当サイトにおいても、6/11夜に速報を出してきた共同通信社の記事を紹介しましたが、では、他の全国紙などがどう報じたのかを、記録の意味も兼ねて、以下に示していきます。
*なお、このタイトルは私が生活圏で唯一購入可能である、京都新聞より部分的に使わせていただきました(京都新聞においては、皇族確保策 今国会断念 自・立に溝というタイトルで、2面に掲載されました)。
今回、自分はこのような感じかと思います
毎日≒読売≒産経←ほぼ、共同通信社の速報と同様
皇族確保策、今国会の集約断念(今国会中) 自民と立憲、個別論点で溝埋まらず(毎日新聞)https://mainichi.jp/articles/20240611/k00/00m/010/277000c
6月12日(水曜日)5面(総合面)に掲載されました。この記事はデジタルで全文を読むことができますが、基本内容は共同通信社と同様です。
皇族確保策 今国会断念 衆参両院 意見集約進まず(産経新聞)
6月12日(水曜日)2面(総合面)に掲載されました。この記事は、珍しく紙面でしか読めないのですが(独自の視点がないからでしょうか?)、基本内容は共同通信社と同様です。
皇位継承 合意見送りへ 与野党協議、今国会(読売新聞)
6月12日(水曜日)4面(政治面)に掲載されました。読売新聞は、紙面でしか記事が読めないので、一部を引用します。
・・・女性皇族が結婚後も皇室に残る場合の夫と子どもの身分の扱いなどについて、自民、公明両党と立憲民主党などの立場の隔たりが依然として大きいためだ。
額賀衆院議長は5月に開かれた与野党協議の第2回会合後、歩み寄りを促すために各党・会派の意見を個別に聞く方針を示した。
ただ、その後の日程調整は進んでおらず、今国会中に意見聴取を終えられない公算が大きい。
で、このブログを書いている段階では、「朝日、日経新聞、どうした!」という形で終わる予定だったのですが、翌日(6月13日(木曜日)、1日送れて、朝日新聞も朝刊に記事を出してきました(4面(総合面)に掲載で、唯一政治部記者の署名記事でした)。
皇族数確保、今国会の意見集約は見送り 各党主張の溝埋まらずhttps://www.asahi.com/articles/ASS6D3CZZS6DUTFK021M.html?iref=pc_ss_date_article
毎日新聞と同様、全文が読めます。基本、共同通信社の内容と同様ですが、最後にこのような記述で結んでいます。
自民党の関係議員は「皇位継承の議論は丁寧にやらないといけない」と語る。
各社の記事のタイトルをみると、「皇族確保策」という見出しは、現状をよく説明しています。しかし、国民が、皇室が求めているのは、「皇位の安定継承」です。いみじくも、朝日新聞さんの最後の表現にあるように、もし自民の関係議員が真からそのように思うのならば、是非、女系・女性天皇も含めた「皇位の安定継承」にむけた議論を、開始してください(他党を丸め込むという話では、決してないはずですよ!それは今回よくわかりましたよね?)。
国民はみていますよ(新聞社の動向も含めて)!
これから、私たちもそうさせるように、国民運動にまで、輿論を盛り上げていかなければいけません。
愛子さまを皇太子に!
ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者
*(お詫び)日経新聞の記事を見落としておりました。大変、失礼しました。紙面には、朝日新聞と同じく、6/14の朝刊4面に、小さい記事がでました。これで、この話題は全国紙すべてが掲載したことになるので、読者の関心はけっして低くないのだろうと、思います。以下に補足します。
皇族確保策、14日に立民など聴取へ 今国会で結論は困難(日経)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA13AYM0T10C24A6000000/
5 件のコメント
基礎医学研究者
2024年6月13日
自分は、「愛子さまトーーク」の日本地図のことがあったので、目線を変えて、京都新聞に意見・コメントを送りました。
ご参考までに
————–
京都新聞さま
6月12日、2面に掲載されました「皇族確保策 今国会断念 自・立に溝」の記事を読ませていただきました。京都新聞さんは、地方紙とはいえ、京都府や滋賀県民の中核を成す新聞社ですが、「皇位継承問題」に関する記事をきちんと配信される意義は、大きいと思います。特に、4/28に共同通信社の「皇位継承」に関する世論調査結果公表の意義は、大きく、私見では、今回配信された記事のような、「皇族数確保」という、本来「皇位の安定継承」には結びつかない、狭い制度を議論していることにおかしさを感じた「国民の声」を反映させるきっかけになったと、思います(みなさんが感じている以上に、大きな貢献だったと、私は思います。
以下に、京都新聞さんへの要望を少書かせていただいます。例えば、お隣の「奈良新聞」さまを始め、中日新聞、西日本新聞、北海道新聞などのブロック紙を中心に、社説におきまして、世論調査以降、「皇位継承問題」に関する各社の見解を表明しています。それで、失礼ながら、自分が知るかぎり、京都新聞さんはきちんと報道はされるが、社説は出されていないと思いますが、どうでしょうか?
ですので、国民の後押しとして、是非京都新聞さんも、社説で、社の見解を示していただきたいのですが、いかがでございましょうか?現在、私は大阪在住ですが、京都市民のこの問題における関心は、かなり高いと推察されますので、「社会の公器」としての大きな貢献になると、愚考しております。引き続き、応援しております。
ゴロン
2024年6月13日
朝日と読売にも毎日と同じような意見投稿をしました。
森先生の記事を引用して「静謐な環境」を否定し、イベントの紹介もしてみました(朝日に紹介するのは何かもしれませんが)。
・・・(朝日版)
6/12「皇族数確保、今国会の意見集約は見送り 各党主張の溝埋まらず」
皇位継承問題の記事の掲載ありがとうございます。
ひとまず自民党等の非常識な案で強硬に進めるという最悪な事態を避けられたことに安堵しています。朝日新聞社を含むマスメディアの世論調査やその結果を受けた、国会が国民の声を聞かないのはおかしいという論調の記事が後押しをしてくれたものと思います。ありがとうございました。
さて、ここからが正念場です。政府は、協議が頓挫した理由を立憲民主党等の所為にして、安定的な皇位継承問題をまた放置する可能性があります。冗談ではありません。協議が頓挫したのは、そもそも正面から「安定的な皇位継承問題」を議論せず、皇族数確保策にすり替え、非常識な案を採用しようとしたからです。国会議員には、「安定的な皇位継承の課題」に立ち返り、改めて2005年の有識者会議案で、国民の総意である「女性・女系天皇」に向けた協議を進めてもらわなければなりません。
エコノミストOnline(サンデー毎日)(2024/0/3)の森暢平先生の記事では「「国民の総意」形成の議論は、衆人環視の騒々しさの中でこそ行うべきである」と述べられています。つまりは国会議員が言うような「静謐な環境」で行う根拠などなく、国民が大いに議論に参加して良いということです。例えば、7月27日(土曜日)14時から、漫画家の小林よしのり氏らが、「愛子さましか勝たん!」というイベントを開催します。先の記事を書かれた森暢平先生も討論会に登壇される予定です。https://www.gosen-dojo.com/blog/47628/
国民の思いを大いに発信するイベントになると思います。マスメディアにも注目して頂きたいと思います。
今後とも朝日新聞社様には、皇位継承問題に関して、国民の力で国会議員を動かすべく、国民の意見を反映させた記事や、国会議員を問い質すような記事の掲載をお願い致します。
基礎医学研究者
2024年6月13日
>ゴロンさん
これは、失礼しました。そうか、読売今回はオンラインで読めるようにしていたのですね。助かりました。
>mantokunさん
コメントありがとうございました。ご怒りは、ごもっともです。今回、国民の声で(共同通信社の世論調査と毎日新聞の世論調査を後押しすることで)、押し戻すことはできました(それで、オカシクなった「ダンケー」も炙り出されてきました)。しかし、依然として「皇位の安定継承」に向けた制度設計は、できていません。だから、これからの時期はとても重要で、やはり「愛子さましか勝たん!」のイベントが、国民運動の起爆剤になると、自分は確信しています。
なお、「皇族数確保」の報道なのですが、mantokunさんいわれるように、新聞社は(あの産経新聞でさえも)、このタームをつかう意味合いはわかっていると思います。で、毎日新聞さんなんかは、確実に報道での発表と輿論を喚起するときには「皇族数確保」と「皇位の安定継承」を使いわけをしている可能性が高く、やはり読者の後押しで、彼らの紙面の気合の入り方が変わってくるのでしょうね(また、機会がありましたら発表しますが、先日2回目の毎日新聞の読者センターとの電話で、やはり毎日新聞は、皇位継承問題では「読者」の後押しを感じている新聞だということが、よくわかりました。やはり、究極的には、わたしたち国民の関心、これに尽きると、自分は思う次第です。
mantokun
2024年6月13日
詳しいご解説ありがとうございます。「皇族確保策」という時点で違和感満載です。
誰もそんなこと論点にしろって頼んでませんけど?! 20年も前に女性天皇と女性宮家案が俎上に上ったときに皇室典範を改正しておけば、今、皇族数がここまで減少してなかったでしょうが! 自民党は論点をすり替えるな! 旧宮家旧宮家ってしつこいんだよ! 誰もそんなこと望んでも頼んでもないし、成り手がいなくて実現もできないのに無意味な話し合いで時間を無駄にするな!💢
と、また怒りが湧いてきます。
新聞各社だってそんなことは分かっているはずでしょうに、なぜ愛子天皇誕生を執拗に阻む自民党(その他)を真っ向から批判しないのか、歯痒くて仕方ないです。やはり「愛子さましか勝たん!」を国民運動にして思い知らせるしかないんですね。
ゴロン
2024年6月13日
読売新聞オンラインでも上がっていましたね。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240612-OYT1T50003/