GWに旅行で埼玉県の田舎町を訪れました。その際に、江戸時代後期から明治時代にかけて作られたと思しき蔵を何度も見かけました。また、古民家を改装したカフェも数件ありその中の1軒でコーヒーを飲みました。私は、そのような蔵や古民家が立ち並ぶ里山の光景を見て思わず郷愁に浸らずにはいられませんでした。
ところで、世の中には明治時代に制度化された男系継承を伝統と主張したり不倫を糾弾するために江戸時代の刑罰を持ち出すおかしな人たちがいます。そのような人たちは、私のように蔵や古民家が点在し江戸時代から明治時代の面影が残る里山の光景を見て郷愁に浸るでしょうか。そんなことはないでしょう。彼らは、江戸時代や明治時代の文化には一切興味を持たず権力側の都合で作られたルールを自分たちの価値観である「男尊女卑」を守るために利用しているにすぎません。
また、蔵や古民家といえども何の手入れもなしでは住んだりお店にもできません。内観や外観を整えたり耐震補強も必要です。無論昔の文化や価値観が素晴らしいといっても時代に合わせてアップデートしていかなければなりません。
しかるに、
権力者の都合で作られた時代に合わないルールを振りかざす人たちより古民家や蔵を改修して使ったり里山の風景を守ろうとする庶民たちの方が、よっぽど伝統、文化や郷愁を理解していると思います。
文責 静岡県 パワーホール
1 件のコメント
京都のS
2025年5月21日
古民家リノベカフェは大好物なので羨ましいです。ぜひ店内や外観、注文した飲料や軽食の写真も掲載してただきたいです。
武州の奥地は「べらぼう」で平賀源内と平秩東作が山師(鉱山開発者)活動していた地ですね。そういう感慨にも浸れそうです。