「選択的夫婦別姓」について、野田聖子議員の見解が報じられています。
野田聖子氏、選択的夫婦別姓に前向き「党議拘束あっても心の問題」「産経調査は誘導的」【産経新聞】
--国会で法案を採決する場合は党議拘束を外すべきか
「私は党議拘束がかかったとしても自民のためではなく、国民のために正しい行動をする。ただ、これは党議拘束をかけるような話ではない。内心の問題でもある」
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ゴー宣DOJOに登壇された森暢平先生は、「皇位継承の隣接領域の議論として、選択的夫婦別姓の問題がある」と述べておられます。「選択的夫婦別姓」への各党の取り組みは、「安定的皇位継承」とリンクしていると考えて良さそうです。
♢社会学的皇室ウォッチング!/142 これでいいのか「旧宮家養子案」―第41弾―
自民党の党議拘束については、林官房長官が、13年前に小林先生と対談した際に、次のように語っています。
もし党として反対するなら「では将来の皇位継承をどうするのか」という対案とセットにしなければ無責任です。ただ、これは党の綱領や党是とは離れた各自の信条の問題なので、例えば「消費税率を5%にするか8%にするか」といった問題とは違って、折衷案をまとめにくい。かつて臓器移植法案の賛否で党議拘束を外したことがありますが、そうなる可能性もあるでしょうね。
林芳正氏「双系の方向で検討すべき」【わしズムvol.31 対談「皇統の問題は信条の問題であり、党議拘束すべきではない」】文字起こし
「各自の信条の問題」とは、「内心の問題」ということ。
2021年の自民党総裁選に出馬した際、野田聖子議員は「様々な選択肢を国民に届けていくことが大事だとすれば、その一つの選択として女系天皇は含まれる」「男系男子を続けていくには難しい状況になっていることも事実だ」と述べました。
女系天皇に野田氏「選択肢だ」、岸田・高市氏は「反対」…河野氏「議論を尊重」【読売新聞】
昨年の総裁選、野田聖子議員は出馬を見送られましたが、9人の候補全てが男系派となったことに倣われたのか、残念ながらNHK衆院選アンケートに「女系天皇反対」と答えていました。
2024年NHK衆院選アンケート 岐阜1区
「私は党議拘束がかかったとしても自民のためではなく、国民のために正しい行動をする。ただ、これは党議拘束をかけるような話ではない。内心の問題でもある」
自民党が大敗した今、各自の信条に従って、「党議拘束がかかったとしても自民のためではなく、国民のために正しい行動をする」ことは、格段に行い易くなっていると考えられます。
「愛子さま立太子」実現は、国民の総意。野田聖子議員をはじめ、各自の信条に従って「国民のために正しい行動をする」自民党の議員が多数、生まれることを期待します。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
付記
自民党に動きがあったようです。
選択的夫婦別姓 自民 作業チーム幹部が会合“丁寧に意見聴く”【NHK】
鈴木総務会長 “党議拘束かけるかは議論し見極めて判断”
林官房長官が対談で語っていたことが、再び起きるかもしれません。