こんにちは、サトルです。
お待たせ?しました(笑)
修行の始まりです。
まず題名は「皇室の掟 なぜ女性は皇族になれるのか」です。
よく覚えておきましょうね。
「本書では、そもそも「女性が皇族になれるようになったのは、明治の皇室典範から」が本当なのかを検証します」(はじめに…より)
…と書いてありますし。
皇族「扱い」…ではないよね?暗い山さん、念のため。
帯文からいきましょうか。
「マスコミが隠す皇室とジェンダーの謎」
「女系論者よ、貴様たちに日本を壊させない!」
「日本の歴史そのものを改変する許しがたい事態!」
「我が国の歴史に一度も先例のない「女系皇族容認」をしたら、乗っ取りが起こる」
「女系天皇容認論者に問う!神話時代から続く「先例-掟-」を無視する責任はとれるのか!?」
なんか既にズレて来ましたね(笑)…。
いつも以上にイキッてはいますが、「アジってる」だけですね。
ここだけでも突っ込みが出来ますが、先を急ぎましょう。
次は「はじめに」
これが実に酷い。これだけで、「その10」くらいイケル。
ただ、「言論ゼロスタイル」を基本濃密にした内容。
「女系天皇容認論の皆さんは、その中のまともな人でも「女性が皇族になれるようになったのは明治の皇室典範からであって、それまでは律令を見ても女性が皇族になれなかったのは明らかだ」と信じていて、…」
ん?「信じていて」?
「…だから、先例なんか無くても、やってもいいのだ。一般人の男性だって皇族になって良いだろう」と、論を飛躍させます。」
だから…が、文章として続かないし、論を飛躍させてるのはどちらでしょう?
いや、「事実と違う」んだから、でっち上げの類いかな。
そもそも、この話(女系)は「皇位の安定的継承」が議論になった時に派生した問題。
先例なんか無くても…ではなく「(1部)先例を踏まえた上で」の議論のハズ。
延々10ページに渡りこの調子。
列挙してみましょう。
・成文法で禁止される以前に、皇室の歴史で一貫して禁止されてきた掟がある
・皇室は男性排除の世界
・男女平等に反すると言われても、掟だから仕方がない
・不思議なことに(女系論者に)「男が皇后になれないのは差別だ」と言うのを聞いたことがない
・男女平等を持ち込むなら「男性の皇后がいないこと」を、男性差別と問題にしなければならないはず
・皇婿の制度は日本にはない
・天皇や皇后になるのは権利ではない
・平等とは権利に対して言うもの。権利ではないから、平等も何もない
・初代神武天皇の伝説から1度の例外なく
・皇位は多くの例外がありながらも、天皇の息子が継いできた
・世襲は、絶対に子供が生まれる技術が無い以上不安定
・パンピーの男を皇族に、そしてその子を天皇にしようとするのは陰謀
・女帝に「男の側室」がいても、皇位継承とは関係ない
ここまでは、「論破祭り」の繰り返しなので割愛。
ただ目新しいことが、ここから
「女系について」です。
(その2)につづく
4 件のコメント
サトル
2025年4月5日
>L.Kさん
コメントありがとうございます。
そうですね…普段(?)で大体(その4)位投稿してますが、笹さんも言われるとうり、全部に…となると(その10)位にはなるのが、暗い山。
今回は…と考えると…いやいや、それは無理…という感じです(笑)
骨子は「決定版 皇室論」と変化はなく、蘊蓄がマシマシ。ただ…なんだろう…すり替え、論点ずらし、強弁、罵詈雑言、印象操作…の満漢全席なので、胃もたれしそうです。
(特に、はじめに…からの50ページ)
L.K
2025年4月4日
サトルさん、お疲れ様です。
いつもの2ページだけでもお腹いっぱいなのに、その100倍の分量があるわけですよね😱
ただただ頭が下がる思いです🙇
サトル
2025年4月3日
>京都のSさん
コメントありがとうございます。
暗い山さんは、どうも「光る君へ」はご視聴なさっていたようで(笑)、まだ先になりますが、「光る君へ」を引用?したりしております。
なかなか「はじめに」で、どっと疲れてしまい(笑)、「決定版 皇室論」でワタシに(笹さんにも?)起こった生理的反応…「本を開けない…イヤで…」が起こっております。いやマジに。
先日の「べらぼう」での平賀源内のセリフ…「本は…」を聞かせてやりたい…と思うしだいです。
※追伸
ライジングの質問に「そう!そこ!」と、思っております。また、「べらぼう」は、役者の演技(演出)も素晴らしく、何より、「攻めてる脚本」が凄い。これは大傑作であり、メッセージ性が極めて高い素晴らしい脚本…と毎週感服しています。素晴らしいメッセージがちりばめられていて、しっかり地面に立つ気概(戦う姿勢)も感じております。
京都のS(サタンのSでも飼い慣らすし)
2025年4月3日
苦行、お疲れ様です。
暗山満「女系天皇容認論の皆さんは、その中のまともな人でも『女性が皇族になれるようになったのは明治の皇室典範からであって、それまでは律令を見ても女性が皇族になれなかったのは明らかだ』と信じていて…」
尊皇派「ダウト!『光る君へ』は見てたかな?入内した女御や皇后との間に天皇の御子が出来た場合、彼女らは藤原なり源なりの生家に里下がりして産んだわけよ…つまり皇后も中宮も女御も姓があり皇族じゃないんだわ…これが『養老令』の活きてた江戸末期まで続くんだよ…それがさぁ明治期に設計された『皇室典範』からは婚姻を介してなら女子も皇族に成れるようになったんだよ!…新儀だよ新儀!凄くない?www」
暗山満「『…だから、先例なんか無くても、やってもいいのだ…一般人の男性だって皇族になって良いだろう』と、論を飛躍させます」
尊皇派「オイオイ話聞いてたか?オッサン!…婚姻を介して臣民の女子を皇族にしたのは『明治典範』からの新儀であり、その『明治典範』で出た今一つの新義である男系男子限定を先例にしたがってるだけなんだよ?お前は!…その男系固執新儀の前に有ったのは『養老令』の『継嗣令』、つまり『女帝の子また同じ』という正統な先例だよ!結局オッサンが保守したがってるのは明治の男尊女卑体制ってことだw」