[Good/Bad]紀子さまの記事比較-女性自身と毎日新聞の皇室スケッチ

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最近の女性誌を見ていると気になる傾向がありまして、秋篠宮家、特に紀子さまのことを悪くいう記事が散見されます。

これは、「女性自身」2024年6月18日号の記事となります。正直、この記事は、先日紹介した週刊文春からの焼き直しのような記事で、見るべきところは、ほとんどありません。ここでいわれていることはほとんどが伝聞で、どこまで本当なのか真偽(しんぎ)がはっきりしません(ただ、伝わってくるのは、アンチ紀子さまということ)。

1か所だけ引用します。

「発言しにくい環境も含め、秋篠宮さまや紀子さまは、職員への接し方について軌道修正することが必要だと思います。戦前から戦後にかけての歴代の宮内庁長官や侍従長など宮中の側近たちのなかには、相手が天皇でも言うべきことを申し述べる人が多くいて、皇室の方々もそうした人材を大切にされてきたのです。官僚たちは“国家を支える”という自負もあり、能力もあります。このままでは、皇嗣家の官僚たちの勤労への意欲は失われる一方で、好ましいことではありません」

これは、小田部雄次の談話です。まあ、いっていることはもっともらしいが、このことを証明する根拠はありません(この断定口調は、少し気になるところです)。むしろ、皇嗣家の警備の問題については、高森先生の最近の下記の言及が実際のところなのではないでしょうか?

皇太子と傍系の皇嗣は具体的にこれだけ違う!
https://aiko-sama.com/
このブログの⑥、⑦がそれに該当しますが、要は直系の皇嗣(皇太子)と傍系の皇嗣では、警護体制がそもそも異なるという事実があるところに、話をそれっぽく盛っているように自分には解釈できましたが、いかがでしょうかね?

私、こういう記事に対して、ぜひ宮内庁は、皇室の方に代わり抗議してもらいたい!と思います。

次は、毎日新聞の記事です。

記者を誘った紀子さまが向かった先は 歴史探訪で得た「学び」https://mainichi.jp/articles/20240604/k00/00m/040/333000c

これは、毎日新聞6月7日の朝刊、皇室スケッチに掲載された記事です(山田奈緒記者)。

「よろしければご一緒に」――。それは突然のお誘いだった。

これは、東京都清瀬市の郷土博物館で結核療養に関する施設を見学している際の記者のエピソードも交えた記事となっています。

続いて、市立中央公園にある清瀬病院記念碑に足を運んだ。取材していた数人の記者にとって、想定外だったのはここからだ。紀子さまが公園を出て、結核療養ゆかりの地を巡るという。その予定は公表されていなかった。紀子さまに誘われ、記者は街中で目立たぬよう取材時に着用する腕章を外して同行した。

ここからは、山田記者の実感がかなり入った記事の展開で、警護の方は密(ひそか)にいたのだろうが、山田記者がほぼ同行者、兼お付き(?)のような状態で、結核予防会顧問の石川さんや紀子さまの解説で、結核療法の多くの記事を学ばれたことが、記述されています。

この後、母子像清掃に感謝というセンテンスは、まさにコタツ記事とは異なる、直に取材された成果がよく伝わってきます。以下に、少し引用します。

母子像は放っておくと、クモが巣を作ったり、周囲の木から落ちてきた松ヤニがくっついたりするそうだ。紀子さまからは「暑い日も寒い日もあるでしょうから、大変ではないですか」と気遣いや感謝の言葉があった。西沢さんは「普段、清掃しても誰からも声をかけられない。気にかけてくださったことは励みになります」と話す。

最後は、このような形で結ばれます。

「西沢さんは母子像を通じて誰より地域の歴史を理解し、大切にしているのだと思います。そういう方に注目してくださった紀子さまに感謝したい」と話した。

自分は、こういう記事こそ、皇族の紀子さまに寄り添った記事と思いますが…

さて、読者はどちらを求めているのでしょうね?

ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者

*なお、自分、この記事が掲載された日に、毎日新聞の読者センターに電話しました。

「本日(6/7)の朝刊に掲載された、山田記者の書かれた皇室スケッチ「記者を誘った紀子さまが向かった先は 歴史探訪で得た「学び」は、よかったです。女性誌や、特に週刊文春は愛子さまと秋篠宮家、最近では紀子さまの扱いが違いすぎるので、今回のような記事は、毎日新聞さんの姿勢がでていて、ありがたいですね。」と伝えたら、担当の方(女性)もとてもうれしそうで、「記者に伝えます」とおっしゃってくれました。
 最後に「毎日新聞さんには「皇位継承問題」の記事では頑張ってもらいたい。応援しています。きっと、そう思っているのは、自分だけでないと思います!」と話したら、「ありがとうございます。そうですね~読者の方には結構、「皇室」ファンの方が多いので~(^_^)。」といわれたのは、ちょっと収穫でした。
 やっぱり、毎日新聞。読者の後押しを感じていそうですね!

6 件のコメント

    基礎医学研究者

    2024年6月19日

    >SSKAさん
    おっしゃる通りかと思います。女性誌とはいえ、皇室に寄り添った記事がでるのは「ケース・バイ・ケース」だと思いますし(彼らの”売れる”という感覚に、たまに同調できないところがあります)、産経新聞も、女性のキャップ、たぶん皇室担当の緒方記者のことを言われているのだと思いますが、「皇室」のことにかんしては、あそこもまともな記事を掲載することもありますね。

    >パワーホールさん
    コメントありがとうございました。コロナ渦に関してよからぬ記事を書いてきたのは、「女性自身」だけではないでしょう(ほぼ、すべての雑誌がそうだったのでは)?なので、皇位継承問題にしぼった視点で見た方がよいのでは?私たちは、基本、女性誌には期待しています。まったく期待できないのは、新聞ならば、産経、週刊誌ならば「週刊文春」や「週刊新潮」です。ですが、姿勢は是々非々です!

    SSKA

    2024年6月19日

    女性の書き手でも自分の願望を嵌め込む変な人も偶にいますが、新聞関係者は社の体裁もあってか割とまともな印象で毎日は性別関係無く常に好意的ですが、産経も女性キャップの方は一般参賀の後も天皇ご一家のお側近くに寄り添った記事を書かれているので悪いのは大抵昭和おっさん(老人)のせいだと思う様にしています。

    基礎医学研究者

    2024年6月18日

    >サトルさん
    コメントありがとうございました。この手法は、新聞記事比較の余技です。女性自身は愛子さまや雅子さまに関してはよい記事を出しているだけに、もう少し何とかならないものかと。
     毎日新聞については、安心して見れますね。今回も、毎日新聞さんから「読者の方には、「皇室ファン(ここには、天皇家と秋篠宮家の区別なし)」が多いので~!」は、大きな収穫でしたね。読者への意見・コメントから、それが感じられるのでしょうね。

    >ゴロンさん
    ありがとうございます。そうなんですよね、ちょうど同時期にこれですからね。女性自身は良い記事が多かっただけに、まさか、あの「週刊文春」を引いたような記事を出すとは…です。しかし、「毎日新聞」には救われます。で、そうですね。ゴロンさんは、意見・コメントを文章で送るタイプ、実は自分の場合、意見・コメントを電話で伝える方があってたりして(このさい、「愛子さまトーーク」はちょっと棚に上げておきます)?ですかね。

    パワーホール

    2024年6月18日

    女性自身は皇室報道だけでなくコロナ報道でもよからぬ記事を書いていました。

    ゴロン

    2024年6月18日

    記事紹介ありがとうございます。2つを比べると、ずいぶん差がありますね。宮内庁は、誤った情報に対し、こまめに抗議して欲しいものです。
    それにしても基礎医学研究者さんは、新聞社への電話がナチュラルで素敵ですね。

    サトル

    2024年6月18日

    記事紹介ありがとうございます。
    まだ習慣にはなっていないのですが、女性誌は、どうもこの類いの記事が見られ、「姑(舅)、小姑(小舅)」養成しようとしてんのか?と思わずにいられないとこがあり、閉口することもしばしば。
    ここは「売らんかな」が、やっぱり出てしまうんですかね。

    毎日新聞は、安定的。
    実に素晴らしい。電話のやり取りも普通に「いい話だなぁ……」としみじみしますね。
    毎日新聞社前のタクシー乗り場に(つけた)並んだことないけど、今度並んでみようかな……と思ったりします。
    (でも、あんまり……お客さんいないんだよな……正直……。いきなり話しかけるのもなんだし……)

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