毎日新聞の書評欄で皇位継承問題を取り扱った本が紹介されていました。
(有料記事)
今週の本棚
『天皇の歴史と法制を見直す』=所功・著
https://mainichi.jp/articles/20230819/ddm/015/070/011000c
紹介文を引用します。
今日の皇位継承問題を巡っては「男系か、女系か」を論点に激しい意見の対立を招き、政府や国会での議論は足踏みが続く。
だが、著者は2000年近く続く天皇の歴史でこの神託を重視し「『男系』も『女系』も含む『皇統に属する皇族』であることこそ最も重視すべき要件」だと主張する。男女にかかわらず、皇室に生まれ身近にいる天皇の生き方を見習い体得していく環境が、国民と共に歩む象徴としての務めを果たすには欠かせない。
『愛子天皇論』も紹介してほしいですね。
2 件のコメント
L.K
2023年8月21日
書籍紹介記事のご紹介、ありがとうございます。
皇位継承問題に関わる書籍が注目を集めるのはよいことですね。
『愛子天皇論』も紹介してほしい、というのはハゲしく同意です。
ただ、僭越ながら所氏については、覚悟の足りない人、という印象を持っています。
理屈では答えが見えているのに、男系カルトの圧力に屈して日和った態度を公に晒す。
持論を貫けないのであれば、期待することはできません。
Amazonページを見てみましたが、オビや紹介文で「『当面必要な』改革案」(『』は私が追加)と書かれているあたり、男系カルトに阿った主張に変わりはないのではと思われます。
危機意識が足りなさすぎます。
男系カルトの攻撃を直に受けたであろう人をあまり悪く言いたくはないけど、小林先生や高森先生と比べるとどうしても…。
皇室史の勉強にはなると思いますが、値段もなかなかするので、買おうかどうか悩んでいます。
基礎医学研究者
2023年8月21日
貴重な情報、ありがとうございました。所先生は倉山の「新皇室論」では、男系優先とふらふらしていましたが、ここに至って「男女関係なく皇統に属するもの(すなわち直系優先)が皇位を継承すべき」となられたようですね。この引用をみると、そのように思いました。それならば、「愛子天皇論」が訴えていることと基本は同じはずなので、是非「愛子天皇論」も書評で紹介してほしい、と自分も思った次第です。