5月22日(土)の日経新聞に、小室さんバッシングについて懸念を表明する記事が載っていましたのでご紹介いたします。
「配偶者」と皇位継承の危機 三笠宮さま、17年前の懸念
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72161390R20C21A5CT0000/
この記事は、平成16年(2004年)に故三笠宮崇仁親王はラジオ番組で、皇位継承は男系女系の選択以前に(報道の過熱によって一般の人が皇族との結婚をためらうことで起きる)配偶者の枯渇で危機を迎えると語られたそうです。
そして「小室さん騒動」は三笠宮殿下が懸念された未来図を引き寄せる可能性があるとこの記事の筆者は懸念しており、次のような文章で記事を締めくくっています。
客観的に表しがたい「多くの人の納得」が皇族の結婚条件の前例になれば、配偶者を得るためのハードルはさらに高くなる。皇族の恋愛、結婚もタブーとせず自由に報道できる民主主義ゆえに、「配偶者」は天皇制の基盤を揺るがす要因になりつつある。
小室さんバッシングの本質をこのように正確に見抜いた記事を報道の中で見たのは初めてで大変驚くとともに、報道の良心を見た思いがしてほっといたしました。
報道が国民に同様の警鐘を鳴らし続けることで、「民主主義に胡坐をかく国民が皇室の危機をもたらした」という自戒が日本社会の中で共有されることを願います。
(文責)東京都 りょう
5 件のコメント
ただし
2021年6月17日
マスメディアと言うのでしょうか、その中にも、本物のプロが居たのだなあと、感動いたしました。
正しい報道で、真実を共有し、危機を回避出来る国民になりたい、そう強く思います。
ダダ
2021年6月17日
皇室バッシングには公の視点が無いわけで、ここが新聞と週刊誌の違いだと思います。(コロナに関しては五十歩百歩ですが。。)
大衆に「個」の力はなく、ただの風見鶏です。
罰が当たるという道徳心を国民に呼び起こしたいですね。
基礎医学研究者
2021年6月17日
貴重な情報ありがとうございました。このようなリテラシーを発揮した報道記事が出てくるならば、まだ希望が持てるというものです。そして、何とも皮肉な話ですが、”民主主義がむしろ皇室の危機をもたらした」というりょう様の結びに、激しく同意であります。
タルト
2021年6月16日
貴重な情報をありがとうございます。三笠宮崇仁親王が17年前にそのようなご懸念を語られていたのですね。小室さんバッシングを見ていると、「冤罪」が作られる典型例に見えます。真偽が不明なことを、針小棒大に拡大して、無実の人を有罪にする、本人の弁明に一切、耳を傾けない、それがバッシングの本質だと思います。バッシングの先鋒、T.T.氏は女性宮家設立絶対反対論者ですが、彼の激烈な小室さんバッシングが、秋篠宮家バッシングを誘導し、ひいては皇室不要論者の増加を促している現状をどう思うのかと聞いてみたいものです。コロナ脳もそうですが、「情報源」の真偽を確認しないで煽り立てるマスコミの罪は大きいし、それに付和雷同する大衆の愚かさが恐ろしいと思います。皇室を大切に思うなら、一刻も早く小室さんバッシングを停止し、誤った情報を訂正すべきです。
楽進
2021年6月16日
本当は、マスコミには、こういう全うな意見を発表し続けて欲しいのですが、正しい意見が部数を増やす、注目を集める、かと言うと残念ながらそういう訳でも無く、フランス国民ばりの、皇室が無くなることすら面白がる国民、人民、大衆を喜ばせ続けることに注力し続けると思います。
皇族の方々が納得しておられるのであれば、結婚してしまえば「多くの人の納得」は得られると思うので、早々に粛々と、堂々と眞子さまと小室圭さんには、結婚していただきたいです。