、
私は非常に理不尽に感じます。


会見では、今年成年を迎えられる
愛子さまについての質問もあり、
陛下は一人の親として、
娘のことを思う心情を率直に語っておられます。

どんなに娘のことが大事で、
どんなに娘の幸せを願っていても、
娘の将来についての道筋をつけてあげられない。

親として、こんな辛い状況はないと思います。


コロナ禍の中、常に国民の幸せを願ってくださる天皇陛下。

陛下のご厚情に報いるためにも、
早期に皇室典範が改正され、
女性皇族の方でも天皇、宮家の当主と
なられるようになることを、
世論を盛り上げてまいりましょう。


文責 愛知県 たこちゃん

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3 件のコメント

    まー

    2021年3月5日

    ともすれば悪き前列踏襲主義になりがちな日本人にとって、立憲君主制の現在を見るために海外の事例から学ぶことは多くあります。天皇陛下、上皇陛下のなさりようを見ると、かなり昔から海外の事例を研究されていることが拝察されます。この一点のみにおいても、陛下のご意向を忖度して制度の改編にいかすことは必要だと考えます。

    くりんぐ

    2021年3月4日

    今に至るまで、政治家たちは皇位の安定継承を願う天皇陛下や皇族方の思いを踏みにじり続けてきました。
    己の政治家生命のため、権力を握り続けるため。
    今もまた「衆議院選挙が終わるまで」女性・女系天皇の議論を先延ばしにしようと目論んでいます。

    これ以上の先延ばしは許さない、何が何でも天皇のお子さまであれば男女どちらであれ天皇になれるよう、皇族に生まれれば男女どちらであれ宮家の当主になれるよう、皇室典範改正へ今すぐ動かなければならないことを、国民が突きつけなくてはなりません。

    ダダ

    2021年3月3日

    天皇陛下は、愛子さまの将来に関する質問に「将来のことも含め、私たちで相談に乗れることは、できる限りしてあげたいと思います。」と答えています。
    私もこれを読んで心苦しくなりました・・・。
    愛子さまは成年皇族となられても、将来の不透明さへの戸惑いが強くなってしまうのではないでしょうか。
    本来であれば、愛子さまは18歳で成年皇族となり、皇太子として祭祀の継承に当たられています。
    それなのに女性というだけで出来ない。これを放置したままでは皇室は消滅してしまいます。
    皇室典範の改正を求めていきましょう!

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