(編集者より)
倉山って人は、いつもそうですが、Aということを論じていても、それをきちんと完結せずに違う話を持ち出してきますよね(今回は、養子縁組から突如婚姻)。しかも、そこにマニアックな知識の粉飾が入ってくるので、すごく論理展開がわかりにくい( ̄▽ ̄;)。でもサトルさんは、こういうところにも、しっかりメスを入れます。では、どうぞ<(_ _)>
※さすが、笹さん!しっかりブログで、言論ストロングスタイルのことについて、触れて下さいました。
続き。
「現在の皇室典範では、一般国民が皇族となることが出きるのは、女性が天皇・皇族と結婚した場合のみだ。さて、ここで問題である。……」
おいおい!何論点すり替えてんだよ。「さて、ここで問題である」ってなんだよ?勝手に終わらせて、自分の主張、話題にすり替えか?
「……女性は日本人でなくても、誰でも皇族になれる可能性がある。一方で男性には可能性がない。……」
まただよ……。玄孫屁理屈(※竹田のことをさしています)の焼き直しか?
「……これを杓子定規に憲法十四条に照らせば、「性別」による差別になる。……」
杓子定規だぁ?十四条には、1.人種 2.信条 3.性別 4.社会的身分 5.又は門地……と5つの「例示列挙」があるが、もちろん、これ「だけ」ではないのは、どんな憲法学者に聞いても異論はないはずだぞ?「例示列挙」だからな。いたら聞かせて欲しい(真似してみた(笑))。
杓子定規もなにも、「例示」だぞ?それに杓子定規と「遵法」は全く別問題だが。
「……しかし誰も問題にしてこなかった。なぜなら「皇室の事は皇室に委ねる」が日本国憲法下の運用だからだ。」
うん、ここは問題にしたいな。皇室典範15条も速やかに変更が必要だ。
しかし!「日本国憲法下の運用……」ってのは、ブーメランになって、倉山に刺さってるんだが?
内閣法制局の答弁にもあるが、それを言うなら、
「憲法は法律に対して上位にある」
という当たり前の話だろうが。内閣法制局の答弁が大問題なのは、ここだ!
いいかい?
今回大きな問題は、憲法上での「国民の法の下の平等」についてだ。
皇族とは「皇統譜に継続的に記載がある」であり、国民とは「それ以外全て」だ。
自分の著書でも(「倉山皇室論」のこと)、得意になって知識自慢してたやんか(笑) 「敵に塩」でも贈ったつもりか?
有り難くこの塩……論理破綻の傷口にヌリヌリしてあげよう(笑)
痛い?
ダンケーの主張が、皇室に与える「痛み」はこんなもんじゃないからな?
話が逸れた。
「それ以外=国民」から「ある恣意的な基準で国民を選ぶ」時点でアウトって話だ!
「そもそも皇室は世界一の「門地」だ。」?お前、自称なのは判ってるが、
保守なのか?
バリバリの「極左」じゃないか!その理屈は、「皇室は世界一」と自慢?したいんだろうが、左翼の「皇室こそ差別の象徴」の主張に、正当性を与えることになるのがわからんのか?
「倉山は保守ではもちろんなく、自称でもなく実態は「偽装」であり、内面は極左活動家である」と認定できるぞ?
「いかなる護憲学者でも「結婚の時だけ男女差別は許容されるのだ」などとの論理は展開していない。あれば見せてほしい。」
そりゃそんなバカなこと展開する奴はいないよ。
なにわざとごちゃ混ぜにしてんだよ。
憲法の話をしてるんだろ?
お前の話は、「皇室典範は憲法違反」と言ってるんだが。大丈夫か?
展開でなく転回しろよ、倉山!
長いからここはひとつ、
寅さん一言お願いします!
寅さん「よぉ!相変わらずバカか?」
ありがとうございます! (絶対続く……つか続けます)m(_ _)m
6 件のコメント
SSKA
2023年11月26日
政府が当事者間の意思のない状態で皇室の家族構成(同時に旧宮家側も)に恣意的に介入しようとしているのが旧宮家系養子案なのに良く言えたものだと思います。
憲法の要請とまるで絶対的な神託が下ったかのように言いますけど、憲法の条文はそれぞれが矛盾を来さない様に配置されているのでそこに一つでも違憲の疑いが生じると他の規定とも辻褄が合わなくなる事が男系派は総じて理解出来ないようです。
憲法自体の信頼性を損なわせる謂わば自傷行為を強いるようなものでそんなものを「要請」と触れ回ってますがその主体は政府や法制局なのが実体でしょう?
mantokun
2023年11月26日
サトルさん、またも倉山の屁理屈に付き合ってあげてお疲れ様です…。
男系派はなぜか得意げに
> 女性は日本人でなくても、誰でも皇族になれる可能性がある。一方で男性には可能性がない。
だからむしろ「女尊男卑」だ!と言い張りますが、それならそれでやはり憲法違反なのだから問題であって、改めなくてはと考えるのが通常の思考回路じゃないですか?
国民男性が皇籍取得できない不平等は放置して構わないというのは、実際にそれが可能になったら男系派に都合が悪いからですよね?だって、国民男性が皇族になれないのは、女性皇族に継承権を認めず、婚姻したら民間に降るしかない「男尊女卑」の価値観に基づく皇室典範が運用されているからですもんね。
また、「皇族になれる」という倉山ら男系派の言い方だと、皇族になることがまるで特権階級入りか何かのように見えます。つまり、皇族になることは、何かの「権益」を得ることだと、彼らは暗に認めているんだなと思います。
「皇族になれる可能性」という権益を旧宮家子孫の男性にのみ認めることは、旧宮家子孫以外の国民男性に対して平等原則に違反していますよね、というのが馬淵議員の指摘なんですが、男系派の大半はいまだにその意味が分かってないのかもしれません。
それに対して内閣法制局は「皇室は平等原則の範囲外」という当然の話を持ち出してはぐらかし、さらに旧宮家子孫のことを「現在一般国民である」と言ったその口で「皇統に属する」と矛盾したことを言い、彼らを「新たに皇族とすることを可能とする制度」を創設しても違憲にならないなどという、前後の脈絡がつながらない論理が破綻した結論に持っていってごまかしただけです。
現皇室から20世600年も血筋が離れた旧宮家系の国民が皇統に属しているという、男系派以外には到底通じない主張を押し通そうとしたところで、皇籍取得できる性別を男性に限っている時点で女性差別です。
だったら、旧宮家などとは比べ物にならないほど皇室に血筋が近い小室眞子さん、黒田清子さん、千家典子さん、守谷絢子さんといった、元皇族の現国民女性に皇族に復帰いただく(これこそ真の意味での皇籍復帰)ことの方がはるかに道理にかなっています。
ご本人方の了承が得られるかどうかは別として、検討すべきは養子案などより、臣籍降嫁した元女性皇族方の復帰案のほうでしょう。しかしこれとて、養子案より考え方としてはまともなものの、皇室がお認めになるとは考えにくい案であることは確かです。
…つまり、いくら考えても旧宮家子孫の国民男性の皇籍取得など実現不可能なので、こんな部分の議論に時間を費やすことには意味がなく、これ自体が時間切れを狙った男系派の策なんですよね。
やはり「皇族数の確保」は論理のすり替えワードであり、「皇位の安定継承」に主眼を置かない限り、政府は愛子様の立太子に結びつく制度変更には着手しない危険性が高いと認識しました。
サトル
2023年11月26日
タイミング良く?高森師範の今朝(26日)のブログ。
https://www.gosen-dojo.com/blog/43387/
サトル
2023年11月26日
補足
「皇室のことは皇室に委ねる(ている)」……は「嘘」ですね。倉山の。
サトル
2023年11月26日
〉基礎医さん
今回の倉山の記事に、ちょっといつもと違う「変化」を感じております。
「心配するな、○○さまは、大丈夫と言っておられるぞ」……としか終始言ってない(言えない)んです。マウント蘊蓄がほぼない。彼にしては珍しい(笑)
「論破祭り」での負けを、内心認めざるをえない状態なんじゃないかな……実際そうだし。
「(もう)なんもいえね~!」と。
少なくとも、「論戦?」では、完全に追い詰めた……と思っています。
あとは魑魅魍魎潜む「国会」です。
(倉山の頼りは、ダンケー議員と僕(しもべ)とならざるをえない官僚のみ)
ここは(私たちの取れる)戦術は1つのみ。
「国民からの生の声を届ける」
だと思っています。(変わりませんね今までと)
ダンケーの取る……取れる方法は、もう限られています。「ダンケー議員の活動」「ダンケーメディアの偏向、曲解報道」のみ。議論は負けたと自覚してると思ってます。
すでに皇室側からの「メッセージ」は宮内庁長官を通して、(内閣法制局発言後)速やかに発せられています。
「このタイミングの意味」を、私も周りに伝えていかねば……と思う次第です。
基礎医学研究者
2023年11月26日
(編集者からの割り込みコメント)今回も、ごくろうさまです。しかし、こうやって倉山の文章ずっと追っていると、為にする言動しかしていないですね。一体、このような詭弁を弄して、その先に何が…自分には、どう考えても、その先に「皇室の弥栄」というものがまったく見えませんが、どうでしょうかね。まあ、その場の議論に勝ったつもりになって「俺は間違ったことは言ってね~」みたい形で、プライドを保ちたいのでしょうね。でも、これはやはりSPA!の編集部に言いたいのだけど、こういう放言て読者はしっかりみてますよ(# ゚Д゚)