愛子さまの「覚悟」の表現

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私が「皇室」の存在を、心にとどめるようになったのは、小学校高学年の頃。祖母の家には女性週刊誌が置いてあり、私も遊びに行ったとき、よく読んでいた。内容は今と変わらず、皇室のことが常に取り沙汰されていた記憶がある。

ある日私は、当時の皇太子妃殿下だった美智子さまと、内親王だった清子さまのご近影を眺めていた。子どもの目にも明らかなほど、お召し物や佇まいには品格が漂っている。

「すごいお金持ちで、いいな」と、私は近くにいた母に言った。すると母は、「何言ってるの、この人たちはかわいそうなの、自由がないのよ」と、娘の夢想を一蹴した。

私にとって、かなり衝撃的なできごとだったと言える。

なに不自由のない生活をして、にこやかに笑っているのに、かわいそう?
罪をおかして拘束されているわけでもないのに、自由がない?

幼心に芽生えたいくつもの「?」。私が皇室に興味を持つきっかけとなった。

皇室には、私たち国民が享受しているような、あらゆる自由がない。母の言ったとおりだ。しかし、皇室の方々の表情や雰囲気からは、その境遇を甘受しておられるようには見えなかった。あとから振り返ると、私の目には、揺るぎない「覚悟」すら感じられたのだ。

「自由」の価値や、真の意味について考えたことがある人は、どのくらいいるだろう。「自由がない」からといって「かわいそう」と、必ずしも一括りにできないのではないか。皇室の方々にはそれぞれのお立場を「やっていただいている」のだ。その「覚悟」に、「おいたわしい」よりも「ありがたい」となる気持ちのほうが、私には大きい。

「覚悟」について、もう一つ述べたい。愛子さまが中学1年生でお書きになられた、「私は看護師の愛子」から始まる小説。そこにある文章を抜粋してみると……。

愛子の名は海中に知れ渡り、私は海の生き物たちの生きる活力となっていったのである。そう。愛子の診療所は、正に海の上の診療所となったのだ。

海とは「日本」であり、海の生き物たちとは「国民」であり、海の上の診療所とは「皇位継承」だ、と読むこともできる。というより、私にはそうとしか読めない。

「愛子は天皇になり、国民の活力になる」――愛子さまご自身の「覚悟」の表現ではないだろうか。これは、もはや私の夢想にとどまらないと信じている。

文責 奈良県 だふね

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8 件のコメント

    チコリ

    2021年4月2日

    愛子さまの書かれた小説、知りませんでした。
    涙が出ました。
    ただ、一国民として、あまりに申し訳ない。

    基礎医学研究者

    2021年4月1日

    ”愛子様≒覚悟している人”、この表現に心動かされました。私見では、最後にだふね様が言及されたことは、決して夢想ではないと思われました(初めてこの文章を読ませていただきましたが、自分も同様に解釈できました)。言い方を替えますと、皇室の方々は安定な皇位継承を望まれていることを自信をもって忖度できる、というものです。そして、その「覚悟」に応えるためにも、我々国民が少しだけ「覚悟」した熱量を伝えていかなければいけない、とさらに思う次第です。

    ろく

    2021年4月1日

    愛子さまの小説もさることながら、皆さまのコメントを読みながらも涙が出ました。愛子さまが皇太子になられますよう、改めて一国民として、微力ながら人々に働きかけていきたいと思いました。

    ねこまる

    2021年4月1日

    愛子さまの小説。読むたびに涙がにじみます。
    人々が「生きるための活力」になりたい。
    私にも、そう読めます。
    そしてそれは国民の願いでもあります。
    この相思相愛の願いが叶うように声をあげましょう!
    「愛子さまを皇太子に」

    okome

    2021年4月1日

    なるほど、愛子さまの作られた
    そのファンタジーのお話は
    そのように読めますね!

    中学生にして器量と包容力がすごいかただと
    改めて驚きます。

    私は子供の頃、他の皇族はともかく、
    天皇陛下と次代天皇となる皇太子さまは
    衣食住不自由なくとも
    大変な重責の人生だなぁ。

    その重責さゆえ
    誰も代わりはいないし
    代われないし、代わりたくないから、
    それを背負える器のかたが
    お生まれになるんだろうなと思っていて
    今もその思いは変わりません。

    愛子さまをみていると、まさにそれを背負えるふさわしい器のかたで、そのようにお生まれになったとしか思えないです。

    タルト

    2021年4月1日

    だふね様の言われる通りです。 天皇、皇室には私たちの享受しているようなあらゆる自由が無いのに、それを上皇陛下は「幸せなこと」とビデオメッセージで語ってくださいました。天皇陛下、皇室の方々がそれぞれのお立場を「やっていただいている」ことに、感謝しかありません。愛子さまの中学生の時の作文の「覚悟」は、胸に迫ります。このような自覚をお持ちの「愛子様に天皇になっていただきたい」と強く思いました。

    れいにゃん

    2021年4月1日

    この一文を思い出すと涙が出ます。私もお覚悟の発露にみえます。きっと、皇太子に御成りの際にはマスコミにもっと取り上げられることでしょう。その道が見えている今こそ、そうして欲しいですが、だふねさんが先鞭をつけましたね!
    「愛子天皇は国民の活力になる」

    ダダ

    2021年4月1日

    私も子どもの頃は皇室を「裕福」で「自由」だと思っていて、天皇ってどうやったらなれるの?と親に聞いたことがあります。(当然、一笑に付されましたが)

    愛子さまの覚悟。
    中学1年で宿命を受け入れられる強さ。
    何としても支えたいです。

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