天皇ご一家について報じた女性セブンプラスの記事を読みました。
《天皇誕生日の一般参賀はブルーで統一》天皇ご一家の絶妙なリンクコーデの秘密 “監修”は愛子さま、陛下が口を挟まれることはない【女性セブンプラス】
愛子さまの日本赤十字社でのお仕事や天皇ご一家のファッションについて、心ときめくエピソードがまとめられています。
天皇ご一家のリンクコーデについて、このところ話題になる度に、卓越したファッションセンスと共に、今年1月10日に行われた講書始の儀において大阪大学名誉教授・武田佐知子氏が行ったご進講「古代の衣服と社会・国家・国際関係」の一節が想起されます。
奈良時代には、中国の衣服制に倣って天皇や皇太子の礼服が作られましたが、東大寺の大仏開眼会(だいぶつかいげんえ)に臨席した聖武太上天皇・光明皇太后・そして娘の孝謙天皇の礼服は、性別を超えて、三方とも同じ白の礼服でした。そして天皇の冠である冕冠(べんかん)は、ひとり孝謙女帝の頭上にありました。古代に六人・八代の女性の天皇が現れたのは、この男女同形の礼服の存在が大きいと私は思っております。
奈良時代の天皇ご一家が同じ白の礼服で大仏開眼会に臨席されたこと、八代の女性天皇が現れたのは男女同形の礼服の存在が大きいことも踏まえて、令和の天皇ご一家リンクコーデはなされているように感じられます。
愛子さまが監修されているというリンクコーデを纏われた御姿を歓呼の声をもって拝しているのは、皇祖神・天照大神や歴代の女性天皇の姿を重ね合わせているともいえるでしょう。これほど麗しい相思相愛の関係がまたとあるでしょうか。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ