古今東西、国を束ねるには人材が必要不可欠とあります。日本の武田信玄公も人は石垣、人は城と言われ、人は国の宝とも言えます。
大陸の昔では賢者を迎える言葉に、太公望を迎える、があります。太公望とは隠遁した賢者を指し、その知略は王佐の才があり、王が自らスカウトしたというエピソードがあります。同じく、三国志演義から三顧の礼という言葉があり、この 三顧の礼のエピソードが、今の皇統クラブ活動にて議員や人に説くヒントがあると思い、ご紹介したく思います。
昔、大陸の後漢末期頃、漢帝の血を引く草鞋やむしろ売りの男劉備が天下に雌伏していました。 当時は、朝廷が役人で腐敗し、黄巾党と呼ばれたカルト教団が暴れ回った中、劉備は塩の密売で不義理をした役人を殺してお尋ね者になった関羽と、肉屋をする身で、世を憤る張飛と共に世のため人の為に義勇軍を立ち上げ、一時は君主に、またある時は食客、居候と流浪の人生を送っていました。
この劉備ですが、決して漢の血にあぐらをかいたり、自慢して他者を見下し、少し異を唱えられると、じゃあ漢はいらない!滅んでも知ったことか!とほざく昨今の亡臣ではなく、後漢を助け、天下安寧を目指し、後漢の帝を蔑ろにし覇を唱える宿敵曹操と対峙する中、共に国を助ける賢者を探していました。 劉備には昔から辛苦を共にする忠勇義烈の将の関羽、張飛、趙雲がいましたが、知略で大局を観る軍師はおらず、小さい戦には勝てるも、結果的に負けてしまう事がありました。
そこに、水鏡先生と呼ばれる知識人が、劉備に“賢者を求めると良い。“と説き、劉備はたまたま出会った流浪の男に才知が観え、教えを請いました。かの男の名は徐庶と言い、友人の仇をとった義の人で、武勇と知略を併せ持った人物であり、母親想いの人でした。徐庶は劉備の下で大軍の曹操を少数の兵で追い返すと、曹操は徐庶の才を劉備から離すため、母親を人質として徐庶を引き抜きました。そのさい、徐庶は劉備にまだ世に出ない伏龍と呼ばれる賢者・諸葛亮孔明を紹介します。
劉備は諸葛亮孔明を求め、関羽、張飛を伴って彼の庵に向うもおらず、2度目は雪が降る冬に孔明の在宅の報があると雪をおして尋ねるも、人違いで会えませんでした。劉備は孔明宛に文を置いていきます。 劉備は切々と国の想いを綴ったとあります。 3度目は冬が明ける頃、劉備は孔明が在宅と聞き、また出かけようとします。そこに、関羽と張飛は自分の君主が何度も袖にされるのにいたたまれず、関羽は”もう止めて下さい。きっと孔明はただの名ばかりある匹夫でしょう”とたしなめ、張飛は”そんなに孔明に会いたいのならば、俺が縄でふん縛って来てやる!”と言うほどでした。 劉備は関羽、張飛に昔文王が太公望を迎えた例えを話し、賢者を求めるには労を惜しんでは駄目だとたしなめ、孔明の下に向いました。
その想いが通じたのか、ようやく劉備は孔明に出会い、想いを伝えます。 最初は孔明は自分はただの匹夫で劉備の役に立てないと渋られるも、劉備は頭を下げに下げ、涙し、自分の為ではなく、民の為、漢の為に力を貸してほしいと訴えます。 孔明は劉備の意を間近で受け、しばし目を閉じ、分かりましたと頷き劉備に力を貸すことに決めました。
後に孔明は劉備の為に尽力し、過労死したほど身を尽くし、忠義の臣と呼ばれます。 劉備はこうして伏龍と呼ばれる賢者、諸葛亮孔明を得て天下分け目の戦いに参じます。
人を説くには労を惜しむなという教訓から三顧の礼という言葉が出来、皇統クラブ活動のヒントになるなと思い、ご紹介しました。 特に劉備は忠勇義烈が集い、義に厚い人が集まったところで、今でも人々が心を寄せる不思議な魅力があります。
引き続き、三国志演義からエピソードをご紹介したく思いますゆえ、よろしくお願い致します。
文責 神奈川県 神奈川のY
3 件のコメント
神奈川のY
2025年1月24日
皆々様、コメントありがとうございます!
突撃一番さま、もしかすると自民党にまだ骨がある議員がいるかもしれませんし、賢者探しも一考かと思います。三顧の礼にてドン議員たちに突撃するのも良いですよね。
あしたのジョージさま、レッドクリフの孔明、ご覧になられたとか!おすすめは人間臭さがあるスリーキングダムの三国志がおすすめです。曹操や劉備、孔明が人間臭さがあり、一見の価値があります。
あしたのジョージ
2025年1月23日
諸葛孔明は軍師ですよね、ちょっと前に映画のレッドクリフで観ました。
金城武が諸葛孔明の役をやっていましたが、凄く頭が良い人ですよね。
映画の内容をほとんど忘れてしまったので、そのぐらいしか覚えていません。
失礼しました。🙇
突撃一番
2025年1月23日
「賢者を求めるには労を惜しんではダメだ。」
この言葉は忘れないようにしなきゃダメですね!
自民党の男系派が「賢者」だとは決して思いませんが、ならば尚更国民の側が、「賢者を育てる努力」を諦めてはいけないと思いました。
『愛子天皇論』を持参して、しつこくしつこく、説き伏せるしかありませんね。