「天皇になりたい!」と思っていただくには・・・?その3

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第3回 【皆さんのコメントからの結論③~⑤】

  1. 皇民化教育ではなく、「天皇の仕事」を淡々と子供に伝える

義務教育を通じて子供にご公務の内容を教える事で、天皇・皇族が普段、どのように弱い立場の国民を励ましておられるか、という客観的な情報くらいは伝えるべきでしょうね。

無論、いたずらに尊皇心を子供に強要するような愚を避けながら。

そうする事で、天皇に関心を持つかどうかはともかく、ご公務の内容すら「知らない国民」をちょっとでも減らせるし、障害者とか難病患者、貧困層など、社会的弱者に目を向ける国民を増やす事にも繋がります。

倉持師範が言ってた「冷たい日本人」を、減らしましょう。

  • 財政面で国を豊かにするには・・・?

京都のSさんやJohnさんご指摘の、財政難とか「貧すれば鈍ずる」という問題については、まず国民が「他人を出し抜いて、自分だけがいかに成功するか」という、ひろゆきみたいな考えを捨てて、国全体を、しかも物心両面で豊かにするには、どのように政治を変えるべきか、という視点を持つ事が大事だと思います。

国防を一例に挙げると、

・米国から欠陥兵器ばかり買わされる事を辞め、思いやり予算も辞めれば、税金の無駄遣いも減り、財政面で余裕が出来る(→自国の防衛産業発展にも繋がる)。

・「領土・領海・領空及び、天皇陛下を守る為に命を懸ける事」がアタリマエの「世間」を全国に形成できる(→その責任を担う事で初めて「日本国民」と呼べる)。

・自主防衛を引き受ける事で「強靭な国民」を大量生産出来れば、心身ともに、皇室を敬う余裕も出てくる。
(やっぱり「徴兵制&自力での核武装」しかないと、少なくとも私は思っています。)

国防は、「国民のミナサマに安心していただく為」なんかではなく、単に「独立を守る為」にあるのであって、外部から生存権を脅かされる程度の緊張感くらいは、国民も常に持っといた方がいいです。

もちろん国防に限らず、農業、教育、医療その他あらゆる分野で、「今だけ・カネだけ・自分だけ」の為でしかない税金の浪費は、横行していると思います。

それらを見直し、どう改善すればより良質な日本国民を増産する為の「未来への投資」に繋がるのか、公論戦士の皆さんの「現場」にも、課題は溢れているかと思います。

※ 個人的には、観光事業と結びついたアイヌの優遇政策はもう、即時全廃すべきだと思う。そもそもこれも「旧宮家」と同じ血統差別だし、「補助金事業に頼らないと存続できないような観光地」なんか翻せば、素材自体はそれだけ集客力のない、つまらない土地だという事でしかない上、税金ナシで一所懸命商売やってる全国の観光地に対しても、申し訳ないと思うから。

  • 結 言

差し当り今の我々に出来る事は、「国民主権病」が重症化して、「安全地帯でサービス慣れ」した国民を、攻撃し続ける事くらいかな?

自分が今、享受してる人権 (特に生存権) が本来伴うリスクも自分の身で引き受けようとせず、分際をわきまえない国民の「幸せのレベル」を下げた方がいい。

そしたら少しは皇族の気持ちもわかる。

文責  北海道  突撃一番

4 件のコメント

    基礎医学研究者

    2023年9月8日

    (編集者からの割り込みコメント)連載、おつかれさまでした。yan ryuさんも言われていますが、”なっていただく”という姿勢を忘れては、ダメですよね。自分、少なくとも公論戦士やspecialイベントに参加される人はそのポテンシャルはあると思いますが、全体から見ると少数派ですよね。あと、”「主権」を制限する”とかいうと、サヨクっぽい人は(人権侵害だ)とかいい、ダンケーの人はそれをわざと誤読して悪用しそうなのは気になりますが、たしかに、古代ギリシャの民主主義(レス・プブリカ)の精神と考えれば、特に「皇位継承」問題については、適用されても、そんなに無理がないような気が。突撃さんのブログを見て、そのように思いました。

    John

    2023年9月8日

    突撃様、ありがとうございました。突撃様の論考、大変納得致しました。
    私は教育が重要だと思っていて、皇室が社会的弱者を決して見捨てていない事を教える事は大事だと思っています。
    マスコミもきちんと報道するべきですよね。
    とにかく国民の無知と無関心が問題です。
    確かキング牧師の言葉だと思うのですが、「悪人の暴力よりも、善人の無関心のほうが恐ろしい。」と述べました。
    私もそうだと思います。
    国防の問題も根っこは同じだと思います。
    差別主義に陥らない、素朴な愛国心くらいは教えるべきですね。
    私は戦後の教育は間違っていたと思います。
    反戦平和主義、生命至上主義、サヨク的な人権教育です。
    私は小林先生の「戦争論」、「天皇論」を読んで覚醒する事が出来ました。
    この本は最高の教科書でした。
    全国民に読んでほしいと思います。
    そうすれば、突撃様のいわれる「強靭な国民」に日本人はなれるでしょう。

    突撃一番

    2023年9月7日

    3回に渡る掲載と多くのコメント、ありがとうございます!

    去年の札幌ゴー宣道場で、よしりん先生が仰っていたように、天皇に君臨して戴く事で、独裁者が生まれずに済んでいるというのが、立憲君主制の利点でもあります。

    という事は、我々日本国民は、天皇・皇族から権利を奪うのと引き替えに、あらゆる民主的自由を謳歌出来ているとも言えますね。

    なのに、yan ryuさんのおっしゃる通り、皇室への敬愛の念とか、ありがたみとか、申し訳なさとか、人としてアタリマエの感覚が欠落していると思う。
    一体いつからこんな「冷たい日本人」になったんだ!?

    もはや、選挙権・被選挙権その他、国家の運営に関わる人権に関しては、憲法上、全ての国民に固有のものではなく、

    【国防の義務という『公共への福祉』を果たす事と引き換えに、天皇の名において国民に付与される人権】

    という限定的な扱いに出来ないものか、と考え中です。

    ホンネ言うと「生存権」とか「幸福追求権」とか、「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」ですら、そのように「天皇から認められない限り、一切担保されない権利」という扱いにしたいぐらいです。

    だって皇族には、どれも保障されてないんだもん。国民が皇族から奪ってる権利じゃないか。

    幸福追求なんか全然出来てないという事は、眞子さま・佳子さまを見てれば一目瞭然だし、全員鬱病なら「最低限度の健康」とすら言えないし、いつ自殺してもおかしくないような精神状態に追い込まれてるんだから「生存権」だって、無いも同然です!!

    yan ryu

    2023年9月7日

    皇室に残りたい、天皇になりたい…こうした視点が決定的に欠けていたかもしれませんね。われわれ国民は無条件に「天皇になられる」と思っているけど実際には「なっていただく」ですよね。たった一度の人生を天皇という尊いお勤めのために尽くされる。そしてそういう方がいなければ、この国はすべての機能を停止してしまう。国民主権の前に、天皇の国事行為と憲法第一条がなぜ「天皇」から始まるのかの教育が必要だと感じます。そうすれば皇室への敬愛が生まれ、皇室の国民の相互信頼が生まれると思います。

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