文字起こし 読売提言は世論喚起に大きな貢献 立憲野田代表 記者会見 2025年5月16日

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読売新聞の提言がなされた翌日の本日16日に、立憲民主党の野田代表が記者会見で産経新聞の質問に答えました。文字起こしでお伝えします。

33:02~
産経新聞:皇族数確保の議論についてお伺いいたします。昨日ですね、読売新聞が一面で、提言を掲載いたしました。その内容といたしましては、女性宮家を創設し、女性皇族の配偶者や子の身分についても、皇族の身分を与えるべきとしており、また女系天皇の可能性も排除するべきではないといったような内容となっております。この提言の内容に対するお考えお伺いできればと思います。

野田代表:なかなか政争の具にしにくい、してはいけないというテーマなんで、特に我々から、常にメッセージを出してきたわけではない中で、ある種、インパクトのある提言を出していただいて、世論喚起をしていただく、世の中の関心を持っていただくという意味では、大きな貢献をしていただいたのではないかなと思います。

中身についてはですね、例えば我々が論点としてあげている女性皇族がご結婚された場合にも、その際の配偶者やお子さんについても皇族として認めるべきではないかという論点。その論点について、一定のお考えをお示しになっていただいているということは、これはありがたいなという風に思います。

ただ女系か男系かということは、今回の有識者会議の報告書では、皇位の安定的な継承 については、これは時期尚早と言って、先送りしてるんです。

先送りは私、本当はいけないと思いますけれども、皇族方の減少に歯止めをかけるための、今、議論が行われてるんで、男系か女系かどうとかっていうところまでの議論は、我々、今していません。していないという中で、大変、踏み込んだご発言だなとは思います。

インパクトのある提言を出していただいて、世論喚起をしていただく、
世の中の関心を持っていただくという意味では、大きな貢献

この言葉は本当に的を射ていて、読売新聞に改めて感謝したいと思います。

女性皇族がご結婚された場合にも、その際の配偶者やお子さんについても
皇族として認めるべき
読売提言「夫・子も皇族に 与野党は合意形成に努めよ」 

四つの中で、もっとも端的に、全体会議で唯一、女性・女系天皇への道を拓く突破口を示した提言の第一面への掲載は感動的でした。

男系か女系かどうとかっていうところまでの議論は、我々、今していません

ここは非常に残念なところで、男系か女系かどころか、第四回全体会議において、養子案に「賛 成 、 反 対 、 こ れ に つ い て 何 一 つ 申 し 上 げ た 立 場 で は な い」と馬淵議員は答えていました。

令和7年4月17日 天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に基づく政府における検討結果の報告を受けた立法府の対応に関する全体会議(8頁目)

読売新聞は腹をくくり、古今未曾有の後戻りできない提言を行ったのです。

早急に立憲民主党も、安定的皇位継承のための議論を開始してください。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

追記 産経新聞が会見内容を記事にしました。

立民・野田佳彦代表「これはありがたい」 持論の「女系天皇」提言の読売記事を高評価

2 件のコメント

    ありんこ

    2025年5月16日

    産経新聞的には立憲を「とにかく女系を認める敵」認定させて立憲を直接・読売を間接的に含めて叩けるようなお仲間の雰囲気になれば良いからその言質が欲しいといった所でしょうか?皇室会議案で窮地に追い込まれているけれどもちゃぶ台返しの前提として使える!と産経新聞周りは思っているんですかね?
    立民的にはちゃんと男系男子派や与党の顔を立ててますよ、だから我々の提案を飲んでくださいねポーズが出来るって感じですかね?
    皇室会議案すら蹴りかけている自民には結構なクギになりそうな気もしますが、どうなんでしょ。

    もどかしい!!!のが本音です。
    しかし凄い威力ですね。これまで新聞の力を実感した事はなかった気がします!新聞という存在の威力についてエール送ろうかな?

    三味線

    2025年5月16日

    文字起こしありがとうございました。
    ったく、ハラたっつ〜〜〜〜。(`_´メ)
    「男系か女系かどうとかっていうところまでの議論は、我々、今していません」
    「賛成、反対、これについて何一つ申し上げた立場ではない」
    幹を放置して枝葉ばかりを議論しても、仕事をしているうちには入りません。皇族の数を増やしても、安定的皇位継承(双系継承)の議論でなければ、ほとんど何の意味もありません。「政争の具にしてはならない」と言いながら「政争の愚」をやらかしまくっている気がしますが、こんなものは単なる群れ迎合や怠惰の言い訳でしょう。
    結局のところ、野田・馬淵両氏は、双系継承・愛子皇太子の実現に関しては(現状)何もしないと宣言した、ということなのでしょう。
    群れに飲み込まれないほどの個も無いのでしょう。まぁいいや、もっと巨大な常識の海に飲み込まれてしまえ(笑)

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