愛子さまにまつわる数字シリーズ:その3
【★☆ 999 ☆★】
今回は 999 です。
といいましても、このうちの2つはこのシリーズの前回
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愛子さまにまつわる数字シリーズ:その2
https://aiko-sama.com/archives/1790
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で取り上げた2つの9を意味しています。
①連続9人めの皇族女子
②即位されたら9人めの女性天皇
今回、新たな9を発見したので、3つを合わせて999としてみたものです(^^)
その3つめとは…
【☆愛子さまが即位されたなら史上最長となる9代目の直系継承☆】
の9です!
ここではいわゆる欠史八代は除いています。
系図(※)では初代神武天皇から13代成務天皇まで直系継承(親から子への継承)ということになっていますが、このうち2代綏靖天皇から9代開化天皇までは実在性が疑問視されています。
実在したとしてもこれだけの長きに渡り一貫して直系継承なのは兄弟継承も多数見られる後の時代と比べて相当不自然といえますので、ここでいう「史上」には含めておりません。
※天皇系図:宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/about/kosei/keizu.html
さて10代崇神天皇以降で最も長く直系継承が続いたのは102代後花園天皇から109代明正天皇までの8代となります(祖父から孫への継承を挟む)。
これに匹敵するのが119代光格天皇から126代今上陛下にいたる8代です。
ここは紛れもなく直系継承です。
つまり、もしも愛子さまが127代として即位されたら天皇の歴史上最長となる9代連続の直系継承が実現するのです!
古くは持統天皇の御代、皇太子を誰にすべきかで紛糾した際に、葛野王(天智天皇の孫)が「我が国では神代から皇位は直系継承であった、兄弟間での継承は騒乱の元である」と主張し、それを受け、まだ多数おられた天武天皇の皇子達は退けられ、前皇太子である草壁皇子の子で持統天皇の孫でもある軽皇子(のち文武天皇)が皇太子に定められたといいます(『懐風藻』)。
直系継承こそあるべき姿なのです。
【皇位は世襲であり他人同然の人への相続は認められない】
憲法に「皇位は、世襲のものであつて」とありますが、普通、世襲といえばまずは親から子への相続を思い浮かべるはずです。
それが叶わない場合でも孫がいれば孫へ、それすら叶わない場合にようやく兄弟姉妹、甥姪、いとこあたりの出番となるのが人としての自然な感情といえ、皇室典範でもその順序(直系優先の血縁近い順)になっています。
しかし、いわゆる男系派は天皇から40親等以上、時間にして約600年以上離れた一般国民男子を皇族に加えることを主張しているわけですが、そこまで血縁の離れた人へ「世襲」します(しました)とか常識的にありえるのでしょうか?(男系派に明治天皇や昭和天皇と旧宮家との女系での繋がりを主張する向きもありますが全く筋が通らないと思います)
万万が一、そのようなことになったら(そうなるように法律を変えようとしたら)「皇位は世襲」と定めている憲法に違反するのではないですか?
国と国民の象徴たる存在によりにもよって憲法違反の疑いがかけられること自体、あってはならないことと思います。
なお、過去の直系継承タイ記録は伏見宮出身の天皇(102代)から女帝(109代)に至る8代です。
この8代が、男系派の拠り所となっている旧皇族(及びその子孫たる一般国民男子)の出身母体たる宮家出身の唯一の天皇(ただし旧皇族と102代天皇は血は繋がっていない)に始まり、我々双系派(女系公認直系長子優先派)の最大の希望たる女帝で終わっているところが、あたかも議論の帰結を示しているようで大変興味深いです。
文責:岡山県 和気の隣は熊山
2 件のコメント
和気の隣は熊山
2020年6月20日
ナクラさん
コメントありがとうございます!
男系男子に拘っていたら遠からず皇室消滅の日を迎えることになることでしょう。
男子が生まれない、(君臣の別を曖昧にし聖域を毀損することで)国民の支持を失う、いずれも大いにありうるからです。
それだけは避けなければと思います。
ナクラ
2020年6月17日
興味深いお話ですね。
その時代ごとの事情があるにしても、男系でつないだ皇統では世襲では8代が限度となる不安定なものと言うことでしょうか。
男系男子に拘っている方は、この不安定さを認識していないのでしょうか。滅んで良いと考えているのでないかと思ってしまいます。