【文字起こし】日経新聞の『野田元首相に期待』インタビュー

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先日紹介した、日経新聞のこちらの記事
【立民・玄葉氏、政権交代前に近い空気「野田元首相に期待」】
・野田佳彦元首相への期待がある。民主党政権の失敗は成功の母 

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA054TQ0V00C24A4000000/

記事元となったラジオ番組で語られた、いわば、
■皇位継承問題以外の方面から見た野田佳彦待望論
文字起こししてみました。(1:05:26から約10分)


男系派の文字起こしを経験した後なので、非常に楽しく感じました。

一部読みやすいように、内容を変えない程度に改変しています。玄葉光一郎議員と、パーソナリティの吉野さんの会話です。それではどうぞ。


吉田)ちょっと今日的な話を最後にしたいと思うんですけれども、立憲民主党の泉代表、任期は9月までですよね。どう評価されてますか?

玄葉) 泉さんは何というのかな、非常に器用、明るいし、今の立憲民主党の中では…真ん中に位置するんじゃないかと思いますね。

吉田) 玄葉さん、先ほど、民主党政権前夜のような空気あると仰ってましたが、政党支持率みると、「前夜」ではないですね?

玄葉) 政党支持率に直接は出てこないです、まだ。ただ、選挙区ごとに見て行ったり、そういうことになると全く事情は変わってくると思います。つまり、無党派数が膨れ上がっていて、それらが政党に来てていない状況なので。私も選挙対策委員長長くやって、そういう状況だと、ほぼ、確信しています。ですからそういう意味では、…何ていうのかな…政権交代というのは、自分は現実味があると思っています。

吉田) 敢えて厳しい言い方をすると、2009年は、民主党政権への期待があった。非自民連立政権への期待、それが3年半で終わって。期待の裏返しが失望ですから、失望の時間もあったと思います。それがまだ続いているのかは有権者が判断することで、私がとやかくいう事ではないのですけれども、そこが、(今と)2009年の決定的な違いかと。自民党政権に代わる政権が出てきた時の期待値というのが、一回経験して、(今は)そこまで高くないのかな、と思うんですが、その辺如何ですか?

玄葉) それは、その通りです。ただ、細川政権が誕生したのが1993年、16年経って民主党政権が誕生して2009年、それから16年になるのが来年。周期・一種のサイクルがあって。期待値は高まってないんですよ。ただ、何ていうんだろうな、「変えてやろう」「変えなきゃ」という潜在意識がマグマのように、地殻変動で起きているような気がするんですよね。

吉田) 9月の代表戦、玄葉さん、出馬しますか?

玄葉) 代表戦も確かに大事です。大事なんだけれども、立憲民主党の単独だろうが、単独で取れない前提に立つと、連立ですよね?だから、誰を総理候補として、我々がカードとして持つのか、ということがすごく大事なのかなと思います。

吉田) 非常に客観的に仰っていますけど…出馬しないって選択肢あるんですか?

玄葉) 自分がですか?そう簡単に代表選でれるようなものじゃありませんから。そもそもがですね。ただ、自分は今、地元に戻って、野田さんに対する期待が出てきているなぁって感じがすごくします。

吉田) 野田佳彦さん。先ごろの政倫審で私、いろんな方のお話を伺って、出てきた自民党の関係者の答弁というのは、非常には不十分だったという意見が多い一方で、質問した野田さんに対する評価は極めて高い!ですよね。政倫審で野田さんを見て再評価したと。
 野田さんは答弁読むような場面はない。自分の言葉で自分で言うんですね。残念ながら、今の政権って、棒読みする人が多いんですよ。官僚は、想定問答を書くのが仕事ですので、彼らが悪いんじゃないんです。彼らの書いたものをですね、メディアの前でも紙を出して読む閣僚が少なからずいると!これ、海外でそういうことがあって。ある外国人の記者が「あれ、何を読んでるんだ?」と。これ結構、奇異に映っているのです。

玄葉)日本の場合、ただ答弁する機会が多いですけどね。かなりね。自分も経験してましたけど、ずっと3年近くやってましたけど、ずっと答弁の連続なんですよね。

吉田) あ、今言ったのは、国会答弁でじゃなくて。普通のぶら下がりですとか、通常の記者会見で、読む方が少なからずいる、ということは言いたいんですね。今、野田さんという話を出されてましたけど、自民党にとって、最も脅威なのは野田さんだという人も、私取材している中でいるのですけれども、それはわかるような気がしますか?

玄葉) 立憲民主党の中であの時のことがあって…あの時のことっていうのは、野田さんの下で解散になって惨敗したので、痛い思いをしたという方々は、必ずしも野田さんを!っていう風に思ってない人もいるんですけど。ただ、議員の中で期待が高まっているし。私、座談会とか、あちこちでやっているんですね。メディアとかもいないので、具体的な名前とか挙げて、いろいろ話をしていると、『野田さん』っていう話を言うとみんな、ワーッ!って言って。「いい!いい!」っていう人が増えてます。去年とか1年前とか2年前はそういう感じじゃなかったので、今いろんな理論とか振る舞いとかを見て、そう感じてる人が増えつつはある。まだまだ数字に出てこ ないと思います、これも。これも数字にはすぐ出てきませんよ。まだ潜在的なものだから。でもいずれ、出てくる可能性はあるなっていう感じがするんです。

吉田) 野田さんと並んでやっぱり枝野さんは、その、言ってみれば、民主党政権時に中心で活躍された方がですね。又、立憲民主党のですね、中心…玄葉さんも含めてですね。入ってくると、もちろんいろんなご意見があるので、拍手喝采になるかどうかわかりませんけれども、そういったお名前が出ると、入ってくると、競争力とリアリズムが出てくるんじゃないかという御意見もあります。

玄葉) いや、そうならないといけないと思いますし、同時に我々政権を経験した人間、と同時に今の中堅とか若手でいて、リアリズムを持った議員、かなり増えてます。むしろ中堅多いですよ。リアルな議論する人が(長くは常識で?)。←〈聞き取れない〉
 それでやっぱり失敗は、成功の母で、安倍さんだって第1次安倍政権で早期退陣になったじゃないですか。理想を掲げすぎた。安倍さんなりの理想を掲げすぎて早期退陣だって。その時の教訓を踏まえて第2次安倍政権は評価はさまざま。あっても、少なくとも長期政権を実現したということですよね。私はだから、そのときの打算とかが少なくとも評価される、政策も、ちらほら、一体改革あると思うんですけど、ただ全体として政権をしっかりしたということを踏まえて、担えば、私は私はうまくいく可能性が十分あって、是非そのことも、国民の皆さんにわかってもらいたいんだな、失敗したからだめなんじゃなくて、失敗は成功の母であの時の経験したことって いうのは必ず活きると思うんで、そのことをしっかり我々は肝に銘じて頑張りたいなと思っています。

以上です。

因みに、同じ番組に、昨年9月故安倍晋三氏の国葬後の収録で、野田佳彦元首相が出演したものは、こちらで聴けます。
https://www.radionikkei.jp/kirinuki_news/230923.html

次期衆院選で新設の千葉14区からの出馬についての話と、プロレスの話で盛り上がったようです。千葉13区、14区の方とプロレスファン(笑)におすすめです。

文責 「愛子天皇への道」運営メンバー れいにゃん

2 件のコメント

    基礎医学研究者

    2024年5月3日

    (編集者からの割り込みコメント)文字起こしおつかれさまでした。たしかに、この時期のこの発言は、「皇位の安定継承」にとっても大きなエールになりますよね(毎日新聞の社説が出た日と同日、というのも、またいい(^_^)。自分も、野田首相待望ですね!

    ふぇい

    2024年5月3日

    文字起こしお疲れ様でした。
    野田佳彦議員がもう一度総理になってくださればいいですね!

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