7月27日放送「そこまで言って委員会」における参政党・神谷代表と竹田恒泰氏のやり取りに関連づけて、時事通信が安定的皇位継承について質問し、日本保守党・百田直樹氏、北村晴男氏、有本香氏が答えました。該当部分を文字起こしでお伝えします。
29:26~
時事通信:皇位継承問題についてお伺いいたします。日本保守党は、男系男子を基本とした皇位継承というのを訴えておられていますけれども、結構、世間では、参政党と日本保守党、似てるんじゃないかという中で、違っている点として皇位継承についてというのは1つあるのかなと考えております。
先日、日曜日(7月27日)に放送された読売テレビの「そこまで言って委員会」という番組がありまして、関西の番組なので見れてないんですけれども、報道等を見ますと、女性天皇を認めるかどうかという点について、参政党の神谷代表と竹田恒泰さんが非常に激しく議論を交わされたということです。
神谷さんが繰り返しおっしゃってるのは、「党としては男系男子が基本だと考えているけれども、個人的には過去に例があった女性天皇も認めて良いと思っている。ただこれは私個人の考えだ」ということで、竹田恒泰さんは「そうは言っても公式ホームページに女性天皇がいいとか言ってる動画、残ってるじゃないか」と。主にこういったような点で、議論が行われているそうです。改めてになるんですけれども、今回初当選された百田代表と北村先生にですね、女系天皇はダメだっていうのはそうだと思うんですけれども、女性天皇について、認めても良いと考えているのかどうか、ここについて教えてください。
百田氏:基本的には女性天皇は私たちは認めておりません。過去に例があったと言います。過去8人、2人は重祚されてるんでね、ダブってるんで。ただこの過去8 人のケースはですね、これを皆さん調べてるのかと思いますね。これのかなりがね、旦那さんが皇太子、あるいは天皇なんですよね。ですから当然その子供は天皇になるわけですが、いわゆる独身のって、結婚されてないケースはみんな独身で終わってるんですよ。これはね、ある意味怖いですよ。女系天皇を生まない。女系天皇、当時はその言葉はありません。この女系天皇っていうのは非常に近代の共産党が作った言葉ですけども、つまり、その女性は天皇、皇太子と結婚しない場合に子供を産んだ時に、これ大変な ことになるってね、当時の人は。条文 には書かれてません。しかしながら生涯、独身で終わった女性天皇たくさん いるんですよ。つまりね、女性天皇 というのは一旦そうしてしまうともうその彼女の結婚もできないというね、そう いう縛りも可能性があるということ。今特に現在のね。だから過去にあったから、今もう1度それを復活してええもんか、というのはですね、今、その責務を、そういう重圧を追わせるその覚悟、例えば女性天皇を認めておられる人たちはなんかには、そういう思いもあるのかということを私は逆に聞きたいですね。
北村氏:私も全く同じ考えです。男系男子、これに尽きるという風に考えております。
時事通信:加えて、与野党で皇位継承を巡る協議会がありまして、日本保守党が唯一、女性皇族が結婚後も皇室に残ることについて、不同意であるという意見表明をしている政党かと思います。ここについても、百田代表、北村先生も同じお考えなんでしょうか?
百田氏:はい、そうです。実はね、あなたはどう考えてるか分かりませんけど、実 はもう戦後からずっとね、日本の皇室制度を壊してしまいたいという隠然たる勢力はあるんですよ。彼らはいきなり皇室制度を破壊とはできません。ですからね、皇室制度を破壊するために様々ないわゆる蟻の一穴と言いますかね、サラミ戦術と言い ますか、そういう形でいろんな形で追い込んでいって壊していこうという。だから女性天皇もそうですし 、例えば、女性皇族を認めてしまって、そっから、いわゆる女性天皇、あるいは女系天皇に結びつけておこうというね、これも一連の彼らの作戦の1つではありますよね。だって元々そんなもん、なかったわけですから。
北村氏:全く同じ考えです。例えると選択的夫婦別姓という、いかにもその女性のアイデンティティを保証する云云かんぬんという論理を示している方々も、そのコアな勢力、コアな活動家の皆さんは家族の破壊 、これを目指していますんで。ただそれを言ったら誰も受け入れてくれないんで、あるいは戸籍の破壊と言ったらこれ、また受け入れてくれないので、まさに百田代表が言ったように、分かりにくいというか、意図が分からないように少しずつ浸食するという考え方、これ左翼活動の行動パターンですから。この場合もまさに全く一緒だという風に理解を しています。
有本氏: すいません。その件ちょっと補足をさせてください。先ほど おっしゃったようにですね、今まで衆議院で3人、私共も議員がいました。昨年の年末だったと思いますが、衆議院議長が招集する形で各会派、全会派で代表者が集まって議長の公邸かどこかで会合が持たれた。その時に意見表明、態度表明があったわけなんですけれども。この時に話を、党内でですね、話し合いをしまして、2つの選択肢というかですね、2つの要素が同時に出されていたわけですね。まず1つは男系男子を続けるために、皇室典範を改正する、あるいは他の法改正を使って養子縁組を可能にすると。旧宮家の方々と、それから今の宮家、これを養子縁組ができるように法律改正をする。本来これ1つでいいはずなんです。
ところがそれに合わせ技のようにして、女性皇族がご結婚後も皇族の身分を保持 すると、これが抱き合わせになってたと。どうやら日本保守党を除く他の会派は全てこれ2つとも賛成してると。私どもはその女性皇族の問題というのは本来切り離すべき問題で、これには同意できませんと。とにかく、男系男子を 守るためには宮家と旧宮家の間での養子縁組さえ可能にすれば、これは可能なんだからと。こっちまずやりましょうよということであえて、女性の皇族の方々のことについては切り離しました。
そしてこれ、女性皇族の方がですね、そのまま皇族の身分を維持すると、「あ、この方のお子さんでいいじゃないか」という世論が形成されてしまって、結局、皇統は崩れてしまうだろうという危険性もあるので、これは私共は不同意ですよと言ったんですけど。
その時、同時に入ってきた情報はですね、日本保守党だけが、この2つに合わせて賛成してないと。皇室に関わることは全会一致でやりたいんだけれども、あんたたちだけ賛成しないってどうなのよという、 そういう空気があったと聞いてるんですけど、こんな大事なね、国体の問題に関して、とりあえずみんなで空気読んで 、じゃあ賛成しとけばいいというのは私はちょっと信じられないという風に、その時、感じたん記憶があります。とにかく、その時、代表者として出席したのは、河村共同代表ですけれども、とにかくうちは筋を通すためにこの男系男子の継続を可能にするための法改正(YouTube機能は崩壊性と変換されていました)それ1本でいいんじゃないかという風 に申し上げた。
それから先ほど番組の話をされていて、私はその番組、もちろん見てませんけど、竹田恒泰さんに関し てはですね、もう何年にもわたって我々も交流があります。私も様々な点で色々、ご教授を受けてきました。私ども日本保守党だけが、女性皇族の件を抱き合わせで賛成はしてないということを、竹田さんにも申し上げて、竹田さんも「それが筋でしょうね」というような話をしたというのが、今年の初めぐらいのことです。
百田氏:そもそもね、2000 年も続いてるもんをですね、現代の私たちが勝手に変えるっていうのは非常に傲慢な、私は考えやと思ってます。なぜ自分たちが正しいと思うんだろう。私たちは保守とは何かと聞かれる度によく言うんですが、「保守とは謙虚なことである」と。つまり自分は絶対に誤謬がない。自分の考えたことは絶対に正しいんだということは、私たちはもう、そういう傲慢な考えは持ってません。通じてきたものにはきっと何かがいいもんがあるんだろうと。先人たちはそうやって残してきたもんだろうと。
もちろんそれに対して、妄信するわけにいけません。それに対して疑問を挟むことは大事ですが、とにかく自分たちの考えは絶対正しいんだというのは、これはもう現代人の持ってる、もう大きな病いと思いますね。
有本氏:さらにちょっと付け加えますとね、この度の参議院選挙で東京の選挙区のある候補者が、女性、女系天皇を認めましょうと。まず女性天皇を認めましょうと。そうすることが、今の現代の日本女性の生きづらさ、これを 解消する1つになるんだと。皇族女性の問題を、彼女なりに解決すればということでしょうけど、そうすると今の女性たちが解放されるんだというような、そういう主張をしてたんですけど、これ全く関係のない話で。
今ご質問いただいた方は、頷いてらっしゃるから多分、私の言ってる趣旨を本当によく分かっていただいてると思う。そういう主張をね、される方も出てきていて、大変、誤った方向にミスリードされそうな感じだなと思いました。
百田氏:神谷さんなんか、妾作ったら良いとか、すごいこと言ってたね。 今でもそういうことを言っているのかは知りませんけど。
有本氏:お子さんをたくさん、だから作るという意味でしょうけど。ただこれもね、やっぱり歴史上、これはまさに竹田恒泰さんなんか、ちゃんと論証してますけど、側室の存在が必ずしもその皇室の、皇統の継続を救ってきたわけじゃなくて、やっぱり宮家を増やしてるってことなんですよね。これ、新井白石がやった、新たな宮家を立てた、当時、新たな宮家を立てた、その流れが、今上陛下まで来てますから。だからそっちが本当の解決策なんですけれどもね。ということで他にご質問ありますでしょうか?
百田氏:この宮家というのはね、ちょっと話ずれますけど、徳川家もやっぱり同じように、宮家じゃないですけど、結局、その男系が途絶えた時には、徳川家が終わるということで作ったのが、尾張と紀伊と水戸ですよね。結局、8 代目の時に途絶えてしまって、慌てて紀伊から持ってきたと。そっから徳川家は紀伊の、吉宗のから始まると。吉宗も賢いというか、ずる賢いというか、やっぱりこのままずっと紀伊で、紀伊の男系でもっていきたいと。ところが、やっぱりいつか男系が壊れるかもしれないということで、3つの家を立てました。清水、一橋、あと1つ何やったっけ?忘れたけど。(田安)この3つの家を立てて、つまり本家が絶えた時には、この3つの家から出そうということで、これが功を奏してかどうか知らんけど、最後の15代将軍の時には、この一橋家から出ましたよね。一橋家は、その前に水戸家に養子に行った。だから実際には、一橋家から水戸家を経由して、最後の将軍、慶喜が出たということになりますけどね。つまり徳川家なんかはね、もう大奥ががいて側室が何十人も何百人もいたにもかわらず、それでもやっぱり途絶えることはあるんですよね。
有本氏:先ほどちょっと申し上げた新井白石ですけどね、割合、歴史の教科書なんかでは、経済政策について特筆されることが多いですけれども、後桃園天皇の時に、皇統がこのままだと途える、皇統の危機を迎えるということで、宮家を増やすわけですよね。そこから出た光格天皇が今の今上陛下のずっとお血筋に連なる方ですから。これも普通に歴史を見ればね、宮家を増やすのが当たり前だという風に考えるのが普通だと思います。なんでそこでその皇族女性の方々のという話になってくるのか。
百田氏:ここでね、やっぱり改めて私はびっくりするのは、やっぱり徳川家はね、皇室に変わって日本の政治を取り行ってたわけですよ。でもあくまでね、日本の主権は、主権というのかどうかあれかもしれませんけど、日本の最も日本を統べるのが皇室であるという意識を徳川家はずっと持ってたんですね。ですから宮家が三つになって。もし天皇に何か起こった時に、それを継ぐ者はいない。これでは駄目だと いうことで、もう1つ、新たに宮家を作ろうと言って宮家を作った。つまり徳川家でもですね、あんだけ大権力あった徳川でも、皇室は絶やしちゃいけないというね、そういう非常に強い危機感を持って、今から 二百数十年前にこれをやってた。ところが今、現代の我々がですね、そういう危機感を全く持ってないっていうのは非常に、恥ずかしくて情けないことだと私は思います。こんなん、記事にしてくれる?一生懸命書いてるけど。時事通信さん、これ、一生懸命書いてるけど、記者、記事にしてくれるか?多分せえへんやろ。デスク持ってったら、「なんじゃ、こんなもん、ボツ!」って言ってね。
有本氏:繰り返しになりますが、現代の女性の権利や、女性の一種の解放っていうんですかね。それとは全く関係のない話です。
皆さまに論破していただきたい箇所だらけではございますが、「保守とは謙虚なことである」という言葉を発せられたのは、特筆すべきことですね。
「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ
4 件のコメント
くりんぐ
2025年8月4日
「宮家を増やせば側室はいらない」
その宮家も、側室の存在によって支えられていたのが現実。
現に宮家が複数存在するにも関わらず、次世代の皇位継承者はたった一人。
一夫一妻での男系男子限定継承はとっくに行き詰まっています。
養子縁組が皇室典範で禁じられているのは、皇位継承資格の純粋性を守る為。
時の天皇の直系及び血縁が近い者以外への皇位継承を防ぐ為。
天皇との血筋の遠さから皇籍離脱が決まった旧宮家系の子孫に、わざわざ憲法違反を犯してまで皇籍取得していただく必要はありません。
パワーホール
2025年8月4日
「女系天皇」という言葉は共産党が作ったってそんなことあるか。昔は男系とか女系とかいう概念はなく男系は明治になってからだということを知らないのか。
nonameyet
2025年8月4日
一つ一つ指摘していったら少なくとも百カ所は超えると思いますので、一番大事な所を。
旧宮家の方々と、それから今の宮家、これを養子縁組ができるように法律改正をする。本来これ1つでいいはずなんです。
とのことですが、希望者ゼロで不可能と結論が出ています。
これに代わる案は用意していないんでしょうか。特にいつも大事な質問からは逃げる百田氏、答えられるのなら答えて頂きたいと思います。
突撃一番
2025年8月4日
欠史八代その他諸々、「理論の基礎工事」の部分がまずデタラメなのに、水戸徳川家とか左翼活動の戦術とか、「2階部分」の議論をされても困る。
「でも、神武天皇の男系なんかそもそも続いてないよね?」と問われたら、切り返す根拠はどうせ記紀神話か、宮内庁サイトの系譜くらいしか彼等は出せないくせに。
正しい理論で敗れた山尾しおりと、理論はデタラメなくせに自民トリクルとタレント的な人気だけで議席取った百田尚樹。
「民主主義」と「熟慮・熟議」って、もはや対義語なんじゃないかとすら思う。