先週の金曜日に、毎日新聞よりこのような記事が掲載されました。

毎日新聞さんは、「皇位継承問題」については、適切なタイミングで良い記事を配信されるのですが、今回の記事もそうでした。当サイトでも言及している、森暢平氏の連載に較べる追及は抑えられていますが、ポイントは抑えられています（森氏も、Xにポストされていました）。
　この記事に対して、私、意見・コメントを送りましたので、以下に紹介させていただきます（新聞社への後押しも、やはり大切と思います）。

3/8 朝刊4面の記事に関するコメント

毎日新聞さま

3/8の朝刊4面（皇室スケッチ）に掲載されました、高島博之記者による「旧11宮家に関心高まる　男系男子、養子縁組で皇族復帰案」の記事を、興味深く読ませていただきました。現在、自民党懇談会の両論併記案として「男系男子、養子縁組で皇族復帰」が言われているので、否が応でも、旧11宮家への関心は高まる、と思いました（これは、現在の「皇位継承問題」のある面を、うまく表現していると思いました）。取り上げ方として、いきなり「生まれながらにして一般国民である旧宮家の子孫」という核心に触れるのではなく、「70年以上にわたって一般の国民として生活をしてきた人々の実像が国民に理解されているとは言い難い状況にある。」という言い方をして、旧宮家の復帰案の問題点を列挙していく仕方は、この問題を良く知らない読者にとっても、説得力を感じました。私自身は「旧宮家の皇族復帰案」はおかしいと思いますが、今後、この案も国会の議論の俎上にあがってくる可能性もあるので、このような記事の配信には、大きな社会的意義を感じる、ということでございます（それは、２月2３日（金）朝刊に掲載された、須藤孝記事まとめによる「男子継承　明治天皇も苦慮」の記事にも、同じものを感じました）。

　いずれにしましても、今回の記事は「皇位継承問題」における毎日新聞さんの姿勢がよくわかる記事で、好感が持てました。読者として今後も大いに期待しております。