女性皇族をめぐる「今」と「これから」、皇室維持に関する制度改革の議論が一向に前へ進まないのはなぜか【日本ビジネスプレス】

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安定的皇位継承について、つげのり子氏の論考を日本ビジネスプレスが伝えました。

女性皇族をめぐる「今」と「これから」、皇室維持に関する制度改革の議論が一向に前へ進まないのはなぜか【日本ビジネスプレス】

概要
・眞子さまが第一子ご出産 お子様が男の子ならば皇室の安定的存続を保つため
血筋がクローズアップされる可能性
・「女性皇族が結婚後も皇族身分を保つ案」合意を麻生氏が撤回、野田氏がちゃぶ台返しと批判
・法的改革が進まない理由
①憲法・皇室典範改正のハードルの高さ 
②保守的な政治家や評論家からの強い反発
③国民的議論の成熟度不足

眞子さまの慶事を寿ぐところから、保守的な政治家や評論家に阿る言説ばかり。

①憲法・皇室典範改正のハードルの高さ の理由として「男系男子による皇位継承」という伝統的原則に手を加えることは、国民感情や憲法14条の「法の下の平等」との関係など、複雑な論点を伴うため手をつけることはとても厄介 としていますが、国民感情も、憲法14条の「法の下の平等」も、「男系男子による皇位継承」を変えることの方に親和性があるのは明らか。

①のような理由を挙げたのは、②保守的な政治家や評論家からの強い反発 の方を考慮し過ぎて、圧倒的な国民感情も、素直に読めばわかる憲法14条の「法の下の平等」も、求めているのは「男系男子による皇位継承」ではなく、「男女関係なく双系による皇位継承」、すなわち
愛子さまの御即位を前提とした皇室典範改正であることを無視しているからでしょう。

「皇室に関心あり」は6割、女性天皇賛成は7割 毎日新聞世論調査
女性天皇容認はこの約20年間の毎日新聞の調査では7割弱~9割弱で推移している。小泉純一郎政権が女性天皇実現を視野に有識者会議を設置した後の05年2月調査では87%、悠仁さまが生まれた直後の06年9月調査では72%だった。

愛子さまの御即位を前提として2005年に小泉政権が有識者会議を設置した時点から、世論調査で女性天皇支持は圧倒的であり、③国民的議論の成熟度不足などありません。

一人の女性が、愛する人と結ばれ、皇室を離れ、自由な人生を歩む──それを誰も否定することはできない

だからこそ、女性皇族が結婚後も一定のかたちで皇室活動に関わり続けられる制度改革について、政治家だけでなく、国民全体で真剣に向き合う時期に来ているのではないだろうか。

結びの文言は、「女性皇族が結婚後も皇族身分を保つ案」ではなく、「女性皇族が婚姻後は皇族の身分を保持しないままに皇室活動に関わり続けられる制度改革」を示唆しており、これも保守的な政治家や評論家に阿ったもの。

ヤフーエキスパート プロフィール
2001年の愛子内親王ご誕生以来、皇室番組に携わり、テレビ東京・BSテレ東で放送中の「皇室の窓」で構成を担当。皇室研究をライフワークとしている。

女性皇族について夥しく発信を続けている方が、男系固執派であることが非常によく分かる記事でした。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

2 件のコメント

    基礎医学研究者

    2025年6月15日

    でた!と、自分も思いました。ある意味、こういうヌエ的な人が非常に有害か?
    yahooコメントに書いた意見の転送で申し訳ありませんが、ご参考までに
    ———–
    失礼ながら、私から言わせると、何も新しい視点はないですね。正直、事態はつげさんが言われているよりも、動いていますよ。国民の皇位継承制度の理解が不十分と言われますが、それは、天皇陛下のお子様である愛子さまが次の天皇になる!という感覚があまりにも自然だからでしょう(それは、世論調査の結果を素直に解釈してもそうなる。国民には、男系・女系の意識は、本質的なところでは存在しないのでは)。でも、実は「皇室の存続」は危機にある。だから、読売新聞の提言、さらには、東京・中日新聞、朝日新聞、および毎日新聞が、ここ最近かなり踏み込んだ意見を表明しているのではないですか?だから、言論人は、今回のような無難な言い方はもはや許されないと、思う次第です。

    サトル

    2025年6月15日

    出たな!つげ!

    ある意味安定的な男尊女卑発言者。

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