先に、素早く大須賀さんがブログで書かれていますが、今号は、予想していたこととはいえ、倉山文章読みなれた私も、「?」の連発。
どうも編集者は職務放棄……「SPA!」を同人誌か、機関誌……にしたいらしい。
これ……内容……もだが、普通に読める人いないよ?
※倉山は文章中に「読めばわかると思うが、……」とありますが、「わからんもんは、わからん!」(自分なりに、脳内変換してみますけどね……。)
で、早速本文。
「……現行法では、内親王殿下お二人は、ご結婚されると皇室を出ていき、民間人にならねばならない。」
ここは事実だな。だったら皇室典範……とならないイデオロギー倉山。
コオロギは秋に鳴くが、イデオロギーは年中「春」で、喚くらしい。
ここから、お得意の捻れが始まる。
「皇族の方とご結婚されれば皇室に残れるが、そんな男性皇族が……」
「いない。」
「いない」んだよね?これも事実だな。
「元」だろうが、「(あんたらの勝手な定義の)旧」だろうが、「(婚姻相手の)皇族はいない」……んだよね?
続ける倉山。
「……悠仁殿下までの皇位継承の流れを揺るがせにしない前提で……」
いやいや「いない」のに、前提を揺るがせにしない……って「頭がどうかしてる」と思うが……。
そんなことは気にせず続ける倉山。
そして、こう書き出す。
①結婚後も女性皇族が皇室に残る。
②旧皇族の男系男子孫を「養子」により皇族とする(注「」はサトル記入)。
③旧皇族の男系男子孫を直接皇族とする。
ん?有識者会議……そんなまとめしてたか?(玉木に講義した内容とごっちゃになってないか?)
「①は女性宮家を創設する案、②は旧皇族の男系男子孫が女性皇族(該当者は、お2人しかいないが)とのご結婚により皇族となる案、③は旧皇族の男系男子孫がそれ以外の方法により皇族となる案、である。」
怪しい……つか、「おかしい」
しかも、「女性皇族は置き去りの主旨がプンプン臭う」記述。こう、
①の女性宮家の創設……これは必要だな。それに皇族は「いない」んだから「国民」との「婚姻」だよな?
②は、「養子」と「婿養子」を(いつの間にか)すり替えてないか?
それになんだよ、これじゃあ「結婚は限定した相手のみ……強制」にする「論の進め方」じゃないか!
「権力機関が、旧皇族の特定の人物(しかも、なんと言おうが、国民だよな?)「にも」婚姻を強制すんのか?国が選定して。しかも身分の基準を持ち込んで!
直後に、倉山はこう書く。
「読めばわかると思うが、①と②は同じ話である。」
???????……は?
わかんねぇよ!どこをどうしたら同じ話になんだよ!
「同じ話」にするなら、最初の①の「結婚後も……」の「結婚」は「旧皇族との結婚限定」になる……ってことか?
いつの間にそんな話になった?
「①結婚後も女性皇族が皇室に残る。」それを「①は女性宮家を創設する案」……と記述し直した上で、「②旧皇族の男系男子孫を「養子」により皇族とする」を、「②は旧皇族の男系男子孫が……ご結婚により……」
に「勝手に」変えてないか?
「養子」と「婿養子」は違うだろ?
「養子」……養子縁組によって子の資格を得た人。「婿養子」……娘の夫となるとともに法律上、娘の親とも養子縁組をすること。(以上、新明解国語辞典より。)
あれだろ?「養子縁組する皇族」がいない……と解ってるからだろ?
しかも「皇室典範で禁止されてる」し。
なに脳内解釈変換を、お前と同期させて読まなきゃならんのだ?
誰に向けて書いてんだ?この文章。
どこが①と②が「同じ内容なんだ?」
「ただし、佳子殿下も愛子殿下がどうしても他の結婚の方法を選ばれた時は止める方法はない。」
なんだよ、「他の結婚の方法」って。
それに「どうしても」とは何事だ?
佳子さま、愛子さまを何だと思ってるんだ?
(お前のいう誤魔化しの)ジェンダー平等以前の話じゃないか?
お前こそが、「着々とキャンセルカルチャーへの火種」を準備している「左翼」じゃないのか?
「旧皇族とは、南北朝時代の……」(マウントなんで略。)
「……そして日本国憲法下でもGHQに皇籍剥奪に追い込まれるまでは、皇族であった。」
また「明確な嘘」を性懲りもなく。日本国憲法下でも……って施行タイミングの「ズレ」だろ?それに、「大正時代」に既に骨子は出来てる話だと、何回何十回指摘したらわかる?「話にふれなければ、存在しない」んじゃないんだぞ?サンデー毎日バックナンバーも送ってあげようか?
「……その子孫が旧皇族と呼ばれる(今の子孫は生まれた時は国民なので、元皇族ではない)。」
おまえは「嗤(わら)わせたい」のか?
呼ばれる……って「おまえらが、(法的根拠なく)勝手にそう呼んでるだけ」だろ?それになんだよ括弧内の記述は……?
「国民」じゃないか!
まだまだ支離滅裂は続く……。
(……ところで、③はどこいったの?)
文責 東京都 サトル
7 件のコメント
サトル
2024年3月29日
さらうどんさん
コメントありがとうございます。
倉山の為に「替え歌」でも作ろうか……と思ったりもするのですが、「これ以上(倉山について考えるのは)止めてくれ!」と脳ミソが拒絶しております。
男系派は「どんどん極左の手助け、誘導」をしていることに気づかない?ので、極左誘導……として「刑法七十七条(内乱罪)」が適用じゃないか?と思ったりしています。
「憲法破壊」……「統治機構の破壊」を「良し」としてるんですから。
mantokunさん
いつもコメントありがとうございます。
いつも助けられておりますm(_ _)m
寄特……というより……いつも脳ミソが「危篤」になりそうです(^_^;)
以前コメント頂いた「知能指数がだださがりそうな(倉山の)文章……」は「そうなんです!!!」と。
(毎回)何度もページ開くのが嫌になっているのですが(実話)、続けたい……と思っています。
タローGさん
コメントありがとうございます。
細野氏も小池百合子に梯子を外されたり、「(政治家として)彼なりの苦労」はあるのでしょうが、結局「金と票」に手を出したんでしょう。
この振る舞いは「玉木雄一郎」と、全く同じ……と思っています。
(二人とも、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ……が政治信条らしいです。是々非々のつもりのようですがね。)
タロー.G
2024年3月29日
細野豪志議員も倉山満ほどではないですが、養子案を出しているので、男女公平を主張する政治家って、「でも皇室は別だから」って思ってるんじゃないかと思ってしまいます。
mantokun
2024年3月29日
サトルさん、本当にお疲れ様です。倉山満のねじれまくり、間違いだらけの破綻した文章を毎回ここまで丁寧に読み解き、指摘までしてあげる奇特な方は、ゴー宣道場関係者の中でもサトルさんしかいらっしゃらないのではと思います。((マウントなんで略。)に噴き出してしまいました)
今回の内容は、サンデー毎日の森先生の連載記事で全て完膚なきまでに論破されてますよね。倉山も、倉山なぞをブレーンにしている玉木雄一郎も、今さら何十周遅れの話をしているのか。
サトルさんもご指摘の「その子孫が旧皇族と呼ばれる」については、たとえ祖父や曽祖父が元皇族だろうが、本人自身が生まれた時から国民なら、元皇族でもないし旧皇族でもない、単なる一般国民だと散々指摘されたからか、勝手に「旧皇族」という用語の定義づけを始める始末。そんな特権階級は日本に存在しないっての。
それにしても、なぜSPA!の校閲は、皇族方の身位や敬称も正確に書かない(毎回執拗に愛子殿下、佳子殿下と書き、絶対に敬宮殿下、佳子内親王殿下とは書かない)、でたらめかつ間違いだらけの倉山の破綻した文章は放置しているのでしょうか。
ゴー宣の「愛子天皇論」には、挙げられた参考資料も無視して、単なる自分の解釈の押し付けで不要な指摘を入れて著者を苛立たせるという、校閲者として決してやってはならないことをしでかしているくせに。
私は校正・校閲者として就職したての頃、もし疑問点があるときは「この箇所はこの資料を見ると事実と異なるのでは?」など、しっかりとしたロジックと共に指摘を入れなければならず、著者に対して軽率に内容の書き換えを指示するようなことは厳に慎まなければならないと繰り返し教わったので、SPA!の校閲が、ある著者に対しては明白な事実誤認だらけの、しかも日本語として破綻した読みにくい文章の修正すらせず放置しておきながら、別の著者に対しては作品の論理も理解せず、自分の解釈や感想を基に、ロジックも何もない不要な指摘を軽率に出すというめちゃくちゃな仕事ぶりが信じられません。
校正・校閲を内部に持っている編集部は今はほとんどないでしょうし、SPA!は、ゴー宣だけは(あまり経験のない?)外部の校正者に業務委託し、倉山の文章は事実上ノータッチで掲載しているのではないかと思っています。(とはいえ、倉山のコラムは事実の間違い以前に、文章そのものが読んでも理解できないレベルでひどいので、担当編集者が最低限のチェックくらいしろよと思いますが…)
さらうどん
2024年3月28日
倉山満や竹田恒泰や八木秀次が考えを改めてアップデートするとは思えないですし、バシバシとツッコミを入れて嗤ってあげるしかないですね。それを真っ当な庶民感覚の第三者に見てもらって、こんな変な人物が政治家にレクチャーしたりして安定的皇位継承を阻んでいるんですよと広く周知していくしかないですね。サトルさんツッコミお疲れ様です。ありがとうございます。
サトル
2024年3月28日
SSKAさん
いつもコメントありがとうございます!
「なにを言ってるか、わからないようにする」が倉山の論の立て方。
わからない(それが正解なんですが)……と言って「バカにされたくない」国会議員の「薄っぺらい自尊心」を利用してる……と思います。
あとは「金、票になる(暇な)支持者を抱えてる」から得……と(これは、玉木に顕著)。
ありんこさん
いつもコメントありがとうございます!
いや、まさに「ありんこさんの感じたことが鍵」だと思っています。
「頭に入ってこないようにする」が、倉山の手法ですから。
「蘊蓄マウント」は、そこに「つけこむ」手段です。
まくし立てる「詐欺まがい(恫喝あり)の悪徳セールスマン」みたいなもんです。
ありんこ
2024年3月28日
サトル様!毎回ありがとうございます!!
ストロング倉山の言葉って毎度頭に入って来ないので噛み砕いて解説ツッコミ大変ありがたいです!
旧「宮家系(国民)男子」って長いから、「旧皇族」ってよんでる?ってこと?現在の上皇陛下と上皇后陛下の単語を未だに使えてないみたいだからさもありなんという事なんですかね。誤解招く上に無知晒すのでやめといた方がいいですよね。皇室にめちゃくちゃ失礼だし、先祖が離脱されたというだけの国民という訳ではなくご本人が離脱された方(実際皇族の身分であられた方)と同じと扱う事だから大変失礼な事ですよねぇーー。風評被害ってやつになるのでは?と心配しちゃいますね。
SSKA
2024年3月28日
これが男系と言うか、儒者のペテンや乗っ取りの手口かと改めて不快さが増します。
①彼等が排除したい女性宮家 ②彼等が待望する養子案(但し直接親子となるものと婿養子を混同)
①は現代で受け入れられる制度なのに感情的に拒否し、②は実現したいが現実のハードルが高すぎて不可能に近い。
そこで何の論拠もなく①と②は等価と決めつけ従来の男系説に沿った②が正しいとすり替える…自説の論証を放棄しながら他説の信用に便乗し、かつ他説を排除し自説を正当とする呆れた姿勢に何故こうも男系は騙されるのかと。
旧皇族の信用が無いから国民誰もが知る女性皇族を利用しようとか、最近の産経説の廃絶した宮家を勝手に与えて信用を得させようとか、一事が万事他人の母屋を乗っ取る事以外考えません。
有識者会議にしてもですが男系説の問題は複数の案を取り上げながら、その中のどれが妥当な説か争わず自己検証も行わずに他説にケチを付ける事で、その点を読売新聞に真っ向から批判されています。
提案者自身が採用の決め手に欠けるものを皇室に押し付けるなとは極めて真っ当な考え方です。