【絵馬日記】プリンセスアイコ

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令和5年2月13日 岡山県 吉備津神社
プリンセスアイコ ボールペン マジック 右手
使用時間 約30分

ここは観光のお薦めに聞いていたので、帰る前に参拝。
桃太郎線という、1時間に1本というローカル線に乗ってまったり気分。

古き良き時代を思わせる風貌が景色と相まって和みます。

雨が降っていたので階段が滑りやすく危ないとこもありましたが、ともかく広い所でどの建物も見ごたえありましたよ。
今まで参ってきた神社御祭神の殆どは天照や素戔嗚、神功皇后などがメインでしたがこちらは吉備津彦ファミリーです。
それも相まってか写真でも表現しがたい、独特な雰囲気を出してました。
観光で遠出した、というのもあってテンション上がってたんかな(笑)。

桃太郎というと今年刊行された「よしりん御伽草紙」を思い出します。
ともかくインパクトが強烈で、人によっては本を閉じただの爆笑しただの(←自分は後者)読む人を選ぶ内容でした。
現代に残ってる神話、御伽噺、伝承もあらすじは合っていても肉付けや時代考証など時とともに失われていき、オリジナルそのままはどんなものだったかは今となってはわかりませんが、ポリコレ抜きの物語って相~当エグかったと思ってます。
感想を語ると長くなるので割愛しますが、この吉備津神社に伝わる吉備津彦の温羅退治の伝承にも通じるものとしては、

「人間は世の中という理解しがたい、不条理をごった煮にした鍋の中で生きている」

といったものです。

今の常識で考えると「ありえね~」と思っても読ませる力を感じる、惹かれるのは何かしらモラルをすっとばして本能に訴えるからでしょうか。
時代を越えて現存している伝承、物語は各時代の検閲を受け変化や修正を余儀なくされますが、果たして‘それ’は残っているか?
時の権力者に利用されたり、教育に都合がいいからとデトックスをかけられたり・・・見ようによっては死者への冒涜にも思えます。
不条理のなかで生きていると言いましたが、人間も負けないくらい不条理ですね(笑)。

さて絵馬のプリンセスアイコ。
過去の絵馬でも紹介した、花の文化園という植物園で見たのが最初で、綺麗で可愛らしい印象でした。
バラだからトゲがあるったってそれも愛おしくなりますねぇ。

ちょうどこちらのHPでも最近てるてるさんが育てていた写真を見られた人も多いと思います。
https://aiko-sama.com/archives/28422
彼のいる中四国のほうでこれを描くとか妙な縁ですなぁ。
半年も前だし、何も意図してないんで。

その時、不思議なことが起こった・・・!、としか。

7 件のコメント

    藤澤

    2023年8月18日

    てるてるさん
    ありがとうございます。
    たしかプリンセスアイコを初めて見た日も雨が降っており、その日を思い出して描いてたはずです。
    じめじめした天気でもあの可愛らしさは色褪せないものですし、名前にふさわしい花ですわ。

    あしたのジョージさん
    早出が多いので朝ドラはわかりませんが、そう言ってもらえたら嬉しいです。
    再開して、マンネリにならないように考えて描いてたのです。

    ただしさん
    何でも言いきると考えが偏ってしまうので、何でもバランスが大事だといつも思います。よしりん先生の影響がやはり大きいですが。
    桃太郎線は昭和生まれの人にはたまらない風情があるのでまだ動いてほしいです。待ってでも乗ったらよかったかなぁ(笑)。

    れいにゃんさん
    ありがとうございます。
    バラは色がないと見分けがつきにくいのでカラーにしたかったと見返すと思います。色つけてもプリンセスアイコとわかるかは…自信ないですね(汗)。

    mantokunさん
    面識ないので描いてるとこを声かけられたらビビりそうです(笑)。
    参拝者が多くてじっくり描ける場所がなかった記憶がありますね。

    マメシバさん
    神話って、実際に起こったことを詩的に描いたものですが、教訓や道徳を広めるためにエピソードを盛る(桜の木を折ったワシントン大統領の話とか)とか時代に利用されてる場合もあります。
    事実はショボくてガッカリ…てな話もあったので単にオリジナルが知りたいというより、何故それが大事に語られたかなど色々興味をそそられますね。
    現代、データベースとかきちんと残せば未来はこうしたロマン思想とか衰退しそうでしょうかね?
    想像が入り込む余地がないとつまらなくなりそうです。

    mameshiba

    2023年8月16日

    バラだからトゲがある。
    美しいだけではなくても、トゲがあるくらいの方が人間らしくて良いかもと思いました。
    祀られている吉備津彦命は岡山のゆかりがあるんですね。
    諸説あると思いますが桃太郎のモデルになっているとも言われている様で、興味深いです。
    登場するお爺さん、お婆さん、犬、猿、キジ、鬼もモデルになった人物がいるのかも知れません。
    吉備津彦命は281歳まで生きていたことになっていて、(何故281年?)お墓まであって神社もある。そして桃太郎。あまりにもよくできています。
    何故そこまでしたのか?作り話だけだは留まらない何かがありそうです。

    mantokun

    2023年8月16日

    吉備津神社へは私も2月のオドレらで岡山に行った際にお参りしていました。私がお参りしたのは11日だったので、残念ながら藤澤さんの絵馬は拝見しようもありませんでしたが…。
    プリンセスアイコのお花の絵がとても可愛らしく、素敵です。絵馬に描けるのが本当にすごい!

    reinyan

    2023年8月15日

    似顔絵もいいですが、プリンセスアイコもいいですね!

    ただし

    2023年8月15日

    とても楽しく、そして、とても深い内容でした。

    てるてるさんは精魂込めて育て、藤澤さんは精魂込めて絵にする。やはり、ご縁を感じました。
    (^^)

    桃太郎線、一昨年、岡山へ行き乗りました。可愛らしく、風情がありますよね♪
    (*^^*)

    「不条理をごった煮にした鍋」ですか…。
    「これは!」と誰かに思ってもらえる、具材・隠し味に、なりたいです。

    あしたのジョージ

    2023年8月15日

    花の絵もいいですね!
    今やっている朝ドラのらんまんみたいです。

    てるてる

    2023年8月15日

    自分のブログのご紹介までしていただいて、ありがとうございます(^^)
    仰る通り、世の中全ては不条理で、人間もまたその不条理の一つですよね。
    完全に理解したり、ましてやコントロールできるものではありません。

    プリンセスアイコはほんとに綺麗で可愛らしい花です。
    ボールペンとマジックだけでこんな素敵な絵が描けるとは、さすがです!

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