1月25日開催「伝統ではない!男尊女卑だ!」第120回ゴー宣DOJOin東京において、菅野志桜里先生が「え?この政党、こんな良いこと言っているんだ」と述べられるなかで、今回は公明党についてピックアップしてみます。
菅野志桜里先生 26:00~
公明党、北側さん「でも何よりも、皇室の当事者の意思を尊重して下さい」それを言っているんですよ。「これは大事ですよね?」と。それを後から見た政党の人が、「その通り、その通り、当事者の、皇室の皆さま方の意見を、私たちは知り得ないので、それを大事にして下さい」ということはね、皆、右へならえで、他の政党も言っているんですよ。これは凄く良いことなんですね。
菅野先生が読んでいらっしゃる箇所は令和6年5月17日 天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に基づく 政府における検討結果の報告を受けた立法府の対応に関する全体会議 議事録の5頁目に記載がありました。
○ 衆 議 院 議 員 ( 北 側 一 雄 君 ) 公 明 党 の 意 見 を 申 し 述 べ ま す 。 ま ず 、 基 本 的 な 考 え 方 で ご ざ い ま す 。 安 定 的 な 皇 位 継 承 が 確 保 さ れ る こ と は 、 国 家 の 基 本 に 関 わ る こ と で す 。 皇 位 継 承 の 流 れ を 不 安 定 化 さ せ る こ と は あ っ て は な り ま せ ん 。 悠 仁 親 王 殿 下 の 次 代 以 降 の 皇 位 継 承 に つ い て は 、 悠 仁 親 王 殿 下 の 御 年 齢 や 御 結 婚 を め ぐ る 状 況 を 踏 ま え 、 引 き 続 き 議 論 を 深 め て い く べ き と 考 え ま す 。
た だ 、 一 方 、 将 来 、 安 定 的 な 皇 位 継 承 の 在 り 方 を 検 討 す る に 当 た っ て は 、 一 定 の 皇 族 数 が お ら れ る こ と が 不 可 欠 で す 。 ま ず は 、 皇 族 数 の 確 保 を 図 る こ と が 急 が れ る 課 題 で 、 喫 緊 に 解 決 す べ き 課 題 と 将 来 の 議 論 に 委 ね る の が ふ さ わ し い 課 題 と を 立 て 分 け て 議 論 を 進 め る べ き で あ り ま す 。
制 度 の 検 討 に 当 た り ま し て は 、 三 つ の 観 点 が 重 要 と 考 え ま す 。
第 一 に 、 国 民 の 理 解 を 得 ら れ る も の で な け れ ばな り ま せ ん 。 天 皇 の 地 位 は 日 本 国 民 の 総 意 に 基 づ く も の で 、 国 民 の 代 表 機 関 で あ る 国 会 に お い て 国 民 の 総 意 を 見 つ け 出 す と い う 基 本 姿 勢 の 下 で 、 政 党 間 の 幅 広 い 合 意 の 取 り ま と め に 臨 む こ と が 重 要 で す 。
第 二 に 、 歴 史 と 伝 統 の 尊 重 で す 。 我 が 国 の 皇 位 継 承 の 歴 史 と 伝 統 は 重 く 、 尊 重 さ れ な け れ ば な り ま せ ん 。
第 三 に 、 当 事 者 で あ る 皇 族 の 方 々 の 思 い を 踏 ま え な け れ ば な り ま せ ん 。 こ れ は 、 皇 族 の 方 々 の 意 思 を 確 認 す る と い う 意 味 で は ご ざ い ま せ ん 。 皇 族 の 方 々 の 思 い を お も ん ば か る と い う 意 味 で 書 か せ て い た だ い て お り ま す 。
以 下 、 政 府 の 有 識 者 会 議 の 報 告 書 に あ る 二 つ の 皇 族 数 確 保 の 具 体 的 方 策 に つ い て 意 見 を 述 べ ま す 。 ま ず 第 一 に 、 内 親 王 、 女 王 が 婚 姻 後 も 皇 族 の 身 分 を 保 持 す る こ と と す る 方 策 で す 。 明 治 時 代 の 旧 皇 室 典 範 が 定 め ら れ る ま で は 、 女 性 皇 族 は 皇 族 で な い 者 と 婚 姻 し て も 皇 族 の 身 分 は 保 持 さ れ て い ま し た 。 女 性 皇 族 が 婚 姻 後 も 皇 族 の 身 分 を 保 持 さ れ る こ と と す る こ と は 、 国 民 の 理 解 も 得 ら れ 、 皇 室 の 歴 史 と も 整 合 的 と 考 え ら れ 、 制 度 化 を 検 討 す べ き で す 。
ま た 、 婚 姻 後 の 女 性 皇 族 の 配 偶 者 、 子 は 、 皇 族 の 身 分 を 持 た な い と す る の が 適 切 か と 考 え ら れ ま す 。 配 偶 者 と な る 方 の 職 業 選 択 の 自 由 等 、 一 般 国 民 と し て 保 障 さ れ て き た 自 由 は 保 持 さ れ る と す る こ と が 、 女 性 皇 族 の 方 々 の 婚 姻 の 支 障 と な ら な い の で は な い か と 思 わ れ ま す 。
一 方 、 現 在 の 内 親 王 殿 下 、 女 王 殿 下 に つ い て は 、こ れ ま で 現 行 制 度 の 下 で 人 生 を 歩 ん で こ ら れ た こ と に 鑑 み 、 経 過 措 置 と し て 、 皇 族 の 身 分 を 保 持 す る か 否 か に つ い て 、 一 定 の 配 慮 を す べ き で は な い か と 思 わ れ ま す 。(後略)
北側氏は、2024年の総選挙に立候補せず、引退を表明されたようですが、三つの観点のうち二つは、非常に的を射たものになっていると思います。
当 事 者 で あ る 皇 族 の 方 々 の 思 い を 踏 ま え な け れ ば な り ま せ ん 。 こ れ は 、 皇 族 の 方 々 の 意 思 を 確 認 す る と い う 意 味 で は ご ざ い ま せ ん 。 皇 族 の 方 々 の 思 い を お も ん ば か る と い う 意 味 で 書 か せ て い た だ い て お り ま す 。
皇 族 の 方 々 の 思 い を お も ん ば か るならば、そもそもこの全体会議が何故、行われているのかを振り返れば、自ずと答えは明らかです。
象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(平成28年8月8日)
始めにも述べましたように,憲法の下,天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で,このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ,これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました。
国民の理解を得られることを,切に願っています。
この御言葉を鑑みて、付帯決議は以下のようになされました。
天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議
一政府は、安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について、皇族方の御年齢から しても先延ばしすることはできない重要な課題であることに鑑み、本法施行後速やかに、皇族方の御事情 等を踏まえ、全体として整合性が取れるよう検討を行い、その結果を、速やかに国会に報告すること。
二一の報告を受けた場合においては、国会は、安定的な皇位継承を確保するための方策について、「立法 府の総意」が取りまとめられるよう検討を行うものとすること。
三政府は、本法施行に伴い元号を改める場合においては、改元に伴って国民生活に支障が生ずることがな いようにするとともに、本法施行に関連するその他の各般の措置の実施に当たっては、広く国民の理解が 得られるものとなるよう、万全の配慮を行うこと。 右決議する
おことばを受けて、「安定的な皇位継承を確保するための諸課題、女性宮家の創設等について、皇族方の御年齢から しても先延ばしすることはできない重要な課題であることに鑑み」て、全体会議は行われているのです。
「皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう」と願っておられる御言葉から、国民の九割が望んでいる女性天皇が皇族の方々の思いであることは、おもんばかれると思います。
三つの観点のうち、二つ目は注意する必要があります。
歴 史 と 伝 統 の 尊 重 で す 。 我 が 国 の 皇 位 継 承 の 歴 史 と 伝 統 は 重 く 、 尊 重 さ れ な け れ ば な り ま せ ん 。
「歴史と伝統」に関連したおことばをみてみましょう。
天皇陛下お誕生日に際し(令和7年)
皇室の在り方や活動の基本は、繰り返しになりますが、国民の幸せを常に願い、国民と苦楽を共にすることだと思います。また、時代の移り変わりや社会の変化に応じて、状況に対応した務めを果たしていくことが大切であると思います。
皇室を構成する一人一人が、このような役割と真摯に向き合い、国民の幸せを願いながら一つ一つの務めを果たし、国民と心の交流を重ねていく中で、国民と皇室との信頼関係が築かれていくものと考えております。
「歴史と伝統」は、すでになされているものに固執するのではなく、「時代の移り変わりや社会の変化に応じて、状況に対応した務めを果たしていくこと」によって築かれてゆくものであることを、お伝えくださっていると思います。
国 民 の 理 解 を 得 ら れ る も の で な け れ ばな り ま せ ん 。 天 皇 の 地 位 は 日 本 国 民 の 総 意 に 基 づ く も の で 、 国 民 の 代 表 機 関 で あ る 国 会 に お い て 国 民 の 総 意 を 見 つ け 出 す と い う 基 本 姿 勢 の 下 で 、 政 党 間 の 幅 広 い 合 意 の 取 り ま と め に 臨 む こ と が 重 要 で す 。
「愛子さま立太子」が国民の総意。
国 民 の 代 表 機 関 で あ る 国 会 に お い て 国 民 の 総 意 を 見 つ け 出 す と い う 基 本 姿 勢 の 下 で 、 政 党 間 の 幅 広 い 合 意 の 取 り ま と め に 臨 む こ と が 重 要ならば、早急に
「愛子さま立太子」を実現できる皇室典範改正に取り組んでください。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ