岸田首相の所信表明演説以後の展開(れいにゃんさん、ゴロンさん)

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10/23、岸田首相の所信表明演説以来、状況はめまぐるしく動いています。すごく客観的なことをいうと、一進一退というのが実際のところで、楽観はできません。高森先生は、下記のように、岸田内閣の皇位継承策を冷静に論じられております。

一方、最近明らかになったように、宮内庁から「皇位の安定継承」は、イコール「皇族数の確保」ではないという、重要な発言もあります。

これは、このサイトでもたびたび訴えていることですが、結局のところ、国会議員に”丸投げ”するという考え方は危険で、むしろ国民が関心を持ち続け、国会議員に議論の必要性(あらゆる意味を含む)を後押しすることが重要!ということに、変わりはありません。これに対して、意見・コメントを送りました!という報告は、継続して寄せられておりますので、紹介します。では、どうぞ<(_ _)>


【立憲民主党 意見フォーム】

タイトル:安定的な皇位継承問題
【本文】
表題の件で、野党第一党の貴党に注目し、安定的な皇位継承は、今の世代で、敬宮殿下が皇太子になられることでしか為しえないとの考えに至っております。
貴党の馬淵澄夫議員による、内閣法制局への質疑応答から、皇位継承問題が大きく動き始めました。改めて御礼申し上げます。
11月22日、宮内庁の記者会見で、西村泰彦長官は「現時点の皇室全体を見渡すと、安定的な皇位継承という観点からは課題がある。」との認識を示しました。これは、陛下のご意向といっても過言ではない重大な発言であると、受け取められている事と思います。
これは法改正を念頭においての発言なので、先の馬淵議員の質問により議論が深まろうとしている『旧宮家復帰案』についても、「安定的な皇位継承」の観点から合理性があるか?という視点が重要であると、再確認されたものと思われますが、如何でしょうか?
『所謂旧宮家』は憲法14条が適応される国民なので、憲法を捻じ曲げてまで皇籍取得しては、君臣の別が揺らいで皇位継承どころか、天皇そのものが『安定的な』ものではなくなります。
更に『男系継承を続ける為の旧宮家案』であるならば、男系のみ継承の現状が『安定的な皇位継承という観点からは課題がある』と宮内庁長官が述べた事を無視する事になってしまいます。
ところで、令和元年の頃には、女性・女系天皇容認、直系長子優先の見解を発表していた貴党の党首が、何故か男系継承固執に価値を見出すような発言をトークイベントでされ、SPA!という雑誌にも取り上げられたのを読みました。(SNSでも)
西村泰彦長官の発言は、これらの事象を論理的に見るための重要な支点となるかと存じます。
泉健太党首が男尊女卑を良き伝統と思うのか、その思想の一部有権者に向けの発言なのかはわかりませんが、立憲民主党には、安定的な皇位継承という観点から、合理的な見解と政策を国会で展開していただきたいと注視しています。
(れいにゃんさん)
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自分、れいにゃんさんの立憲民主党への意見投稿に、共感しましたね。「皇位の安定継承」問題の解決を考えたとき、馬淵議員の内閣委員会での質疑はすばらしい、でも一方、党首のスタンスは、一体何なんだと!こういう、是々非々の意見をくれるのは、立憲民主党にとっては貴重なことだと思いますが、どうですかね。でも、立憲民主党の場合、まずは、野田議員、長浜議員、徳永議員のような尊皇派議員が、党の枠を超えて頑張ってほしいと、思います(基礎医学研究者)。


【首相官邸】
 
11/22宮内庁の西村泰彦長官の記者会見の件

岸田首相、官邸の皆様、宮内庁の西村長官が記者会見内容は確認されましたでしょうか。西村宮内庁長官が示した、「現時点の皇室全体を見渡すと、安定的な皇位継承という観点からは課題がある。皇族数の減少は皇室の活動との関連で課題がある」という認識は、天皇陛下のお考えを踏まえたものだと思います。この趣旨は、「皇族数の確保」の課題だけでなく、主課題である、「安定的な皇位継承」という観点から課題を取り組んで欲しいということだと理解できます。よもや後半の「皇族数の減少は皇室の活動との関連で課題がある」だけを取り上げて「皇族数の確保」だけを問題にすればよいと解釈するのはありえないでしょう。
 そして、西村宮内庁長官は、「要望があれば説明に伺う」とも述べられています。自民党の懇談会でも、国会のしかるべき質疑の際でもよいと思いますが、是非とも西村宮内庁長官の説明を要望すべきだと思います。直接お考えを伝えられない、天皇陛下のお気持ちを推し量ることができる良い機会になると思います。
 小泉政権下で行われた平成の有識者会議では、毎回、宮内庁職員が同席しており、天皇陛下のご意思を感じて会議のメンバーは相当なプレッシャーがあったと聞きます。その有識者会議が出した結論と、政権の顔色だけを見ていた令和の有識者会議のメンバーが出した案とは、次元が異なるのは容易に想像できます。
 岸田首相が立ち上げた「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」でも、宮内庁と関わることは極めて重要なことだと思います。その上で懇談会の名前に恥じぬよう、「安定的な皇位継承」という観点からまっすぐ課題を受け止め、早々に2005年の有識者会議の報告書に立ち返って、男系女系に拘らない皇位継承を可能にするため、皇室典範1条を改正する道筋がつけて欲しいと思います。
 岸田首相、本当に後がないのです。そのことを理解している心ある国会議員も巻き込んで、超党派でこの問題に取り組んでください。

【自民党意見投稿フォーム】
 11/22宮内庁の西村泰彦長官の記者会見の件

自民党国会議員の皆様、宮内庁の西村長官が記者会見内容は確認されましたでしょうか。西村宮内庁長官が示した、「現時点の皇室全体を見渡すと、安定的な皇位継承という観点からは課題がある。皇族数の減少は皇室の活動との関連で課題がある」という認識は、天皇陛下のお考えを踏まえたものだと思います。この趣旨は、「皇族数の確保」の課題だけでなく、主課題である、「安定的な皇位継承」という観点から課題を取り組んで欲しいということだと理解できます。
 そして、西村宮内庁長官は、「要望があれば説明に伺う」とも述べられています。自民党の懇談会として、是非とも西村宮内庁長官の説明を要望すべきだと思います。直接お考えを伝えられない、天皇陛下のお気持ちを推し量ることができる良い機会になると思います。
 小泉政権下で行われた平成の有識者会議では、毎回、宮内庁職員が同席しており、天皇陛下のご意思を感じて会議のメンバーは相当なプレッシャーがあったと聞きます。
 岸田首相が立ち上げた「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」でも、宮内庁と関わることは極めて重要なことだと思います。その上で懇談会の名前に恥じぬよう、「安定的な皇位継承」という観点からまっすぐ課題を受け止め、早々に2005年の有識者会議の報告書に立ち返って、男系女系に拘らない皇位継承を可能にするため、皇室典範1条を改正する道筋がつけて欲しいと思います。
(ゴロンさん)
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今回は、”怒りの”が少し封印されていますが(^_^)、政府も自民党も、西村長官の「皇族数の確保」だけでは不十分で、主課題である「安定的な皇位継承」をめざしてほしい」という踏み込んだ発言を、心して聞いてほしいと思います。このような内容は長官の個人的な見解ででてくるはずはなく、明らかに「皇室」の意向を反映しているでしょう。さらに、この発言は、自民党の新組織の初会合の様子が、全国4紙に大きく報道されたからでてきたのではないですか!はっきりいって、「皇位の安定継承」への道がひらかれるのかは、政府与党にかかっている、といっても過言ではないので、是非よろしくお願いします(基礎医学研究者)。

2 件のコメント

    基礎医学研究者

    2023年12月1日

    「そうはいきませんよ!」、言葉の重みが違いますね。べつの意味で使った有本香とは(^^♪

    れいにゃん

    2023年11月30日

    取り上げて下さり、ありがとうございます。至る所で『その場限りの落とし所』を作ろうったって、そうはいきませんよ!結論は出てる、そこに向って走れーーー!
    と言いたいのを、遠回しにしてみました。

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