【論破祭り】実現可能な方策を提案していただきたい~施氏の記事への意見投稿

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広島から論破祭りに参加させていただきます。
早速、産経新聞にメールしました。
10年前にもこの件に関して同じような意見を送ったのですが、なしのつぶて、当然購読をやめたのでした。
今も何ら主張に変化はありません。今回も期待はしていませんが、皆さんの熱意に黙っているわけのもいかず、筆をとりました。

以下ちょっと長いですが、メールを貼っておきます。

産経新聞社様

以前より、貴紙は皇位継承は男系のみとのお考えのようで、標記の施氏の記事もその補完となる意味合いで掲載されたものと理解しておりますがいかがでしょうか。
施氏の意見については私個人としては到底受け入れられないもので、いくらでも反論の材料は持っていますが、それは置いて、ここでは男系継承の具体策を貴紙として是非、実現可能な方策を提案していただきたい。
有識者会議なるものでだされた提言が、果たして実現可能なのか、本当に安定した皇位継承の策となりうるのか、貴紙の高い取材力を発揮して検証していただきたい。

養子縁組を受入れるご家族が旧宮家の中に存在するのか。
他方、現宮家に受入れる宮家があるのか。
門地の差別という違憲の疑いはクリアできるのか。
民間人として生活していた人々を皇室の一員に加え、その中から天皇が生まれることに国民の支持を得られるのか、皇室への敬愛は保たれるのか。
国民との紐帯を失ってまで守るべき伝統なのか。
女性の血統はなぜ、継承に値しないのか。

数年のうちに、佳子内親王殿下、愛子内親王殿下が嫁がれ、現皇室典範のもとではともに皇室から出てしまわれる。
悠仁様のご結婚相手を見つけるのは至難のこととなり、例え見つかったとしても男児が生まれなければ終わりである。
いよいよ天皇制の終焉が見えてくる。

我が国の皇室は今、未曾有の危機にあり時間がないのである!

守るべき伝統は、国民に愛される皇室の存続であって、男系に固執して取返しのできない事態を招かないでほしい。
貴紙は保守を標ぼうしておられるが、くれぐれも朝敵にならないこと願っております。
一部の不勉強な似非保守論者に遠慮することなく、説得力ある検証を期待します。

広島県 さざなみ

産経新聞
u-service@sankei.co.jp (東京)
o-dokusha@sankei.co.jp (大阪)

2 件のコメント

    基礎医学研究者

    2022年9月1日

    >さざなみさん
    基礎医学研究者と申します。興味深く読ませていただきました。そして、何よりも「皆様の熱意に黙っているわけにはいかない」、というのは、まさに「熱量」の伝搬かと思いまして、非常に感銘受けました。おっしゃられている問題点はまったくその通りで、男系継承に限定してしまったら、打開策などないでしょう(と、私が産経新聞の人間でしたら、思います)。でも、さざなみさんが言われている実現可能な打開策の主語は、「皇室を存続させるための安定継承」のハズで、それには答えなければいけないのでは?と思う次第でございます(その打開策は実際に存在するから、であります)。

    殉教@中立派

    2022年8月31日

    問題点を的確に抜き出した、力強い文章。
    現実を見る事、PDCAを忘れない事、高慢なプライドや「謝ったら死ぬ病」を克服する事・・・・それが出来ないままじゃ、紙新聞も廃れるだろう。例えば朝日社などは、紙新聞部門=赤字部門、不動産業=黒字という有様だし。意見広告(たけし社長)の感想文にも書いたが、両論併記(によって、読者に問題提起すること)ができるかどうかが、紙製新聞の価値を決める、分水嶺だと思う。

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