「天皇になりたい!」と思っていただくには・・・?

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第1回 【皆さんのコメントから、とりあえずの結論を出してみる】

前回ブログ『奴隷って、こんな気持ちなのかな・・・?という事を、手前勝手に考察してみる』(※下段参照)では、皆さんから多くのコメントを戴き、誠にありがとうございます!

公論戦士の皆さんに「知恵かして!!」とまで頼み込んだ手前、ちゃんと最後まで責任持って返答しなきゃダメかと思いまして、

どうすれば皇族方に、「皇室に残りたい、天皇になりたい」と思って戴けるのか?

というテーマについて、皆さんのコメントを熟考した上で、現段階での結論を出してみました。

コメントを読んで総じて思ったのは、やはり国民の側がまだまだ皇統問題について「他人任せ&無関心」で、自分がどうにか制度を改善して皇室を守らなきゃ、という意識が低いという事(国防もそうだけど)。

まさに先日の「ササクラ会議」で倉持師範が仰っていた、「日本人の冷たさ」ですね。

これは政治家や、宮内庁職員とて同罪です。

今の状態では「天皇と国民の相愛関係」なんか、実現する筈がありません。国民の側が、国防も皇室のご公務も、「税金払ってるんだからそれぐらいのサービスは受けられてアタリマエでしょ?」ぐらいにしか思ってなくて、己が国の役に立つ事よりも、己(己の家族も含めて)の幸福追及の為にしか行動しないのだから。

大まかな改善策は、以下の4つです。

  1. 天皇機関説・・・ならぬ「国民機関論」の常識化
  2. オーディエンス制度の導入
  3. 皇民化教育ではなく、「天皇の仕事」を淡々と子供に伝える
  4. 財政面で国を豊かにするには・・・?
  5. 結 言

今回はどうにか、3回シリーズに纏めさせていただきました。

  1. 天皇機関説・・・ならぬ「国民機関論」の常識化

憲法第1条の「国民主権」を撤廃しない限り、身の程もわきまえず、天皇を自分達の思うままにコントロールしていいんだと勘違いする国民を、今後も大量生産し続ける結果になってしまうと思います。主権を保有する主体はあくまで「法人たる国家」であり、参政権を付与された国民とて、「国会」や「軍隊」と同様、あくまで国家の運営を担当する「数ある機関の中の一つ」にしか過ぎない。それらの中の最高機関が「天皇」である。

ついでに言うと、その主権の及ぶ範囲を「領土・領海・領空(総じて「領域」)」と呼ぶ。

「主権」と「参政権」は全然違うぞ。自惚れるな日本国民!!

という事は、常識化しなければならない。

でないと、小沢一郎みたいに、平然と天皇を政治利用する政治家を、撲滅する事もできません。

国民が無根拠に増大させた権利を、ちゃんと分相応なレベルまで縮小させれば、皇室に対してマウント取る根拠を無くせる分だけ、相対的に皇族方が享受できる「自由のパイ」も、増やせるんじゃないかな?

文責 北海道 突撃一番

4 件のコメント

    yan ryu

    2023年9月7日

    皇室に残りたい、天皇になりたい…こうした視点が決定的に欠けていたかもしれませんね。われわれ国民は無条件に「天皇になられる」と思っているけど実際には「なっていただく」ですよね。たった一度の人生を天皇という尊いお勤めのために尽くされる。そしてそういう方がいなければ、この国はすべての機能を停止してしまう。国民主権の前に、天皇の国事行為と憲法第一条がなぜ「天皇」から始まるのかの教育が必要だと感じます。そうすれば皇室への敬愛が生まれ、皇室の国民の相互信頼が生まれると思います。

    基礎医学研究者

    2023年9月4日

    (編集者からの割り込みコメント)自分、編集していて恐縮ですが、実は、突撃さんの言われる「国民機関説」についてよくわかっていないような気がします(しかし、寄せられらコメントに応えようという意欲はよく伝わってきました)。
     これは、憲法で言われる、「国民主権」について、状況によっては制限(あるいは抑制)が必要だ、ということなのでしょうか?現状を考えると、「皇位継承問題」を考えるときに、憲法改正まで踏み込むのはハードルが高いので、即応性を考えると自分には?が付きますが、長期的な理念としては理解できます。
     で、確かに「国民主権」をそのまま解釈してしまうと「皇室」よりも上位にきてしまうので、切り離すのは賢明のような気がします(要は、自分たちには手が出せない領域がある、という考え方ですかね)。それから、選挙権が出ていたので1つ書いておきますと、「皇位継承問題」を議論するはずの国会議員がこの体たらくなのは、選ぶ側にも確実に問題があります。賛否はありますが、そもそも現在のように、衆議院で投票率55%前後では、民主主義がきちんと機能しているのかどうかも怪しいと思います(少なくとも、中選挙区制時代には、70%近くあったにも関わらず)。で、何が言いたいのかというと、権利をはく奪などまではいいませんが、投票にいかない人については、一定の罰則があっても良いような気がしますが、いかがでしょうか?「権利は獲得するもの」というくらいの主体性は、発揮されたほうが良いような気がします。

    突撃一番

    2023年9月3日

    掲載&コメントありがとうございます。

    本来民主主義が想定している「強い個人」からは程遠い、「右エ倣え」「お上に従え」な国民性は、確かに克服しないと「参政権」すら保有する資格も無いかもしれませんね。
    自分の頭でモノ考えないもん。

    ・旧宮家は憲法違反だ!
    →内閣法制局は違憲と言ってない!

    ・皇籍取得する男系子孫はいない!
    →でも八木秀次さんがいるいるって言ってるから・・・

    ・コロナはインフル以下だから、自粛は不要だ!
    →でも政府が「要請」してるから・・・

    ・ワクチンに感染予防効果は無い!
    →でも厚労省とかテレビに出てる医者が勧めてるから・・・

    マジで何とかならんかな?
    この情けない「八つ墓ムラ」!!

    京都のS(サタンのSでも飼い慣らすし)

    2023年9月2日

     「国民機関説」ですか。国民の代表としての国会議員が国家主権を行使する民主国家にあっては、権力者(国会議員や官僚、財界、外国勢力)が国家主権を私物化した場合、天皇も国民も権力者が動員できてしまいます。また、マスコミに踊らされつつ世間が空気を醸成してしまう日本では、マスコミと世間の共犯関係が政官財に影響を与え、それが軍さえも動かし、天皇も動員されたのが昭和の戦争でした。コロナ禍でも小室母子批判でも世間主義の恐ろしさは嫌というほど思い知らされました。この「世間主義」を克服しなければ、日本国は二進も三進も行かないように思われます。

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