森暢平先生のこれでいいのか「旧宮家養子案」第45弾です
今週は、ノルウェー王室の経験から、日本における女性皇族の夫と子を皇族としない案を考えてみました。https://t.co/50GP5MaX54
— 森暢平 (@mori_yohey) April 1, 2025
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サンデー毎日:事業と宗教活動に勤しむ北欧王女夫妻の問題点 成城大教授・森暢平
皇位継承について3年半前の有識者会議は、女性皇族の夫と子を皇族としない案を提案した。これについて内閣官房の担当者は2月17日、衆参両院各会派の全体会議で、英国のアン王女の夫と子は王族でないが問題は起きていないと説明した。この説明がいかに欺瞞的であるかを、今回はノルウェー王女の例を挙げて説明したい。
と始まる今回、「女性皇族の夫と子供が国民」は、やめた方が良いと改めて感じます。
今話し合っている案は危険です。
森先生は、ノルウェーの王女について書かれています。
国王ハラルド5世(88)の長女がマッタ・ルイーセ王女(53)である。昨年8月31日、「前世は古代エジプトのファラオ(王)」と称する米国人シャーマン(呪術師、霊媒師)のデュレク・べレット(50)と再婚して物議を醸した。彼女はどのような人物なのか。
すでにこの文面だけでも怪しくなってきています…
ノルウェーは男系男子しか皇位継承順位がなかったが、憲法改正されたため、長女のマッタ・ルイーセ王女も(過渡期措置として王太子にはならなかったが)王位継承権順位がつくこととなりました。
マッタ・ルイーセ王女はオックスフォード大学で学んだ後、自身で会社を作ります。会社名に「プリンセス」をつけ批判を浴び(もうすでに怪しいですね)
ご自身はというと、
マッタ・ルイーセは、自身は霊的予知能力を持ち、小さい頃から天使と会話していたと主張する。07年には通称「エンジェル・スクール」と呼ばれる代替治療技術を伝授するセンターを設立。手かざしなどの方法で病気を治す者の育成が目的だったが、天使や死者との「交信」方法まで教えていた。現在は、近代医学を否定するような宗教的な活動のほか、アパレルや美容関係の事業に取り組む。
天使や死者との交信
近代医学を否定する宗教的な活動
霊的予知能力
ん~です。
そして結婚され三女を設けるが離婚。再婚相手がデュレク・べレット。
この方は
彼もまた代替治療の世界の著名人だ。同時多発テロを予見していた、人の生物学的年齢を変えることができる、5G技術は地球を奴隷にしたい人びとによる陰謀……など常人では理解しがたい主張をする。霊気を発して環境を整えるメダルを222㌦(約3万2000円)で販売し、利益を得ている。陰謀論者、詐欺師などと批判されるいわく付きの人物だ。
国民のままならこういう方いるでしょうね。日本にもいますが…
プリンセスの肩書を使い講演活動をする。結婚を記念したジン酒にプリンセスのラベルを貼るなど、明に暗に王室を利用する二人の姿勢に、国民、ジャーナリストから批判が出てきます。
そして、ベレットは「王族」となるのか。こちらに森先生は、
答えはノーであり、イエスでもある。欧州では「狭義」の王室メンバー(王族)と、「広義」の国王の家族は区別される。ベレットは狭義の王族には含まれない。しかし、一部のイベントには「国王の家族」として出席する。ちなみに元夫アリ・ベーンとの間に生まれた3人の娘も同じ扱いで、称号を持たない一般国民であるが、広義には国王の家族であり、王位継承権まで持つ。その意味では、日本の有識者会議が提案する、女性皇族の夫と子を皇族としない案に似ている。
ノルウェーの作家・歴史家、トロント・ノレン・イサクセンは、同国の大手紙『アフテンポステン』(昨年9月3日)への寄稿で、称号を持つ者だけが王室の正式な地位を持つべきで、スキンクリームを売る家族が「王族」の地位に就くべきでないと批判する。王女夫妻は「半王族」(准王族)となっており、王室から追放されるべきだというのだ。実はマッタ・ルイーセは依然として「ハイネス」(殿下)の称号を持ち、王室ホームページには「その他のプリンセス」として紹介される。こうした曖昧さが批判の対象となっている。
と書かれています。あいまいさが批判の対象。このまま皇室典範で女性皇族の配偶者が国民だと決めてしまうと、このようなよろしくない状況が「制度のせいで」必ず起きてしまうと予測できます。
やはり君臣の別はとても大事ですね。
そしてこの状況に、ノルウェー王室の支持率は急落しています。
国会議員は日本も同じ状況にしたいのでしょうか。女性天皇賛成が90%と答えが出ています。
森先生は結びに
日本でも、妻が皇族で、夫と子は皇族でないという家族が生まれ、一家が「半皇族」的立場を利用して、宗教やビジネスに乗り出したらどうなるのか。アン王女という都合のよい例だけを取り出しての説明は「チェリー・ピッキング」である。つまり、一つだけ熟れたチェリー(サクランボ)だけを取り出し、全体を論じる手法だ。内閣官房は、誰が言い出したのかも分からない、自案に都合のよい例だけを国会議員に提示し、それと矛盾する証拠を隠して、議論を進めている。
議事録を見ても、国会議員、官僚の隠蔽体質はよーくわかります。
私たちの皇室を護るため、皆さま声をあげましょう。
森先生の次回作を楽しみにしています。
文責 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい
3 件のコメント
くりんぐ
2025年4月7日
マッタ・ルイーセ王女、デュレク・ベレット氏との再婚以前から、元々自身がプリンセスであることをビジネスに利用して批判を浴びる問題行動を繰り返されていたんですね。
ベレット氏は国王の娘の夫なので、確かに法の上では国王の家族ではあります。
しかし狭義の王族ではないのなら、公的な場への出席は認めるべきではないでしょう。
夫婦揃っていかがわしいビジネスをしているのなら尚更です。
だふね
2025年4月6日
ノルウェーといえば、ホーコン王太子(マッタ・ルイーセ王女の弟)一家のことも興味深いです。
メッテ・マリット王太子妃との間にはイングリッド・アレクサンドラ王女(王位継承権2位)がいますが、妃は王族になる前に、別の男性との間に男の子、マリウスを産んでいます。連れ後のマリウスに、王位継承権はありません。
一つの家族にいるのに、自分だけ王族の称号は持たない。完全無欠の国民でもない。中途半端な立場ですが、これについてはマリウス本人にまったく責任がないことです。しかし、同母の妹は未来の女王。きょうだいなのに、小さい頃からくっきり明暗の分かれた道を歩み続けたことが、心にどのような影を落とてしまったのか。
マリウスは去年、性的暴行容疑で逮捕されたらしい。これについては殆ど本人の責任でしょうが、何の因果かと思います。
https://www.cnn.co.jp/world/35226489.html
突撃一番
2025年4月6日
「プリンセス・マッタ・ルイーセなんとかコミュニケーション」って、社名がすごいね。
自分のビジネスを優先する為に公務は減らすし、所得税も払うけど、王室ブランドは利用したい!
ってか。
まるで王室を「副業」にしてるみたいだ。
愛子様のお婿さんが同じ状態にならないと、自民党政権は断言出来るか??