https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r02-0101-ph.html
宮内庁HP 新年をお迎えになったご一家のご近影(お写真)より抜粋
先の2020年11月25日
私は、緊急シンポジウム「皇位の安定継承にむけて」に足を運びました。
皇室の行く末を心配する一般の方の方が多くいらっしゃる一方で国会議員の方の姿は頼りないほど少なく思えましたが、収穫があったように感じました。
国会議員の方々は一体どうしてこの問題に冷淡なのか、少しばかりわかったような気がしたからです。
それは皇室典範を改正し双系女性天皇を可能にする道を開いたとき、本当は皇室の意思が男系男子絶対であったときに取り返しがつかないのではないか?
という不安をぬぐえないで皇室の問題を考えているからではないかと思ったのです。
その不安は、シンポジウム中に高森先生が「秋篠宮殿下の高齢での即位の辞退の可能性」のお話の中で語られた「皇室会議の議により高齢であることは重大な事故に相当し、皇位継承順位の変更をする」と同じ方法にて、解決されるのではないかとその時に思いました。
つまり、もし万が一皇室の方々が今後も男系男子での皇位継承を絶対だと考えておられた場合、
たとえ皇室典範を改正し、女性天皇・双系天皇への道を開いたとしても「皇室会議の議により、女性であることは、もしくは女系の子孫であることは重大な事故である」として女性皇族や女系皇族に皇位継承させないように継承順位変更をされるのではないか?と思うのです。
側室無き男系男子にこだわり、門地を理由にして旧宮家系国民男子に皇籍を与える改定を考えることこそ、
その継承順位の変更のあとで十分すぎるのではないかと、その時確信しました。
「皇室典範を改正し双系女性天皇に道を開くこと」
これは実質的に皇室のご意思を確認できる
「皇室典範を皇室にお返しする」方法に他ならないと考えています。
時間は限られています。
なんとなく、皇室の意思が女系不可女性不可であった場合が不安だと思っている方は、
この実質「皇室典範を皇室にお返しする」方法に賛同はできませんか?
皇室の意思は男系男子絶対だと考えている方は実質「皇室典範を皇室にお返し」した後の
「皇室の意思」を信じてみませんか?
一刻も早く皇室典範が改正され皇位が安定的に継承されていく未来を願ってやみません
(メールより)文責 神奈川県 ありんこ
5 件のコメント
基礎医学研究者
2021年3月28日
興味深く読ませていただきました。先にタルト様も書かれていましたが、ありんこ様言われるように、選択肢をできるだけ広げることが、実は
皇室の御意思に沿う可能性がある、というのは新鮮な視点かと私も思いました(皇室典範を皇室に返すというのは、本来の形に戻るということを
意味しますので、理論上は整合性が取れているとも思います)。正直、国会議員には、この「皇統問題」については少し”覚悟”して処してほしいと願っておりますが、そうなるためにも、彼らを後押しできる熱量を与えねばならないと、一方で思うところであります。
まー
2021年3月27日
皇室のことについて、最も見識深く、最も真剣に考えていらっしゃるのは天皇陛下です。
男系絶対主義者は「我こそが皇室のことを理解している者なり」という愚にもつかない暴論を並べ立てていますが、立憲君主制の制度以上に陛下のご発言を封じ、裁量を極小化している現行の制度を支持している国民も同類なのかもしれません。
皇室の家法である皇室典範は、何も知らない大衆から皇室にお返しするべきですね。
何も知らない、知ろうともしない国会議員には関わらせるべきではありません。
ナクラ
2021年3月27日
皇室の自律の話は難しいですね。国防もそうですが、シビリアンコントロールの運用の良否は評価が明確ではありません。
内閣(政府)が愚かに見えると、クーデターにと短絡しそうです。
常に問題意識を持って検討を続けていくことが重要だと思います。
タルト
2021年3月27日
選択肢をできるだけ広げることが皇室の御意思に沿うことになると意見に、新鮮な目を開かされました。そもそも皇室典範は戦前のように、皇室の家法に戻せればよいのにと思っていました。皇位継承の順位を決めることについて、国会決議が皇室の意志に優先する現行の法制度は問題があると思います。国民が皇室の選択の自由を生かせる形に典範を改正すればよいのですね。現行の皇室典範では、女性天皇、女系天皇が排除されていますが、皇室が選べる形にすれば、実質的に典範を皇室にお返しすることになるという、新しい視点を提起していただき、有難うございました。
ダダ
2021年3月27日
ありんこ様
投稿ありがとうございました。
皇室典範は皇室の家法のようなものですから、これによって皇室が苦しむことがあってはいけませんよね。
皇室会議は内閣総理大臣が議長となり、議員10人で組織されますが、会議の招集には議員4人以上の要求が必要です。
10人の議員には皇族2人が含まれていますが、皇室バッシングが絶えないこの国では、声を上げづらいはず・・・。
だからこそ、私たちの声を届けていきたいですね。