首相官邸に続き、京都のSさんが女性セブンに意見を投稿されました。
以下本文
貴誌の10月5日号にある「愛子さま 女性天皇へ!岸田首相 動いた」を拝読しました。
9月13日の内閣改造で起用された女性閣僚が過去最多タイ(5名)だという事実から書き起こされた記事では、改造内閣発足に際しての記者会見で首相が述べた言葉は2005年の上皇陛下の会見を意識したものだとの見解が示され、その2005年は小泉内閣が女性天皇・女系天皇の実現に向けて動き出そうとした時期だった点から、今回の改造内閣も議論が止まっていた様々な皇室問題が再び動き出す契機となるかもしれないと書かれており、もし実際にそうした動きになっていくなら国民の一人として喜ばしく思います。
本来なら皇室問題の目玉は「退位特例法」の「付帯決議」にも示された「安定的な皇位継承」へ向けた「女性天皇」「女系天皇」「女性宮家創設」を実現するための「皇室典範改正」のはずでしたが、安倍内閣と菅内閣は「皇族数の確保」というワンイシューに矮小化し、対策として挙げたのは「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する」と「旧宮家系子孫を皇室入りさせる」というものでした。しかしながら、前者は一家族に皇族(憲法1章)と国民(憲法3章)が同居することによる不具合が強く懸念され、後者は皇統譜から戸籍へ移って70年以上も経つ方が皇籍を新しく取得することを意味し、また伏見宮系という特定の家柄に限って婚姻を介さずに皇室に入れる制度に造り替える(典範改正も必要)なら、それは憲法14条(法の下の平等)違反であり、憲法違反の天皇を誕生させるような事態は絶対に許されません。
このまま男系継承に固執していては皇統は断絶します。女性皇族が順番に降下されれば、悠仁様お一人だけが皇室に残られることになるからです。「必ず男子を産め」と圧力を掛け続けられる家に誰が輿入れしたいと思うでしょうか?誰が娘を輿入れさせたいと思うでしょうか?従って、愛子様が立太子でき、ゆくゆくは天皇に即位され、さらに愛子様のお子様に皇位が続いていくような皇室典範の改正が絶対に必要なのです。皇統が断絶したら憲法に規定の有る国事行為の一切が行えず、従って日本国は機能不全に陥ります。そうならないためには、貴誌のように一定の影響力を保持するメディアが世論を喚起してくださることが必要なのです。どうか、これからも同様の良記事掲載を何卒お願い申し上げます。
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