(今回は引用が続きますが、ご容赦を<(_ _)>)
P23
「先例」というと「先例踏襲主義」のように、悪い意味の言葉として使われがちですが、皇室における「先例」とはそういう意味ではありません。……」
「……簡単に言えば、政府や民間は、皇室の猿真似をしてきたのです。」
「皇室における「先例に基づいて物事を考えるべし」は、歴史の中で生まれた知恵です。「先例」は「掟」と言い替えても良い言葉です。……」
「……皇室においては先例が掟です。」
P25
「もちろん「先例」とは言っても完全に杓子定規に再現するのではなく、過去の先例を組み合わせたり、「准ずる」形で踏襲したり、あるいはどうしようもない突発事件が起こった時は新儀で乗り切ったりしました。しかし、それでも一度も例外なく遵守された先例があります。……」
「……それが男系継承です。」
P26
「男系継承は女性差別である、男女平等の観点から女系継承を容認しようという議論があります。これは皇室の歴史を知らない人の議論です。」
「男系継承は、民間人の男を皇室に入れない、男姓排除の理論です……(略)……」
「……(略)……どんなに権力を持っていても、男系で天皇の血をひかない一般人の男は、皇室に入れない。男性排除の論理なのです。」
今日は以上で。
言ってる直後から支離滅裂に……また自己否定に走る不思議な文章が、この後も続きます。
文責 東京都 サトル
4 件のコメント
チコリ
2023年2月16日
「言ってる直後から支離滅裂に……」
このしと、いっつもそうじゃないですか⁇⁇
ここまで酷いとは誰も思わなんだー。
論破祭り凄い!論破祭り万歳!!
サトル
2023年2月15日
基礎医さん
コメントありがとうございます。
先程第二章(わずか3頁についてですが……)についてライジングコメント欄に投稿しました。
倉山氏は「恋闕」と最も遠い人物と断じて支障ない……と思います。
うさぎさん
コメントありがとうございます。
彼の「論理」に、正統性、正当性、整合性、根拠すら皆無です。カルトの狂信者がその本性です。単なる自慢したがる憐れな幼児。
彼は「知」すら踏みにじる、贋物。
私達は「知」はあくまで盾に、「恋闕」の刃で止めを差す…が適切かと思います。
アグレッシブに。
Dr.U うさぎ
2023年2月15日
仮に「男系継承」が長期間続いた「先例」であることを認めるにしても、どうしてそれが変更されると皇室が衰滅することになるのか、それをきっちりと説明できない限り、倉山氏の議論は説得力を持ち得ません。
考古学の研究によると、古墳時代には各地で女性首長が大きな社会的役割を果たしていたことが知られています。普通に考えて、この時期に「男系の血筋で皇祖に繋がる男女のみが天皇となれる」という慣習が存在していたとは、とうてい思えません。
どんなことにも始まりと終わりがあります。遥か昔より続いていた原始神道の時代の後、6世紀頃から仏教に帰依する天皇が現れたこと。明治維新とともに天皇が「千年の都」を離れて東京に移住し、さらに衣食住にわたって洋風を取り入れたこと。その他にも数々の変化を、天皇・皇室は受け入れてきました。
いずれも、その時代の保守的な人々からすれば、とてつもない「先例破り」であると思われたことでしょう(そして実際にそれに反対する激しい抵抗が起きました)。それでも天皇に対する人々の崇敬の念が失われることはありませんでした。なぜでしょうか。
倉山氏は、しっかりと説明できるのだろうか。どうして「男系継承」が変更されると、皇室が衰退することになるのか。倉山氏にとって天皇・皇室の本質が「男系継承」であるとして、令和の御代において、それにいかなる現代的意義があるのか。
基礎医学研究者
2023年2月15日
(編集者からの割り込みコメント)実際に文章をみると、いや、なかなかすごいです!「先例」≒掟。これって、positiveな意味なんでしょうか?倉山の使い方だと、因習につながるように、自分には見えますが?次に、「男系継承は性差別の観点から否定する人かいるが・・・」とかいっているさきから「男性排除の理論」って、確かに自己否定ですね。この先が、オソロシイかも、です( ̄▽ ̄;)