皇位継承について、当事者である皇室の方々が自由に発信できない状況で、「愛子さまを皇太子に!」というのは大変な仕事を愛子さまに押し付けることになり気が引ける、という考え方があります。
「皇族をやっていただいている」という敬意が感じられ、好感の持てる考え方ではあります。
まず、愛子さまのご意思については、高森明勅先生による拝察をご参考にしていただきたいです。
その上で、身近なこととして想像力をはたらかせてみましょう。
「大変な道だから進むのをやめなさい」と言うのは一見、相手のことを思いやった言葉に見えますが、その実は相手の主体性を認めない失礼な言葉ではないでしょうか。
親心や親切心で「この道のほうが楽だよ」と言いたくなる気持ちは分かります。
しかし、人生はどのような道であっても苦労はともないます。
苦難の道を通った人の方がむしろ、その後の人生を幸福感を持って送ることができるものです。
他人に敷かれた「楽」なレールの上を走ることが、その人にとって本当に幸せな人生と言えるでしょうか。
漫画家の小林よしのり先生は『ゴーマニズム宣言』4巻でこのように表現しています。
楽ちんに得られる真の快楽はない!
(第89章「反・楽ちん主義」)
私たちのすべきことは、愛子さまが一度限りの人生を、不当な制約を受けずに全うできる環境を整えて差し上げることではないでしょうか。
中途半端な「おかわいさうに」が愛子さまの人生の妨げにならないことを願っています。
千葉県 まー
7 件のコメント
L.K
2023年7月29日
まーさん、ナイス・リマインド( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
男系カルトのは詭弁だけど、愛子さまを本気で気遣ってそう思われる方もいますよね。
矢部万紀子さんもそうでした。
しかし「愛子さまを皇太子に」では、ついに愛子天皇支持を明言してくださいました。
ご成年記者会見などのお言葉やご様子をご覧になれば、
愛子さまは天皇になられることに意義を見出してくださっている、と信じられるかと思います。
でも、天皇の務めを果たされるのが大変であることももちろん忘れるべきではありません。
なので、愛子さまのお姿を拝見したときには、
「いつもありがとうございます。」
「どうぞいつまでもお元気で、お幸せにいてください。」
「末永いご活躍をお祈り申し上げます。」
と願っていれば、愛子さまもきっと、より一層やりがいを感じてくださると思います。
当たり前の存在に思われていた天皇が、本当は全然当たり前ではないし、かけがえのないものだった。
愛子さまのご誕生は、そんな当たり前のことを日本人に思い出させる、天の思し召しだったのかもしれませんね。
John
2023年7月29日
私も愛子さまの意志や主体性を最大限尊重するべきと思います。
愛子さまが皇族として生きる覚悟をお持ちなら、我々国民は感謝してそのお気持ちをかなえて差し上げれば良いだけです。
愛子さまが「あるがまま」の人生を歩まれる事を心から願います。
ダダ
2023年7月29日
江森敬治『秋篠宮』で、秋篠宮殿下はストレスがあることを率直に述べています。
性別に関係なく、皇族として生きることは大変だと思います。
女性の愛子さまには大変そう、、という同情で終わらせてしまっては、結局は他人ごとで、それは紐帯とは呼べないと思います。
皇室から国民はどのように見えるか?または、どのように在りたいか?を考えるべきで、一人ひとりに出来ることがあります。
国民がいるから頑張れる。国民がいて良かった。
皇室の皆さまの思い出に、私たちがいることを願い、今日もひとこと。
愛子さまを皇太子に。
殉教@中立派
2023年7月28日
ダンケー珍説大賞にも、含まれると思いますが。ダンケーの得意技に「女性を慮っているように見えるが、実際は男尊女卑な発言」が多いと感じます。
・天皇の仕事は激務。女性にはさせられない。
・天皇の儀式には、大量の食事を摂るものもある。女性がするのは過酷だろう
(注:その儀式は、形式的に箸をつけるだけであり、実際に大食するわけではない)
・民間男性は皇室に入れないが、女性は入れる。男系主義は、(女性を優遇しているので)男尊女卑ではなく、むしろ男性への排除なのです(byケケ田)
・女性天皇が結婚・出産すると、その子は女系天皇。これで日本が終わります。現代で結婚・出産を禁じるのは、女性に対して非人道的です。なので、女性天皇の即位はやめましょう(by猥染色怠子)
まあ、性別に関わらず「当事者の意思を尊重せよ」という話ですね。山口真由の「皇族方を『生身の人間』とは、思いたくない」発言が、それの真逆にあたります。
じーま
2023年7月28日
「大変だろうから~」というのは一見もっともらしい考え方な気がしますが、天皇になれない国民が愛子さまに「皇太子になるな」と言うようなもので一つ間違えると、独善に陥りかねないもののような気がします。
少なくとも、「大変だろうから~」を言うことができるのは天皇陛下、上皇陛下のお二方のみでしょう(おそらくそのようなことは仰らないでしょうが)。いずれにせよ、愛子さまの人生において様々な選択肢があるということが真に本人のことを思いやることではないかと思います。
突撃一番
2023年7月28日
むしろ天皇に即位するという人生の選択肢を、「女だから」というだけで断たれる事を、可哀想だとは思わないのかなダンケーは。
ナクラ
2023年7月28日
愛子さまが天皇に即位されるのは、運命です。他の人(一般国民)では不可能なのです。
天皇皇后両陛下の一人娘として生まれたのですから。
自覚と資質は、お有りになると拝察します。