つづき
※以下(またその1~その4においての)、百地章氏の発言は、「歴史人」2024年10月号p38~p39より引用
まだ憲法について、ごちゃごちゃ宣うモモチーですが、少し先を急ぎます。
次は女性天皇についてです。
冒頭モモチーは、
「なぜ「女系」ではいけないのか。「女性天皇」が即位すると、どんな問題が生じるか。」と発言していました。
いよいよ「学者……有識者」としての発言になるハズ……ですが……。
「日本史を振り返ると、8名10代の女性がおられましたが、……」
うんうん、どんな「問題が生じる(た)」の?
「……推古天皇から後桜町まで、すべて未婚か配偶者を亡くした方です。」
ん?ちょっと言ってる意味がわかんないんですけど……。問題が生じた……は、「即位が原因」で、未婚か配偶者を亡くしたこと(問題)になった……の?
「つまりふさわしい男子が存在しない期間の一時期に中継ぎとして即位されたものでした。」
ぎゃあぁぁぁ~!
ここにも「接続詞の使い方」がオカシイやつがいる~!
「なぜかといえば女系の誕生を防ぐためです。」
ぽかーん。
(いや、実際はもう聞きあきてるんですがね……)
さて、ここでモモチーのインタビュー記事の次のページをめくると……。
じゃじゃーん♪
「古代・江戸に即位した天皇たちの足跡をひもとく……8人10代の「女性天皇」はどんな存在だったのか?(監修・文/瀧音能之)」
少し「黒太字」の記載を並べますね♪
・古代に多く存在した女性天皇
「女性天皇の役割について以前は、想定外の事件が起きた際の中継ぎとする考えが言われていた。しかし、近年は他にも種々の理由が考えられると指摘される」……とし、解釈に議論の余地があるとはいえ、2ページに渡り詳細な記述。
最後にこう締めくくる。
「このようにひとくちに女性天皇といってもそれぞれに即位の背景があり、中継ぎといった役割のみでは括れないといえる」
うう……。「背景があり」……ダンケーに限らず少なくとも学者、研究者を名乗る人には「必要な大前提」だよね、モモチー!
「元明天皇から元正天皇へと続いたことを女系だという人がいますが、本当にそうでしょうか?」
「草壁皇子の妃・元明天皇は即位したときには夫を亡くしています(※夫は草壁『皇子』サトル注)」。
その子息が即位したわけではなく(※しつこいが、草壁『皇子』です。ここ大事)草壁皇子の子、つまり男系の女子として元正天皇は即位されました」
ふむ。ここは「歴史人」今号テーマの「肝」?の部分。
モモチーは、これで終わらせてますが、「歴史人」での、他の識者の見解を引用してみましょう。
(なんたって次のページですから……)
が……引用が長くなりそうですので(複数の「識者」からの引用……としたい為)
今日はここまで(汗)
つづく。
文責 東京都 サトル
4 件のコメント
サトル
2024年9月22日
みなさんコメントありがとうございます。
ウケるのは、このあと、
「天皇と皇室の基礎Q&A」を持ってきていること。(監修・文/久禮 且雄氏)
また、久禮氏は【主な参考文献】として、「皇室事典」、所功氏、吉野健一氏との共著、故園部逸夫氏の「皇室法概論」、高森明勅氏の「ビジュアル版 私たちが知らなかった天皇と皇室」を挙げて記載。
またそれぞれのQも興味深いです。
15…「皇位継承で重視された「君臣の別」と皇族の身分を決めた「五世の孫」とは」や、
19…「天智天智が定めたという「不改常典」は何を意味していたのか?」では、
未だ決着を見ない…としながらも、しっかり「皇位継承法(嫡系または直系優先)」説をとりあげたり。
20…での明治の皇室典範で、男系男子 継承と厳密にしながら、さらに戦後「より厳密化」と。
11…に「象徴の意味」として、平成の天皇(上皇陛下)の「おことば」「公的行為」を。
12(!)…にして、「国事行為」の解説。
18…で、「万世一世」の皇統が確立したのは?に、「奈良時代後半になると、儒教・仏教の影響もあり…」など、なかなか興味深い、誌面づくり…になっています。
昭和43号
2024年9月22日
未婚か未亡人というのは、男子優先の儒教を前提にしているから結果的にそうなったのではないでしょうか。その前提を取り払えば何の問題もない筈です。
元正天皇を男系と言い張るのは強引過ぎますね。
個人的には、持統天皇から直接皇位を譲られた文武天皇も女系と考えるべきだと思います。
基礎医学研究者
2024年9月22日
(編集者からの割り込みコメント)「『女性天皇』が即位すると、どんな問題が生じるか。」→→「なぜかといえば女系の誕生を防ぐためです。」。間にいろいろ状況証拠を並べているけど、何とも説得力にかけますね(同じ学者でも、「なぜ男系継承なのか?という帰無仮説からスタートした吉川先生とは、ものすごい違いだ)。一方、すぐ次のページに、「古代・江戸に即位した天皇たちの足跡をひもとく……8人10代の「女性天皇」はどんな存在だったのか?というのが入ってくるのは、雑誌の良心を感じましたね。読者に判断してもらいましょうと!
SSKA
2024年9月21日
何度繰り返しても儒教の価値観から一歩も出ようとせず、視野が狭く暗いのを何故か誇るのが男系派だと良く分かります。
天皇を古の中華秩序に縛り付ける慣習こそが日本国も皇室も繫栄する唯一の道だ、とオカルトチックにとち狂った事を懲りずに言い続けているだけです。
即位前に亡くなった草壁皇子が当時多くの人から惜しまれたとしても、その感情や未練を現代人が引き継ぐのは常軌を逸しており、現実に地位や政権基盤を築いた女帝の存在を蔑ろにする客観性を欠いた継承の見方も毎度の事馬鹿げています。