【論破祭り】女性の敵・人類の敵・学問の敵~施氏の記事への意見投稿

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やっと、女性の敵・人類の敵・学問の敵=施光恒への論破&産経新聞への抗議が完了しました。

産経新聞 ご担当者様

先日、ウェブで御社の記事「施光恒の一筆両断 「愛子天皇」待望論の危うさ」という記事を読みました。
同記事を読んで、呆れかえってしまったというか、新聞記事にあるまじき知性の無さ、学者にあるまじき無知・無学・コピペの嵐を感じてしまったので、急ぎメール致します。

施光恒氏の言説は、具体的解決法もないままに男系男子で皇位継承を続けたいという産経新聞や、いわゆる自称・保守論壇、統一協会近辺に長年流通している統一フォーマットの言説です。記事中には、学界などでとっくに否定されている言説が前提とされているなど、目覆うばかりです。
また、施氏に独自の思想や調査・論考の形跡が全く見られず、学者としての資質・良心を疑うほどです。まるで教団のコピペ以外は何も言えない統一協会信者そっくりそのままで、気持ち悪くて吐きそうになったほどです。

以下、同記事の問題点について記すと共に、お伝え申し上げます。矢印「→」以下が指摘事項です。
今後の参考にして下されば幸甚です。

私は、愛子天皇待望論には反対だ。皇統はわが国の伝統に従い、男系継承を続けていくことが大原則である。

まず、明治以降の家父長制を中心とした「伝統的」家族観を大切にする統一協会と、言っていることがほとんど同じの産経新聞や自称・保守論壇など、ごく一部の国民が、男系男子に限る皇位継承を期待しているようです。
しかし、貴族制も無し、側室も無し、養子を申し出る旧宮家系家族も無し、養子を受け入れる宮家も無し、そもそも皇室に旧宮家系のみ養子に迎えることは憲法14条に大いに違反する、こんな状況で、男系男子による皇位継承に固執するのは、無い物ねだりの子供か、ありもしない恐怖や希望を信じるカルト信者です。
すでに各種世論調査で、女性天皇・女系天皇に賛成の国民は8割を越えていることが判明しています。施氏が「世論の一部」というのは、施光恒氏のような皇位の安定継承を脅かす男系男子に限る皇位継承に固執する、ごく少数のカルト信者(男系固執カルト信者)の方です。

どうやら施光恒氏は、現在の国民世論のみならず、日本の天皇・皇統・歴史・伝統について、学者の資質が疑われるほど浅薄で、ほとんど何もご存じないようですね。なぜこのような無知な学者の記事が全国に配信されてしまったのか、全く首をかしげざるを得ません。
まず、大前提なのは、ごく一部にすぎない施氏のような男系固執カルト信者が言う「男系継承」ではなく、「象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと」(上皇陛下のお言葉 平成28年8月8日)です。皇位とそのお努めの安定的継承への道筋をつけることが大前提・最優先の伝統です。男系継承は伝統ではありません。明治以降に発明・法制化された明治レガシーです。

皇統の系図をみれば、男系でつないできたのは明らかである。われわれの先祖は時に苦労して男系継承を守ってきた。いくたびか大きな危機もあった。

皇統譜をみれば、元明天皇から元正天皇への女系継承があります。また、皇極天皇(斉明天皇)から天智天皇への女系継承もあります。当たり前ですが、これは男系血統の継承ではなく「皇位」の継承です。一時的に「時に苦労して男系継承を守っ」たことはあっても、伝統的に、ギネス記録を狙って男系継承を堅持してきた訳ではありません。なぜなら、日本人が伝統的に大切にしてきたことは、千代に八千代に「天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと」だからです。

女性天皇は歴史上8方10代(お二人は2度天皇になられた)存在し、大きな業績を伝える方もおられるが、いずれもしかるべき男系男子への中継ぎ役だった。

女性天皇の中継ぎ説は、少なくとも飛鳥奈良時代におけるものは、学界でもとっくに否定されています。この辺りも、施光恒氏は全く無知・不勉強・女性差別者と言わざるを得ません。そもそも、ある専門家が、よく学びもせずに他の専門分野に深く立ち入ったり、新聞社に応じて統一フォーマットのコピペ回答をすることは、デマ公害の拡散に等しく、また学者としての有能性原則に大いに違反します。真っ当な大学や学協会なら、完全に処罰対象でしょう。

なぜ、皇位を男系で継承してきたのか。さまざまな要因があるだろうが、その時々の権力者に皇室が政治利用されることを防ぐというものが大きいであろう。外部の男子が皇室に入ることができたとすれば、蘇我、藤原、源、徳川のような各時代の権家(けんか)は競って男子を皇室に送り込んだであろう。そして、もし、その男子と女性天皇との間に生まれた子が皇位を継いだとすれば血統が変わったと、つまり「易姓」があったとみなされてしまい、それ以降、皇統は政治性を帯び、皇室はすべての日本国民に崇敬される対象とはなりえず、その威光は失われてしまったのではないだろうか。明治憲法の制定に大きな役割を果たした井上毅もこのような指摘を行った一人である。井上は次のような例を挙げつつ、女系容認に反対した。例えば、源の某という男子が送り込まれた場合、その男子の子供の世代から易姓が生じたと認識され、「源朝」と目されてしまう恐れがある。そう指摘したのである(「謹具意見」)。

女性に対する差別意識がダダ漏れです。施光恒氏ご自身が、女性は何も考えないお飾り、男の方が女より優れている、男に言われるがままになるのが女性、と思っているからこそ出る表現です。統一協会の信仰に極めて近い傾向が見られます。
また、歴史的事実認定も間違いだらけです。8方10代もあった女性天皇・女系天皇の時代に「権家(けんか)は競って男子を皇室に送り込んだ」という事実は私は存じません。そういった例があれば教えて欲しいものです。むしろ畏れ多くて、なかなか近づけなかった、というのが今も昔も「権家」の認識でしょう。
施氏には、家や姓は男が継ぐもの、といった女性蔑視・女性差別的な意識がDNAレベルで染みついているのかも知れませんが、易姓革命はシナ思想です。即位した女性天皇が結婚しても、その婿が自分の自由と戸籍を捨てて皇統譜に入るだけで、女性天皇が婿の戸籍に入る訳ではありませんし、そもそも天皇に姓はありません。正田家や小和田家が皇室の権威や政治権力とは無関係だったことと同じです。
なお、施氏が引用した井上毅の『謹具意見』の該当箇所は、貴族制に依拠したヨーロッパの王位継承と比較して、それをそのまま導入した場合を想定したものです。あたり前ですが、これは女性に選挙権すらも無かった時代のもので、井上が沼間守一氏の謹具意見にわざわざ圏点を打って強調している通り「又男を尊ビ女ヲ卑ムノ習慣、人民ノ脳髄ヲ支配スル我国ニ至テハ、女帝ヲ立テ皇婿を置クノ不可ナルハ多弁ヲ費スヲ要セザルベシ。」という時代です。現代に『謹具意見』の記述が通用するはずがありません。
もし現在、井上毅や伊藤博文が生きていたら、一君万民として貴族制も禁止されており、それが社会の共通認識となっていること、統治能力に男女の差はないこと、女性差別を廃することが日本も世界も常識になっていることなどを鑑みて、ごく当然として女性天皇・女系天皇を公認していたことでしょう。男系男子なんかに固執して皇位継承を安定化を損なわせることは、伝統的に言語道断の罪だからです。

愛子さまのご即位を進める流れが実際に生じれば、国民の間に大きな分断をたびたび生じさせることになるであろう。例えば、即位に際しては、愛子さまではなく、秋篠宮さまや悠仁さまのほうが正統ではないかという声が大きくなるのは間違いない。ご結婚の際もお相手選びだけではなくご結婚それ自体についても、即位後に結婚した女性天皇は歴史上存在しないので大きな議論を呼び起こす。

先述の通り、各種世論調査で、ごく一部の男系固執カルト信者を除く、国民の8割以上が女性天皇・女系天皇に賛成しています。「分断」が生じるとすれば、皇位の安定継承を願う天皇・皇族と一般国民と、施光恒氏のような女性蔑視の感覚を皇室に持ち込んで、皇位の安定継承を危うくするごく一部の男系固執カルト信者たちの間での分断でしょう。
「大きな議論を呼び起こす。」などと他人事のように言っていますが、無理筋の男尊女卑の因習を続けたい施氏や、統一協会、産経新聞、自称・保守論壇の面々など男系固執カルト信者が、駄々をこねるのを「大きな議論」と言っているだけでしょう。統一協会のデモと何ら変わりません。

こうした混乱を招かぬためには、まず国民ひとり1人が皇室についてよく学ぶ必要がある。倫理学者・和辻哲郎がかつて指摘したように、日本の歴史では「国民の統一、国民の総意は、いつも天皇において表現された」(『国民統合の象徴』)。

こうした混乱を招かないためには、まず施光恒氏が、皇室の歴史、日本の歴史、世界の歴史、女性史、現代社会、...等々諸々を学び、コピペではなく自分で論考し、それを記事にすることをお奨めします。特に、施氏が脳髄まで支配された男尊女卑の感覚は、早く改めなければ、これからの社会生活にも支障をきたすレベルになっています。現在のほとんどの日本人には、施氏のような男尊女卑・女性蔑視の感覚はありません。学者を名乗るには余りにも無知・無恥・無学すぎます。
ちなみに、和辻哲郎のこれは「日本倫理思想史」の最初の方と最後の方で書かれていたものでしょう。こんなものを取って付けても、この記事から全く知性が感じられないのは、知的に見られたい、自称保守商法で名を売りたい承認欲求がダダ漏れだからでしょう。とても和辻の言説を理解しているようには思われません。

広島県 三味線弾き

産経新聞
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