憲法審査会での野田佳彦議員の質問ー続報ー

Post's thumbnail

5月12日に開催された第12回憲法審査会。
議題の大半が安全保障や国防問題に集中する中、皇統問題を投げかけた立憲民主党・野田議員からは並々ならぬ決意が伺えます。

野田議員の質問内容についてはこちらのブログをご参照ください。

愛子天皇への道ブログ 令和4年5月13日
https://aiko-sama.com/archives/11702

この続きが気になり動画を視聴しました。

衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=53981&media_type=

野田議員は有識者会議の報告書を、憲法を踏まえた深い洞察に欠ける報告書と批判し、まず、自由民主党・新藤義孝議員に質問します。

野田議員「皇位の安定的継承や皇族数の確保について、憲法との整合性という観点から憲法審査会で議論するべきでは?」

新藤議員の回答要約
・大変重要な課題であり野田議員が熱心に取り組んでこられたことは承知している。
・岸田総理から衆参議長に政府報告書が提出され、各党各会派において議論・検討している。
・憲法審査会としては慎重に検討していきたい。

これを受けて野田議員は、
・憲法学者の宍戸常寿東大教授は皇室への養子縁組を違憲と考えている。
・憲法学者を参考人としてお招きし、質疑を行うのは大事なプロセスと考える。これにご賛同いただけますか?と、公明党・北側一雄議員に質問します。

しかし、ここで自由民主党・森英介議員(憲法審査会会長)から「発言時間を終了しているので(野田議員の質問については)幹事会で協議させて戴く」と横やりを入れられます。


野田議員は「賛同かどうかだけでいいですよ」と食い下がりますが、森会長は北側議員を指名し、次の議題に移ります。

私は心の中で「チッ」と舌打ちをくれてやりましたが、意外にも、北側議員は「大事なテーマなので有識者の意見を聞いていくことは意味があると理解している」と答えてくれました。


この北側議員の対応には感心しましたが、野田議員の質疑を遮った森議員の器量に不安が残ります。
(※憲法審査会の質疑時間は幹事が約7分、委員が約5分と決められていますが、自民・石破議員(同会委員)は5分を超えても中断されることはありませんでした)

憲法審査会ではかつて自民・石破議員が質問の機会を与えられず無視されることがありました。
次回以降の憲法審査会で野田議員が同じ目に合わないように願うばかりです。

文責 茨城県 ダダ

5 件のコメント

    チコリ

    2022年7月19日

    下衆な政治屋の本性が露わになりますねー、チッ!森会長に、このことを非難する手紙を今さらですが、書いてやりたくなりました。今頃すみません。
    野田議員を全力で応援します!

    ただし

    2022年6月15日

     北側議員、感心致しました。
     森英介議員……チッ。

    ダダ

    2022年5月22日

    基礎医学研究者さん
    コメントありがとうございます。
    野田議員の質疑を遮った森会長は法務大臣の経験があります。
    皇位継承について、最高法規である憲法の要請(皇位は世襲)をどのように考えているのか気になります。法治の感覚があればいいのですが。

    rokuさん
    コメントありがとうございます。
    同志が増えて嬉しいです!
    野田議員を応援していきましょう!

    roku

    2022年5月22日

    野田さんは、実に無駄なく的確に報告書の憲法上における問題を述べてらっしゃいます。森さんの仕切り方をみて、なかなか険しい道のように思いましたが、北側さんのご対応に希望を持つことが出来ました。良い方向に進んでいきますように、野田さんの今後の一層のご活躍を応援していきたいと思います。
    野田さんのこうした活動を国民はちゃんと見ているんだぞ!というアピールが必要ですね。

    基礎医学研究者

    2022年5月22日

    貴重な情報の続報をありがとうございました。ダダさんがせっかく示してくださったので審議中継の方も確認致しましたが、確かに「本質的な議論を望んでいるのに、やけにつまらないことで、水を差すのだな!」というのが、率直な感想です。でも、賛意を求められた北側議員が自分の持ち時間の最初にきちんと回答されたことで、委員長の「水を差す」が、結果として”いらんことをした”浮いたイメージ”になったことは、自分も溜飲が下がりました。確かに、この委員長の存在は警戒すべきですが、こうやって国民の目に審議がさらされることが、一定の抑止力となることを、祈ります。

コメントはこちらから

全ての項目に入力が必須となります。メールアドレスはサイト上には表示されません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。