馬淵議員の衆院内閣委員会における質疑(11/15,17)への反響(ukiさん、れいにゃんさん)

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当サイトでも、報じましたように、11/15および17に衆院内閣委員会において、立憲民主党の馬淵議員により、皇位継承問題において、鋭い質問を展開されました(私見では、内閣法制局および官房長官の答弁を引き出したのは、見事でございました)。

しかし、問題が根深いやり取りであるのは、間違いありません。これに対して、意見・コメントを送った、という報告が寄せられていますので、以下紹介していきます(その5)。


【毎日新聞社】

京都市のukiと申します。
本日配信の『皇位継承、自民が議論再開 保守派へ配慮 「あとは首相の本気度」』を読みました。麻生氏のもとで「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」が開かれ、これまでの経緯と今後の流れを分かりやすく整理いただき、誠にありがとうございました。

さて、本日、立憲民主党の馬淵議員と内閣法制局木村氏のやり取りで、内閣法制局側は
「現在一般国民である皇統に属する方を、新たに皇族にすることを可能とする制度を、法律によって創設することについては、憲法自体が許容しているものと解されます。」と答弁しました。

ここは馬淵議員も問題にしておられましたが、私は「法制局の解釈は危ないのでは?」と感じています。憲法は制限なく「許容」しているのではないのであって、そもそも皇室典範はその上位にある憲法が提唱する平等原則の理念を可及的に超えないようにまず配慮すべき、と考えるのが普通ではないのでしょうか?
憲法が謳う国民平等の理念が、下位の法規次第で歪むなら、皇族の方々の存在(存続させること)こそが国民の中での区別・差別の源であるという論にもつながるのではないかと危惧しますし、なにより、現皇室の皆様がそのような国民内の区別を良しとするような法を喜ばれないのではないでしょうか?

ぜひ我々読者に、上記のような内閣法制局の主張に関して、憲法学、法律面での問題点なども分かりやすく紙面でご説明いただけますと幸いです。懇談会内や国会での議論を注視していくうえで役立つと思います。どうぞよろしくお願い申しあげます。
(ukiさん)
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今回の国会質問について、毎日新聞社に?というのは少し意表をつかれましたが、考えてみれば、ダイレクトに首相官邸や自民党に意見するだけが、後押しではありません。今回の内閣法制局の答弁は大きな問題をはらんでいると思いますが、ukiさんがあえて毎日新聞に”法の関係”を解説してほしいと言われているのは、実によくわかります。それから、ukiさん言われる記事の内容の中でも、本日当ブログでも報じたように(https://aiko-sama.com/archives/32432)、自民党新組織の初会合における毎日新聞の報道は、フェアだったと思います。今回思うのは、新聞への後押しは、やはり国会の議論への後押しにつながると再認識しましたが、いかがでしょうかね?(基礎医学研究者)。


【共同通信社】

地方紙の購読者の50代女性です。47newsも読んでいます。
日頃から、皇室の話題が好きで、特に最近は皇位継承問題が取り上げられることが多いので、密かに楽しみにしています。表題の件ですが、今回の見出しに『皇族復帰、家柄差別の例外 皇位継承策めぐり内閣法制局が見解』とありますが、失礼ながら表面的ではないかと思います。国会答弁を聞きましたが、内閣法制局の木村第一部長は、仮定の話をしただけですので、このタイトルはミスリードを招きかねない、危ういものと感じます。普通に考えて、皇位は世襲であるのに、天皇陛下のお子様が皇太子になれない現在の法律はおかしいです。しかも理由は『女だから』
旧宮家復帰案については馬淵澄夫議員の言葉を聞けば、無理だとわかります。
「これは法律によって定められた場合ということでありますから、今はそうなっておりません。したがって、現時点においては、この旧宮家の男系男子の方々は一般国民という扱いですから、門地差別の疑いがあるというおそれがあるということについては、これは否定できない部分だと思います。」
国の根幹に関わる話題なので、今後も積極的に取り上げていただきたいですが、両論併記するなら、この馬淵議員のインタヴューなど読んでみたいものです。続報を期待しています。
(れいにゃんさん)
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こちらも、新聞社の記事への意見・コメントです。今回の報道、産経新聞のおかしさが際立っていますが、地方紙に情報記事を提供する「共同通信社」も油断はなりません。れいにゃんさんのような指摘は、やはり重要です。で、といいつつ、さりげなく最後に「馬淵議員のインタビューなどを読んでみたい」と、最後にさりげなくアピールしているのはgood!なんではないでしょうか(基礎医学研究者)。

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