(編集者より)
さて、いよいよ(←別の意味で( ̄▽ ̄;)第4章に突入です。自分、ここまでこの本につきあった方の忍耐には、敬意を表します。完全に推測ですが、倉山側の(彼の主張に)シンパシーを感じている方々、ほんまにこの本を熟読できているのでしょうか(これ、かなり素朴な疑問)?では、どうぞ<(_ _)>
ようやく第三章も終わり、最後の第四章……。
起承転結であれば「結」の章になります。
さて……
第四章
『「旧皇族の男系男子孫の皇籍取得」と「一般人が皇族になる」の比較。』
もうこの章題だけで、酷(ひど)いですね……。
既にお気づきの方もいらっしゃると思いますが、倉山は「国民」という言葉……使いません。
この本に(少なくとも、ここ第四章までは)、ほぼ「国民」はでて来ません。
「凄く怪しい」ですね。
そう、私達が「論破祭り」で使う「国民」……彼は絶対に(彼の主張部分では)使いません。
使うのは、「民間人」あるいは「一般人」しか使いません。
「民間人となられた旧皇族の方々」……せいぜいこのくらいの表記。「一般人」すら絶対使いません。
おかしいですね。
「憲法」に触れるのに、「国民」に触れないんですから。
「天皇陛下(当時)のおことば」は「国民に向かって」ですよね?
「何かに感づいてる」……んですかね?
「困る」……んですかね?
もちろん、「貴い血筋だから……」という彼の主張からは、決して使えない……のではありますが、これが既に、「アキレス腱」であり「致命傷」になる(なった)んですね。
第四章の入る前に念のため、確認しときましょう。
・国民
「近代国家を構成する人々の集団。その国の国籍を持つ人民」
・人民
「国家・社会を構成する人。国民。」
「平等な権利を持ち、国家などの強権に対抗する主体としての人。」
・民間
「特殊な専門家・研究者の側に属さない一般国民の形作ってる社会……世俗」
「軍・政府・官庁などの公的な機関に属さない△こと(人たち)」
・世俗
「俗世間(一般人の人)」
面白い……。
・一般人
『特別の身分や地位を持たない、世間の普通の人』
(以上語義は全て)「新明解国語辞典第八版より」
さて、「陛下のおことば」は「国民に向けて」です。
「憲法を遵守」されてきた「陛下」からの、国民に向けての、「おことば」……です。
そこに、「元皇族」も、もちろん「旧皇族」もありません。
あるのは「国民」です。
さあ、ラストスパートです!
つづく。
3 件のコメント
サトル
2023年5月14日
コメントありがとうございます。
辞書を使うようになったのは、「注釈」「解釈」の辺りでしょうか。
しかも(文面からは)ドヤ顔が浮いて見えるという。あとは、とにかく読みづらい。
話の展開は飛びまくる。引用が不自然。本題と関係ない話が連発。それらを考えても読みづらい。で、気づいたのが、不自然な言葉選びでは?と思った次第です。
倉山支持者?には「もっと読み込みなさい!」と叱咤激励したくなりますね(笑)
だから「自分の言葉、視点で」語れないんじゃないの?と「要らぬ心配」してしまいます、ツイッター戦見てると。
まあ「自分の言葉、視点」で語られる少数の方たちは「(両方から)ドン引き」が多いですが。
京都のS(サタンのSじゃねーし)
2023年5月13日
屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「第四章 『旧皇族の男系男子孫の皇籍取得』と『一般人が皇族になる』の比較(ドヤっ)」
尊皇派「あ?まず旧宮家系国民男子は旧皇族じゃねーよ!それから皇籍を離れて戸籍に移った国民あるいは人民あるいはパンピーは二度と皇族には成れねーからな!なんで大間違いを主張しながらドヤ顔できるんだ?」
基礎医学研究者
2023年5月13日
(編集者からの割り込みコメント)なるほど~。倉山本に国民という言葉が出てこないのは、意味深ですね。これは、”鋭い”と思いました。それから、サトルさんは連載中に、これまでも「国語辞書」の定義を参照されていますが、やはり「論」というくらいならば、言葉の定義は正しく、ということでしょう。自分は、「国民」の中でも、「皇室の弥栄」を真面目に考える方々のことをあえて”心ある国民”と表現するようにしていますが、倉山のそれには、負の意味を感じる次第でございます。