【予防ワクチンとしての“国民機関論”】
手のつけようのない末期症状の事例ばっかりあげつらって、嘆いていても仕方ありません。せっかくの「国民主権病健診」なので、処方箋くらいは、出さなきゃね!
あ、心配しなくてもダイジョブですよ。
孤高の無免許医・突撃一番は、手塚治虫の『ブラックジャック』もちょこっと読んだ事あるし(ラーメン屋とかで)、黒澤明の『赤ひげ』も、なんと2回も観てるし、よしりん先生の名作『目の玉日記』だって読んで、ちゃんと勉強してますからwww
え? ワクチンの打ち方?
ケツの穴とかにプスっと刺しとけばダイジョブでしょ?
ねぇ基礎医さん??( ´艸`)
*↑ソレハ…駄目(だめ)でしょう(笑)by基礎医
…もちろん、大嘗祭の項で説明した如く、国民からの献身的な奉仕がなければ、即位に伴う儀式すら成立しないのは間違いありません。
が、国民があんまり図に乗り過ぎると、前回までのブログで紹介した「国民主権病」を発症する事になってしまいます。
どうにか両者を、うまいことバランス取る方法は無いものでしょうか?
「佳子さまからの御警告」に端を発する俺の過去ブログで、実はこんなの書いたんです。
≪「天皇になりたい!」と思っていただくには・・・?≫
がんばって書いたんです。全宇宙の知的生命体(笑)が読むと思って。
天皇が「国家の最高機関」なら、国民もまた、決して主権者じゃなくて「機関」の一つに過ぎないよね?
国民主権という概念を憲法から撤廃しない限り、「俺は主権者様だから天皇よりエライんだ!」等とノボセ上がる国民主権病患者を、未来永劫、再生産し続ける事になってしまいます。
その典型例が、西尾幹二とか安積明子、そして眞子さま&小室さんをバッシングしたヤフコメ糞国民と言えるでしょう。
「皇室は国民といふ大海に浮かぶ珠玉の船である」
という三輪尚信氏の言葉は、国民の側に、天皇に対する健全な敬愛があってこそ成り立つ話です。
逆に言うと、国民が図に乗ると、大シケで「珠玉の船」を転覆させる事すら出来てしまうんだから (まさに「愛子天皇論」で語られている、フランス革命のように)、熟慮の欠けたポピュリズムというのは、本当に恐ろしいです。
「主権は法人たる国家にあり、その最高機関が天皇である。」
という思想をちゃんと憲法の条文に反映し、国民の中に常識として叩き込んでおけば、国民も天皇・国会・軍隊・領土などと同様、「国家を構成する様々な機関の一つ」という事になり、自分の利害を超えた「国の独立」という価値の為に、ただ参政権を行使するだけの存在、という程度の扱いに出来るので、国民を必要以上に自惚れさせる事もありません。
また「天皇主権」とも異なるので、万が一の際、陛下に戦争責任が及ぶ事も防げるでしょう。
「主権」と「参政権」は、全く別モノなんですよ。
まさに「国民機関論」と呼んでいいと思います。
ぶっちゃけた話、参政権のみならず「生存権」「言論の自由」「幸福追求権」みたいな、国民に認められているあらゆる人権すら、「兵役の義務を全うした者だけに、天皇の名において与えられる限定的な権利」という扱いにしたいくらいです。
俺のホンネでは。
だって天皇皇族には、どれも保障されてないんだもん。
全員鬱(うつ)病で、いつ自殺してもおかしくないような精神状態に皇族方が追い込まれてるなら、生存権すら、無いも同然じゃないか!!
言っとくけど、突撃製薬の国民主権病予防ワクチンは、「天皇・皇族をお守りする為の集団免疫」しか考えてませんから。皇室へのバッシングを重ねてきた国民に、どんな副反応が起きようが知ったこっちゃないのです。
皇族以外は全員、ケツの穴に10回くらい打っとけ!!
文責 北海道 突撃一番
9 件のコメント
サトル
2024年7月11日
>基礎医さん
参戦……というか、ほぼ、4人(笑)?の中では、合意形成(そんな難しい言い回しではないですが……)は完全に出来てる気もしますが(笑)……。
街頭演説……は、良く見ますね仕事柄(南口ですかね(笑))。
(その人は)多分「皇室」という抽象概念と、具体化への往き来に間違いがある……かと思っています。
でも(ほぼソフトな街宣ですね、あれ)、その行為自体が、現状認識と聴衆意識との解離(それは、悪化……ともいう)を生んでる……と思っています。
街宣……に対するアレルギーは、強いですからね、庶民は。
皇室に対する抽象と具象。
これが、「論争」や「(語る人の)本質」を露骨に顕在化させてますよね。
基礎医学研究者
2024年7月11日
>サトルさん、京都のSさん、突撃一番さん
(突撃さんを差し置いてさらにコメントしますが(‘◇’)ゞ),,,
京都のSさん
アンチ秋篠宮は、戦後サヨクに多いですか!?なるほど~。そうか?これならば、数の多さも説明つくし、一見愛子さま推しも、要するに「ダンケー」の奴がよくいう「人気投票」の図式に、なってしまいますね。そして、突撃さんのいわれる「国民主権病」に戻っていく、ということになりましょうか。
サトルさん
参戦、ありがとうございました。実は自分、東京で開催されたDOJOのときに、該当で「女性天皇の誕生を」という該当演説を駅前でしている人を見たことがあるのですが、それをちょっと聞いていた限りは、愛子さまを皇太子に!というぼくらの主張と同じで、びっくりした経験あり。ただ、その人達活動家にありがちなデモとかもやるし、秋篠宮家が皇室の品位を落として、「皇室への敬愛」を妨害している、と思っているのですよね。ちょっとこの感覚がついていけないところあるのですが、みなさん言われるように素朴な庶民の情から入っていかないと、何か「ワタシの思う理想の皇室」みたいな考え方になってしまうのか?
サトル
2024年7月10日
基礎医さん
突撃一番さん
京都のSさん
私もアンチ秋篠宮の心理は、なにか根本的に間違ってると思っています。
「根本的価値観」ですかね。
敬愛……の意味もスタートから、私たち?と違う気がします。たぶん「情」の問題な気がしています。
そしてそれは、「人間観」にもつながっる……かなと。
ほぼ、お三方の視点に同意するものです
京都のS
2024年7月10日
突撃様、基礎医様、愛子様推しだけどアンチ秋篠宮って人は古典的なサヨク(戦後民主主義者)に多いという印象があります。その中の一部(カシコ側?)は陰謀論者(天皇もDS側だと言い出す輩)に変貌したりします。それ以外の「素朴な愛子様推しの庶民」を我々(全ての皇族方を包括した皇室を箱推しする)の側に取り込むのが「愛子様しか勝たん」の特に「歌謡曲を通して皇室を語る」ってことになると私は捉えています。
基礎医学研究者
2024年7月10日
>突撃一番さん
基礎医です。返信コメント、ありがとうございましたm(_ _)m。
いや、実は自分も大変不思議に思っているのが、愛子さまを皇太子に!だけど、なぜかアンチ秋篠宮という流派の方々なのです。個人的な肌感覚で申し訳ありませんが、それはDOJO参加者の中にも、おそらくいらっしゃいます(これまでの、座談会やトーークなどのさりげないやりとりを通じて)。ある意味、この点においてはまだ男系のやつらのほうが筋は通っていて、彼らは悠仁さまや秋篠宮を表ではバッシングしません(しかし、「皇室の敬愛」というものとはちょっと違う)。しかし、アンチ秋篠宮はyahooコメントを見ていると結構潜在的に多そうな気がしていまして、だから、女性誌が愛子さまや雅子さまについては良い記事を書くけど、秋篠宮家(最近では紀子さま)にあまり好意的でない記事を書くのは、やはり上記の購読層が多いからなのでしょうね。自分、このメカニズムは、けっこう真面目にすごく知りたい!と、思っています。
突撃一番
2024年7月10日
あと、基礎医さんご指摘の問題に関して言うと、確かに俺が前回ブログまでで提示した西尾幹二とか安積明子なんかは、極端な例かもしれません。
一方で、これは厚岸の「海づくり大会」で経験した事なんだけど、ブログで紹介した以外でも、何回か地元の人と皇室について話す機会がありました。
「やっぱり愛子様が天皇になれないのって、おかしいよね~」という所までは大体合意できたんですけどね。
ところが、その地元民のバーサンというのが明らかに秋篠宮アンチで、「国のカネであんな豪邸建てやがって!」みたいに罵り始めるのを聞くと、こっちも黙ってないから、「いやあれは内閣が決めた事だし、曲がりなりにも継承1位の人だから、来賓だってもてなさなきゃいけないんだから・・・」と反論するうち、お互い合意できなくて物別れになってしまう、という場面もありました。
(98歳の婆さんとは、別の人ですよ。)
一次産業に従事する事で大嘗祭を支える「庶民」も、沿道で日の丸を振って、御料車を出迎える「庶民」も、ひとたび週刊誌のガセ情報に騙されてバランス感覚を失ってしまえば、SNSとかヤフコメの住民みたく、国民主権病を発症する「大衆」となってしまいかねないんだな、という事を実体験した感覚です。
「皇室への敬愛」と「聖なる者を引きずり下ろしたい感覚」は、全く別の感情ではあるけど、一人の人間が両方とも抱いてしまう事も普通にあるのが、人間のどうしようもない性(さが)なのかなぁ・・・。
と、諦観する事からまだ、卒業できてない感じです。
突撃一番
2024年7月10日
コメントありがとうございます。
京都のSさんのおっしゃる通りで、子を産み、育ててくれる女性の地位は、「軍人と同じくらい高い」とまで認識される社会にならないと、少子化はまず、止まらないでしょうね。
一方で、お隣の韓国ですら兵役は2年までが義務なので、ちゃんと「生存権の代価」を全うした男は、それぞれ好きな分野で才能を発揮する事で、日本の為に貢献する道を進めばいいとは思います。
(俺だって今や観光畑の人間だから、不要不急のヤクザ稼業だと自分を割り切ってやってるし。)
さらに一方で、「女性の子育て」となると、下手すりゃ母親の半生を費やすような大仕事ですから。
男の側が、兵役の義務を全うした後もそのまま軍曹にでもなって、職業軍人としての人生を歩むのであれば話は別だけど、長い人生のうちたった2年程度、小銃持って野山を駆けずり回ったところで、「子を育てる母親と対等だ!」とまでは、ドヤ顔する資格は発生しませんね。
2年の兵役はあくまで、「最低限度の、生存権の対価」としての義務だと考えてはいますが、京都のSさんの「産まない選択をした女性に、生存権を認めないのか!?」という疑問は、確かに恐ろしい差別を生んでしまうと思います。
今のところ、兵役忌避者とか徴兵検査失格者への対策と同様、「何か他の義務を課すことで代価とする」ぐらいしか思いつかないけど、それはそれで「徴兵検査に落ちた者と女性とを、同じ扱いにしていいのか!?」みたいな疑問符がついちゃいますね。
男は甘やかさなくていいけど、「国民女性に保障されている、生存権の代価をどう払わせるか?」という問題に対しては、まだすんなりとは、答えが出ないです。
が、決して「払わなくていい」とは思ってません。
基礎医学研究者
2024年7月10日
(編集者からの割り込みコメント)今回も、興味深く読ませていたただきました。自分の印象では、突撃さんの今回の論考は法理論からの考察と思いましたが、自分、素朴に思ったのは、庶民の献身的な態度を拡大していくと「国民主権」に肥大していくのでしょうか?対象が、悪い例として出している”オレ様”的な奴を除外していくと。「皇室への敬愛」とは案外、もっと世俗的なものを越えたモノのような気がするのですが、どうでしょうかね?この辺りは、森由里子さんのスピリチュアルな感覚に近いかも。
京都のS
2024年7月10日
「(人権は)兵役の義務を全うした者だけに、天皇の名において与えられる限定的な権利」の一文は痺れますね!
少し混ぜっ返すことになるかもしれませんが、ここで女性の場合は、「(人権は)兵役に匹敵する命のリスクを伴う出産を全うした者だけに、天皇の名において与えられる限定的な権利」とするかどうかは、難しい問題ですね。もう少し考えたい問題です。