(編集者より)
ついに、“その50”まできてしまいました( ̄▽ ̄;)。今回分も含めると、254pのうち215pまできたという感じなのですが、これって一回あたり平均すると4ページと少ししか進んでいないことになり、俗にいう精読のペースでございます(しかし、内実はツッコミが多すぎて止まったです)。ではどうぞ<(_ _)>。
*その1を振り返ると、「ちゃんと最後まで読まない」とがずしッときます(。-人-。)
第三の反論「皇籍取得を望む旧皇族などいないのではないか」
そもそも「旧皇族自体いない」んだが……。
まあ、話は聞いておこうかね……。
P214
「本当に今の国民の立場を捨てて皇籍取得を望む皇族がいるのか、いるなら出せ、とおっしゃる方もいます。名乗り出たら即座にバッシングの嵐になりそうですが。」
重箱の隅をつつくようで申し訳ないが、
「今の国民の立場を捨てて」→国民てことだよな?
「……皇籍取得を望む皇族」→婚姻したい?独りよがりに?
「皇族なのに皇籍を望む?」
おい、編集者(実はあとで、フルネームで登場してますが……)!
相変わらず雑な仕事してるね。
つか「ちゃんと読んだ?」
それともわざと?
作者が○○なんだから、ちゃんとあなたが仕事しなくて、どーすんだ!(……実は伏線になる)
即座にバッシング……そりゃそうだろ。婚姻を介さなければ皇籍取得出来ないんだから。図々しいにも程がある。
だって、「皇籍取得します!そのために婚姻させてください!」にならんか?
常識的に言って、
「双方の素直な気持ちから結婚(婚姻)がしたいです!その為に『結果として』皇籍取得になり、(国民としての)戸籍を外れ、自由を制限されても構いません。自由より大切な、このお方と結婚したいのです!」
……じゃないのか?倉山。
世俗的な表現にある、「順番が違うだろ!」……とはまた違った、
君の「案」と称する「〇った(※ピーな意味です)順番」だと思うが、如何かな?
「いないから女系天皇容認しかない。どこの馬の骨ともわからない人でも、「内親王殿下が選ばれた方なら、それ自体が皇族にふさわしい理由になるのだ」という理屈を唱える人もいます。」
またすり替えてるし。
いないから……ではない。
「皇位継承を安定的に続けられるように」だ。
それが「応える案」だ!
「どこの馬の骨」?
お前はいつから「人様の家」の婚姻問題に首を突っ込んでいるんだ?
それにな「……皇族にふさわしい……」とまた、微妙にすり替えてる、「意図的に読み違い」をしとるが、
「伴侶としてふさわしい」とご本人が選んだ(選ばされた……ではないからな。ここは強調しておく)方なら……という意味合いだ。
わかるか?「小姑」倉山。
P215
「皇族の女性が自由恋愛の末に結婚し、生まれた子供に皇位継承権がないのはおかしいと主張されます。……」
「……これこそ「ボクの(ワタシの)考えた、理想の皇室」にすぎません。この議論のどこに皇室の歴史が関係あるのか。」
「旧皇族の皇籍取得に反対するためだけに持ち出された議論としか言いようがありません。」
「直系」優先だと言っている。男子、女子にかかわらずな。
「ボクの「ワタシの」……」
いやそっくりその言葉は返す。
それに、
「恋愛結婚の自由」は制限はされてないが?
皇室典範第十条
「立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を『経る』ことを要する」とあり、確かに天皇及び皇族男子の婚姻は当事者の意思のみでは成立せず、『手続き上』皇室会議の議を『経る』ことが必要とはされている。
ただな。
典範十条は「皇室会議の議を経る」と定めてるが、他の手続き……例えば「皇位継承順位の変更」や「皇籍離脱」では、「皇室会議の『議』により」となっているが……。
「議により」と「議を経る」……どちらが「緩やか」かな?
そうそう。この本で「皇族の人権」として補講と称し、こんなこと書いてるな君は……(P183)
憲法24条(婚姻の自由)
(皇族には)なし。配偶者選びに、ある程度の意向は反映されるが、皇室会議の『議決が必要。』(『』はサトル記)
こうやって、「少しずつ少しずつ」変えていくのが、倉山手法だよな?
つづく
4 件のコメント
サトル
2023年5月24日
皆様コメントありがとうございます。
まさか50回越えることになるとは思いませんでした(恐らく基礎医さんも)。
ライジングコメント欄への投稿は終了したしたが、予告しておくと最終回?は
「ひっくり返る」こと、うけあいです。
基礎医学研究者
2023年5月24日
(編集者からの割り込みコメント)TEXTの中身はともかくとして…ブログの内容は、興味深く読ませていただきました。今回の話、自分は「皇籍取得します!そのために婚姻させてください!」で終わりだと思いますね。要は、一般国民という意味では、旧宮家系(と「ダンケー」が定義している)人達の間に差はないということかと。ここでへんな無理をしようとするから、「君臣の別」にふれると、シンプルに自分には理解できますが。しかし、先にmantokunさんも書いているので異なる言い方をすると、やはり倉山のシンパの方々(そして、失礼ながらワニブックスの編集の方々も)、この本まともに読んでないでしょう( ̄ー ̄)ニヤリ
京都のS(サタンのSじゃねーし)
2023年5月24日
ついに50回。ホントお疲れ様です。
(出張論破)
屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「第三の反論『皇籍取得を望む旧皇族などいないのではないか』」
尊皇派「まず、皇族(憲法1章)か?国民(憲法3章)か?しか存在しない日本国で、君らの言う旧皇族つまり旧宮家系国民男子(3章≠皇族)が、皇族との婚姻以外の方法で皇籍を取得できると思うか?」
屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「本当に今の国民の立場を捨てて皇籍取得を望む皇族がいるのか、いるなら出せ、とおっしゃる方もいます…名乗り出たら即座にバッシングの嵐になりそうですが」
尊皇派「皇族女子の婚約相手(現行典範下では皇位継承権は愚か皇籍取得の可能性すら無い)に向かって悪罵を投げ続けた奴らがソレを言うのか?ゴルァッ!!」
屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「(旧皇族wが)いないから女系天皇容認しかない…どこの馬の骨ともわからない人でも…『内親王殿下が選ばれた方なら、それ自体が皇族にふさわしい理由になるのだ』という理屈を唱える人もいます」
尊皇派「まず『旧皇族』は法的に存在しない!次に君らが『馬の骨じゃない!』と強弁する旧宮家系国民男子(憲法3章)に限定して継承資格を与えれば違憲!そして違憲の宮様に内親王を宛がうというポン引き紛いの野蛮を働けば、日本国は野蛮国だと世界中にアピールすることになる!これは国辱ものだ!!」
屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「皇族の女性が自由恋愛の末に結婚し、生まれた子供に皇位継承権がないのはおかしいと主張されます…」
尊皇派「まず貴様、悠仁様に学校にも行かず種馬に成れと言ったことを忘れてないか?つまり、皇族女子どころか皇族男子にも自由な行動の一切を許さないのが貴様ら男系派だ!こんなのは逆賊だろ?」
屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「…これこそ『ボクの(ワタシの)考えた、理想の皇室』にすぎません…この議論のどこに皇室の歴史が関係あるのか」
尊皇派「なるほど!君は皇族を玩具の様に扱った藤氏長者の歴史こそが正統な皇室史だと言いたいんだな?…さっさと討伐されちまえ!!」
屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「旧皇族の皇籍取得に反対するためだけに持ち出された議論としか言いようがありません」
尊皇派「旧宮家系国民男子の皇籍新取得こそが皇位の安定継承を阻害するためだけに持ち出された愚論だとしか言いようがねーんだがな!で、そういう部分を指してカルト協会の手先だと言っとるんだが?」
mantokun
2023年5月24日
サトルさん、ついに50回達成ですね。大変にお疲れ様でございます…。こんなに読み込んでくれる読者はサトルさんと笹さん以外いらっしゃらないのでは?倉山氏は感謝すべきですね。
それにしても今回の記事を拝見して、内容以前に文章の書き方自体がめちゃくちゃなことにも呆れました。サトルさんも突っ込んでおられますが、
>皇籍取得を望む皇族がいるのか、
って、印刷されてしまったのが恥ずかしいレベルの矛盾した文章ですね。多分著者の倉山氏が思考を全く整理しないまま書いているからこんなことになるんでしょう。
比べるのも失礼ですが、週刊連載漫画のゴー宣があれだけ精密に校正、校閲されているのに(仕事柄、ゴー宣の細部まで表現に気を配った緻密な文章には常に驚嘆しています)、「決定版」と銘打った書籍の、しかも『皇室論』でこんなレベルの文章が出てくるとは…。
そもそもゴー宣とは著者の日本語レベル自体が違うのでしょうが、先の連載でもご指摘があったように、倉山氏のこの本には参考文献や引用文献の一覧も掲載されていないところからして、「男系派のふんわりとしたイメージや願望をとりあえず一まとめにしてみました」という意味での「決定版」に過ぎないのだろうなと思います。
そもそも男系派の本なんかまともに校正、校閲したら、全編書き直しを要求せざるを得なくなってしまいそうですが…。