山口真由さんの「女性の血の穢れ」という酷い理屈で男系男子を支持する理屈は、私も唖然としました。
今回は、異なる視点で、山口真由さんを論破したいと思います。
「天皇制の本質と言うのは、竹田さんのおっしゃるように「伝統」にあって「個人の人格」には無いんじゃないでしょうか?」
それは無いでしょう。
一度、上皇さまの生い立ちを追ってみてください。
上皇さまは、「平民だから」という理由で大反対された民間人とのご結婚を、粘り強い精神で進められ、これも前例・伝統と違うという理由で周りから大反対された子育てを、自らされました。
生前退位も、当時の安倍晋三総理大臣を始めとした周りの大反対が合ったにも関わらず、実現してきたんです。
天皇は、個人として人格を持ってるじゃありませんか。そして、それこそ、本当の伝統なのではありませんか?
天皇の主体性をまるっきり認めず、「伝統の言いなりになれ」と突き放すのは、物凄く酷い事だと思います。
宮城県 Richard Tiger
3 件のコメント
ただし
2022年8月16日
胸に刺さりました。
天皇の本質は、主体性のある天皇自身が、その時代と照らし合わせながら紡ぎ出してきたのですね。人格を無視した伝統など、長くは続かないしスカスカでしょうね。
殉教@中立派
2022年8月14日
思えば、歴代天皇は「主体的な行動」で、少しずつ時代を変えてきた。
・大正天皇・・・家族と共に過ごすことを重視。また、側室を置かなかった。
・明治天皇・・・側室廃止、2.26事件の聖断、GHQと交渉、全国ご巡幸
・上皇陛下・・・ナルちゃん憲法、膝をついて被災者を見舞う「公務で信頼感を得る皇室」、生前退位による問題喚起
伝統は、主体的に少しずつ変えるもの。ロボット天皇の枠に封じ込めていては、やがて皇室が内部から病んでいき、民からの信頼すら消えるだろう。皇族方も、長い歴史の中で戦ってきた。この危機に我々も戦う事で、少しでも恩返しがしたい。
基礎医学研究者
2022年8月14日
「天皇制の本質と言うのは・・・「伝統」にあって「個人の人格」には無いんじゃないでしょうか?」。いやあ、これは耳の痛い話で、私もかつてこのように考えていた時期がありました。ただ、「皇室」の方々を見ていると、「環境が人格を育てるということは確実にあるのだろう」、と思い直しました。そして、これこそが実は、「皇室」に伝承される「伝統」というものではないか?と、思う次第です。