【論破祭り】小ズルい八幡和郎

Post's thumbnail

八幡和郎の記事を読んでのコメントです。

世の中には目的のためならどんな詭弁でも弄(ろう)する小ズルい奴がいるのだな!というのが、正直な感想です。

まず、「Y染色体の話で現在の天皇家と600年離れている」と指摘されると、大正以降の皇族は「近親婚」の影響を気にされていた!という言い方が非常にいやらしいかと。
遺伝学的には皇族の方とは関係なく近親婚の率(近交係数)が上昇するといわゆる繁殖率が下がるということは言われていますが、八幡氏の言われている話はどこまで本当なのでしょうか?側室制度を実質廃止したのは昭和天皇さまですし、美智子さまのような一般国民を結婚相手に迎えたのは上皇陛下からですし、天皇陛下の意思の方が大きいのではないですか?

 それから”「愛子さまのお相手報道」はあまりに無責任”と書かれると、そもそも皇族のご結婚について心無い報道がなされることを問題にしているのかと思いきや、要するに

「ダンケーの俺らの邪魔するなよ」というやり方

で、賀屋家の御子息との婚姻の可能性を擁護しているようにしか見えませんが、八幡氏が挙げた、岩田氏の文藝春秋の記事同様、このタイトルは知らない人が見ると、ミスリードすることになりますよ。

 八幡氏は元々官僚で、橋下のような弁護士出身の言論人とおなじ思考法で「落としどころ」を探っているようにも思えますが、それこそ倉山のように狂信的でない分、始末が悪いという印象を受けました。
でも、結局のところ、その落としどころが「皇位の安定継承」、さらには「皇室の弥栄」を見据えた話ではないので、このような歪んだ言説になるのでは?と思った次第です。

大阪府 基礎医学研究者

コメントはこちらから

全ての項目に入力が必須となります。メールアドレスはサイト上には表示されません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。