【連載】倉山満の新著「決定版 皇室論」を斬る! (その53)

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(編集者より)
いまさらながら、この本の出版と論破祭りの現状には時間的ギャップがあり、どう見ても、“おまえは、もう負けている!!( ̄― ̄)ニヤリ”でオワッテイルのですが…今回は、自分に言わせると、“でた、憲法の蹂躙(じゅうりん)!”デス。ではどうぞ<(_ _)>。

念のため言っておくが、「社会的身分」は爵位や貴族も含む概念だ。その存在を「国家として」認めない……ことだからな。「肯定してない……するな」だからな。

P218
「なお、現行憲法の下で、民間人の女性は皇族になることができます。すなわち、」
『「民間人だった国民を皇族にすること」は法の下の平等の例外としてこれまで運用されてきました。』
『同じように、』
「……旧皇族の方々も血統という、憲法第一章に規定された特例によって第十四条の法の下の平等の例外になるということです。」

なんねぇよ!!!!

「血統」は「自分の力でどうにか出来る地位」なのか?
国民を「血統」で分け、国家が「お墨付き」をあげるわけないだろうが!

明確な憲法違反じゃないか!

P219
「極めて少数派ですが、こうした解釈を否定しようとする人もいます。男女関係等の合憲性をジェンダー平等の視点から、……」

ちょいちょいちょいちょい!!

なんでここで、ジェンダー問題が出てくる?
門地の差別とジェンダーを、同一にすんのは

「おかしい」だろ!

「そこまで旧皇族の方々を目の敵(かたき)にする理由がよくわかりませんが、とにかく「旧皇族だけは認めない」との執念だけは感じます。」
「こんなことを言わざるを得ない時点で、言うに事欠いたか、としか言いようがないのですが。」

だから、「旧皇族だけ」ではなく、そもそも「旧皇族の定義がおかしい」し、憲法第十四条にもそれが書いてある!と……。

「仮に一般国民の中から皇族になる人が出てくるのが、憲法違反なら、皇太后陛下(正田美智子さん)、皇后陛下(小和田雅子さん)、秋篠宮妃殿下(川嶋紀子さん)は憲法違反の存在なのでしょうか。」

だ!か!ら!

婚姻を介しての皇族だし、「門地によって」婚姻のお相手になっとらんだろうが~!!!!

まさか「テニスコートで生まれたロマンス」とか「外務省のエリートキャリア」とか「職員宿舎で育たれた」とかの文言、知らぬわけでもあるまい。

もっと言えば「お妃候補」とマスコミが騒ぎ立てた候補者たち……家系、爵位も「なんにも関係のない方」を選ばれてるが?

それに、なぜ国民から婚姻を介しての皇族女性を「さん付け」で?しかも「旧姓」でフルネームで書き込む必要がある?

「お前の意図するものはなんだ?わざとやる理由はなんだ?」

侮辱するのもいい加減にしろ!!!

今回は、ここまで

6 件のコメント

    サトル

    2023年5月29日

    皆様コメントありがとうございます。

    基礎医さん
    今日(5/29)に掲載された竹田のツイッター。白状したな……と思っています。
    タイムラグがどうしてもある掲載ではありますが、個人的には絶妙にシンクロしてる……と思っております。
    あと数回?の編集。お手数おかけしますが、宜しくお願いいたしますm(_ _)m

    京都のSさん
    あまり答えを言っちゃいけません(笑)
    彼らに考えさせないと……(笑)
    無理か……。やっぱり前言撤回します。
    出張論破お願いします。

    mantokunさん
    いつもありがとうございます。
    私の駄文が、引き締まります。
    いまだに思う……疑問なんですが、本当に彼らは「読んだんでしょうか?」。
    読んだ……と「言い張ってる」だけなんじゃないでしょうか?
    たぶん……彼らの背中は「変な汗」でビショビショだと思っています(笑)

    ただしさん
    たぶん……彼らはの根っこは「逆怨み」だと思っています。もちろん過度な自己否定、自己責任は禁物ですが、「大人になりきれない(かった)連中」だと思います。単純に「お前『が』嫌われてんだよ。お前『が』能力ないんだよ」ですむ話だと思います。「拗らせる」……よくできた漢字だと思います。

    L.kさん
    コメントありがとうございます。
    大変嬉しく思います。

    既に御自身読了されてると思いますが、(いや、お恥ずかしい……私の駄文)至るところとっ散らかってる「不良品」の本でした。読んでいて「書き方」で引っ掛かれば、普通に「疑問」が湧いてくると思うのですがどうなんでしょう。

    「皇位の安定的継承」こそが、(日本の)「立憲君主制」の維持に繋がる……これこそが、皇室からの「要請」であると個人的に思っています。

    L.K

    2023年5月29日

    いつもありがとうございます。
    旧宮家養子案を認める憲法一章の特例って、何でしょうね?
    二条の「皇位は、世襲のもの」を指しているんでしょうか?
    だったらそう書けばいいのに、なんで一章なんてボカして書くんでしょうね?
    この書き方一つとっても、ゴマカシで通そうとする魂胆が見え見えです。

    国民の平等原則の重要性を鑑みれば、みだりに例外規定など認められるはずもありません。
    そしてもはやいうまでもなく、「二条の世襲は男系も女系も両方含む」のが政府解釈です。
    なので、「まずは女系を認めよ。」
    国民の血統(男系も女系も含む)に頼るのは最低でもそれから、というのが憲法からの回答です。

    ただし

    2023年5月29日

     ナメていますね。ちっぽけなプライドを守るためなら、何でもやりそうな倉山満。
     悪意を持って極論まで曲解し、反論してみせる倉山の誤魔化し芸。ナメきっていますね。

     第53回、お疲れさまです。
    m(_ _)m

    mantokun

    2023年5月28日

    お疲れ様です。ついに50回オーバー…。倉山氏は最後の最後にきて、双系派の主張する論点が理解できないからなのか敢えての無視なのか、憲法無視オンパレードの酷さ大爆発で手のつけようがないですね。

    >憲法第一章に規定された特例によって第十四条の法の下の平等の例外になる

    この解釈を否定する人が「極めて少数」かつ、倉山氏が言うように「望むかどうかなどご本人以外に知りようがないことはともかく、旧皇族の方々が健在であるのは事実」なら、もう旧宮家子孫の国民男性の皇籍取得案なんかとっくに実現していなければおかしいですよね。何がネックになっていてまだ実現してないの?
    もしかして天皇陛下も皇族の方々も望んでいらっしゃらないからでは?ていうか、そもそも皇室に入りたい旧宮家子孫の国民男性が一人もいないから、「極めて少数」の反対者がいようがいまいが関係なく、実現しようがないのでは?

    …って話ですよね。しかも、高みに立って揶揄でもしてるつもりなのか

    >そこまで旧皇族の方々を目の敵(かたき)にする理由がよくわかりませんが

    旧皇族の方々を目の敵にしてるんじゃなくて、その子孫である国民を、しかも男性に限って皇室に入れることなど、憲法十四条に真っ向から違反するから批判してることが、どうしても理解できないようですね。身分制の新設と男女差別の肯定にしかならないんだから、そんなもの令和のご時世には目の敵レベルで批判されて当然でしょうが。
    倉山ら男系派が「そこまで内親王が皇位継承することを目の敵にする理由がよくわかりませんが、女性天皇の誕生だけは認めないとの執念だけは感じます。」
    しかも「言うに事欠いて」、ご結婚で皇室に入られた上皇后陛下、皇后陛下、秋篠宮妃殿下のことを、旧宮家子孫国民男性の皇籍取得案に正当性があることの根拠にしようとは。何で皇籍取得案が憲法十四条違反で不可能だと批判されているのか全く分かっていない、己の理解能力の低さをさらけ出してるだけですね。「門地」が何なのかいまだに分かってないのかも。

    しかし、該当者がそもそも存在しないんだから、この『決定版皇室論』の中でいくら「男系男子継承のためにはどんだけ憲法違反したっていいんだー!」と叫んでも仕方ないし、存在意義が全くない本ですね。とにかく愛子様の立太子を妨害するべく、時間切れを狙って無意味な屁理屈こねてるだけです。国会議員はこんな本をありがたがって、上皇陛下や天皇陛下に楯突いてるんじゃないよ!

    京都のS(サタンのSでも飼い慣らすし)

    2023年5月28日

    屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「なお、現行憲法の下で民間人の女性は皇族になることができます…すなわち…民間人だった国民を皇族にすることは法の下の平等の例外としてこれまで運用されてきました」
    尊皇派「で?」
    屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「同じように…旧皇族の方々も血統という、憲法第一章に規定された特例によって第十四条の法の下の平等の例外になるということです」
    尊皇派「血統=家柄=門地だが?旧宮家系国民男子(=国民≠皇族)という特定の家柄に限って婚姻を介さずに皇室に入れれば憲法14条違反=門地差別に当たるんだが?」
    屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「極めて少数派ですが、こうした解釈を否定しようとする人もいます…男女関係等の合憲性をジェンダー平等の視点から…」
    尊皇派「ダウト!門地差別という違憲状態を正しく『違憲だ』と指摘したら、ジェンダー問題にすり替えるんぢゃねーわ!」
    屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「そこまで旧皇族の方々を目の敵にする理由がよくわかりませんが、とにかく『旧皇族だけは認めない』との執念だけは感じます」
    尊皇派「被害妄想だな…竹田詐欺宮に精神をシンクロさせ過ぎたんぢゃね?…それと旧皇族じゃなく旧宮家系国民男子な!」
    屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「こんなことを言わざるを得ない時点で、言うに事欠いたかとしか言いようがないのですが」
    尊皇派「…だったら言わんでくれるか?」
    屑山マン@ゲロ嘔吐スタイル「仮に一般国民の中から皇族になる人が出てくるのが憲法違反なら、皇太后陛下(正田美智子さん)、皇后陛下(小和田雅子さん)、秋篠宮妃殿下(川嶋紀子さん)は憲法違反の存在なのでしょうか」
    尊皇派「ダウト!美智子様、雅子様、紀子様は、元皇族や元貴族だからなどという理由で妃に選ばれたのか?それが理由だったら門地差別に当たる可能性もあるが、それでもだ!たまたま好きになった相手が元貴族だったって場合もあるし、そもそも正田家・小和田家・川嶋家は特別な門地ぢゃねーわ!皇室入り出来る門地を伏見宮系に限りたいカルト保守と一緒にするな!」

    基礎医学研究者

    2023年5月28日

    (編集者からの割り込みコメント)まず、私信めいてすみませんが、昨日(5/27)笹さんにご挨拶できなかったのは、残念でしたね。自分、今度機会がありましたら…サポートします。それから、今回の内容は、ある意味、倉山節全開でしたが(谷田川もやけにこの部分を強調しますが)、こういうの見ていると、憲法は解釈でなんでもいけてしまう、というアブナイ風潮につながるところがあり、これは是非国会ではっきりさせたいところ!と、改めて思いました。

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