「旧宮家系国民男性の皇籍取得」こそ、「道鏡を天皇にする」こと

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皇位の安定的継承に繋がる、「女性・女系皇族への皇位継承を可能にする」ことを、「道鏡を天皇にする」ことだ、と主張する方がX(旧Twitter)にいます。
ですが私は、この方のような男系派の主張する「旧宮家系国民男性の皇籍取得」こそ、「道鏡を天皇にする」ことだと考えています。
以前私は、こちらに「道鏡中継ぎ説」を投稿いたしました。

道鏡は天智天皇のとして皇族に生まれたものの、母親の身分の低さから幼いうちに養子に出され、皇族の身分を離れました。それから長い歳月が流れ、その血筋と生涯独身の僧であることを理由に、ときの天皇である称徳天皇から、甥で後継者候補の他戸親王が天皇にふさわしい年齢になるまでの中継ぎの天皇になってくれないかと持ちかけられます。ですが道鏡は皇族の身分を離れてから長い歳月が流れていたことから、周囲の賛同が得られず、皇位を継ぐことはありませんでした。皇位を継いだのは他戸親王の父親である、皇族の白壁王でした。
旧宮家系国民男性でかつて皇籍にあられた方は、皇族の身分を離れて76年の歳月が流れています。その子孫は生まれてからずっと国民です。
道鏡の生きた時代とは違い、現代では皇族との婚姻による皇籍の取得が可能です。
それは皇室の品格を守るために作られたルールで、個人のお人柄を見そめられたことによるもの。婚姻によって皇族になられた方には、皇位継承権はありません。皇位を継げるのは生まれてからずっと皇族の身分にあられる方のみ。
その方々をさしおいて、国民として長い歳月を生きてきた旧宮家系国民男性とその子孫である生まれてからずっと国民の男性に、特別に皇籍を取得させて皇位を継がせる。

そんな「旧宮家系国民男性の皇籍取得」こそ、「道鏡を天皇にする」ことだと言えます。

文責 滋賀県 くりんぐ

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