天皇を戴く国民として

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https://news.yahoo.co.jp/articles/d33ee2398348bdc3422d2f5cfb7139bd10e55d93

この記事を読み、とある旧家の長男と結婚した友人の話を思い出しました。友人は結婚してすぐに舅、姑、親類から男児出産の催促をされ、「レモンを食べたら男の子ができやすい」と毎日生のレモンを食べさせられました。さて第一子は女の子、第二子は男の子でした。

これで「男児を産め」から解放されたのですが、友人は息子と未来のお嫁さんを「男児出産」と「レモン」から解放させようとひそかに決意し、そうして息子は大学から地元を離れ就職も他県。娘も「婿養子を取って跡継ぎの男児を」と言われる前に地元を離れ、今では二人とも家から遠く離れたところに生活の基盤を築いています。

男児を産み分けるという提言は「男系男子」のためには何でもありということです。

皇室への敬意のかけらもありません。また科学万能主義のおごりも見受けられます。

「人間は科学でもって何でもできる」という科学万能主義です。人間というこのちっぽけな存在は全ての事柄に答を内在しているわけではありませんし、妊娠、出産の仕組みについても100%解明されているわけではありません。

「男女産み分け」「男系男子で国家安泰」といった考えには、自分たちが神になったかのような思い上がりがあります。

また皇室の方々と結婚されるお相手に、非常な重圧がかかることには思いを馳せることができないのでしょうか?

私たちは皇室に嫁がれた美智子さま、雅子さま、お二人にご病気にさせてしまうほどの苦痛をもたらしてしまいました。こんなことは二度とあってはなりません。天皇を戴く国民として人として恥ずかしいことです。

「男児産み分け」「旧宮家から養子」だとか煩雑なことをしなくても、天皇陛下には愛子さまという立派なお子さまがおられ、陛下のおそばで日々その姿勢を学ばれています。

天皇陛下は国民のために常に全身全霊で祈ってくださる、自分のことよりも国民のために祈ってくださるその祈りは一朝一夕では身に付きません。

東北の震災があったとき、上皇陛下(当時は天皇陛下)は、すぐにビデオメッセージを流されました日々国民のために祈り続けておられるからこそ、今国民に何が必要なのかを瞬時に悟られたのだと私は確信しています。そのメッセージを聞いてどれほど多くの人たちが力づけられたことでしょうか。どれほど多くの人たちが、天皇陛下は何よりも国民と被災者のことを大切に思っていてくださっている、と感じたことでしょうか。

私たち国民のために祈り続けてくださる天皇陛下には感謝こそすれ、背負いきれない重荷を負わせてはなりません。

その祈りを受けとめ、ふさわしく応えていくのが天皇を戴く国民としてのせめてもの責務だと私は考えています。

文責:ユディト

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7 件のコメント

    さんかく

    2021年6月26日

    「旧宮家からの養子」←噴飯ものでしかありません。
    何度も書いてる通り、今上陛下と40親等も隔絶した「旧宮家」は事実上血統関係のない赤の他人。そこから、血縁関係など全く無視した「養子」など、二重・三重に「血統」を無視するものです。
    憲法第2条の言うように、「世襲」(=血統)こそが天皇の地位の根拠であるのに、それを根こそぎ無視した暴論中の暴論だと言わざるを得ません。

    結局、男系固執者の主張は、「男であれば血統などどうでもいい」という発想から出ているのです。男系固執者の論理(血統無視)を敷衍すれば、世界50億人の男性すべてが天皇になりえます。

    ナクラ

    2021年6月24日

    話はずれてしまうかもしれませんが、小泉政権で皇位継承が動きかけた時、安倍晋三氏がストップをかけずに、皇室典範の改正までいっていたらを考えてしまいます。
    眞子さまは、皇室会議の同意を得た良い方と結婚して、特例として、新たな宮家を創立されているでしょう。
    悠仁さまは、お姉様方の施行の経過処置の対応により、秋篠宮の跡取りとして教育を受けられているでしょう。
    愛子さまは、天皇家の皇女として成人し、立太子の礼を控えて未来の天皇としての修練を進めておられるでしょう。
    タラレバの話ですが、安倍晋三氏暗躍の罪の大きさを感じてしまいます。

    楽進

    2021年6月23日

    政府の立ち上げた有識者会議で、皇位継承は男系男子絶対、そしてそのためにとる方法、知らない人が聞いたら、天皇は国民の安寧を祈る、掛け替えの無いものだというけれど、その程度の存在でしかないのかと、勘違いさせていまいます。
    今上陛下のご子息である愛子さまを皇太子に、そして女性宮家創設、と云う至極、常識的な考えに基づいて対応することが、天皇、皇室に寄り添う国民として、また、忠臣としての姿勢なのではないのかと思います。
    私は、可能ならば、天皇の忠臣として在りたいな、と思っています。

    基礎医学研究者

    2021年6月23日

     非常な関心を持って見させていただきました。私は医学系の研究者をやっておりますが、科学的に見ても、そもそも論として受精した後に男女がどのように決まるのか?というメカニズムは現在でも解明されていないので、男女産み分けを制御することは原理的には困難であると思います(ただ、確かに体外受精した後に着床前診断を行い、FISH法などで染色体を可視化し、XY染色体を持つ卵のみを選別して子宮内に戻すことができるのならば、確かに男の子が生まれる可能性はあります)。しかし問題は、ユディット様言われますように、なぜこのような選別を行う必要があるのか?ということでございます。おそらく、普通の庶民の感覚としては、男女どちらであっても、子供が授かれば嬉しいものです(実際、私の場合は、妊娠期に胎児の状態をチェックするエコー診断の際に判明してしまう、男の子か女の子か?ということを、あえて聞きませんでした)。
     ですので、私は国民としてどちらであっても”見守る”という姿勢にしかなりませんし、”直系長子優先”で愛子様に皇太子になってもらいたいと、思います。

    ただし

    2021年6月23日

    昔、日本の村にあった、生贄の因習を思い出しました。そんな非科学的な最たるものと、産み分けまで出来ると過信した科学万能主義の最たるもの。どちらも安易に神の視座から物を考えた故の結果でしょうか。
    天皇陛下の祈りを受け止め、“ふさわしく答えていく”という言葉が、胸に響きました。その通りなのだなあと思いました。

    京都のS

    2021年6月23日

     こういう話題の時に思い出すのは中島みゆきの「やまねこ」と「誕生」です。
     「やまねこ」では冒頭から「女に生まれて喜んでくれたのは菓子屋とドレス屋と女衒と女たらし…」「生まれ落ちて最初に聞いた言葉は落胆の溜息だった…」と歌われます。ここには男尊女卑の病弊が凝縮されています。
     しかし「誕生」では、「Remember 生まれた時だれでも言われたはず 耳を澄まして思い出して最初に聞いた Welcome」と歌われます。ここでは、生まれてくれただけでも奇跡なんだから、まずは(男女に関わらず)喜ぼうという祝意が現れています。
     前者は改めるべき因習で、後者は普遍的な常識です。因習を排して常識を取り戻すことが天皇を戴く国民になる第一歩だと考えます。

    ダダ

    2021年6月23日

    私の友人は姑に「(男の子を産んでくれて)ありがとうね」と言われて、夫に怒りをぶつけていました。
    「あんた(姑)のために産んだわけじゃない」だそうです。

    男女の産み分けという感覚は不気味です。そのうち細胞移植とかクローンとか言い出すのでしょうね。

    天皇陛下の願いを察知し、皇室を支え続ける。
    私もそれが国民の責務と考えます。

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