倉山満氏の新著の紹介文を論破します。 彼が言う、皇室について話をする際の大原則4つ、逐一論破。
第一に、「本来、他人の家について語るのは失礼である」ということ。
→皇室は、自分の家について語るのを制限されている。日本国憲法の第1章天皇において、数条の条文があるうえに、皇室典範という法律によって、皇室についての規定がある以上、国民は、一定の節度を保ちつつ、天皇のため皇室のため、むしろ積極的に関与するべき。
第二に、「皇位の“安定的”継承など、絶対に子供が生まれる技術が存在しない限りありえない」ということ。
→専ら男系に限った、皇位の”安定的”継承は、絶対に男子が生まれる技術が存在しない限り、ありえない。絶対に子供が生まれる技術がない以上、皇位の安定的継承とは、絶対的なものではなく、相対的。専ら男系に限った皇位継承よりも、男女の別なし、男系女系の別なし、つまり男女双系の皇位継承のほうが、ずっと安定的である。
第三に、「皇室について語る際は先例に基づくべし」ということ。
→歴史上、10代8人の女性天皇がいらっしゃった。女性皇太子もいらっしゃった。愛子皇太子、愛子天皇は、先例に基づくもの。
第四に、「日本国憲法の条文と通説の範囲内で論じる」ということ。
→愛子さまが天皇になることを、憲法において日本国の象徴であり日本国民統合の象徴である、と規定された天皇になることを、80%以上の国民が支持している。世襲とは、通説では、男女の別なく子孫が代々、地位や職業、財産等を承継することであり、従って皇位の世襲も、男女の別なし、男子が継いで女子が継いでもよし、ということ。よって、日本国憲法の条文と通説の範囲内で論じれば、今上陛下を継いで、愛子さまが天皇になることに、何ら問題は見られない。 倉山満氏は、自著に自爆紹介文を書いていますね。