〈記事紹介・感想〉第33弾 森暢平成城大教授の警鐘(これでいいのか「旧宮家養子案」)

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森先生のこれでいいのか「旧宮家養子案」第33弾です。

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サンデー毎日:「女性宮家」実現に向けた天皇家からのメッセージ 成城大教授 森暢平

 2011(平成23)年秋から冬に入るころ、平成の天皇(現在の上皇さま)は、側近を通じて、重大なメッセージを発したと私は考える。皇位継承問題は一旦棚上げし、まずは「女性宮家」を実現してほしいというものだ。こうした天皇家のメッセージは、「『女性宮家』は女系天皇に繋がる」と主張する保守派に潰されてしまった。

と始まる今回。陛下の願いがなかなか叶えられない状況は、平成28年のビデオメッセージより5年前から起きていたのですね。

 11年10月5日、宮内庁長官(当時)、羽毛田(はけた)信吾は、首相官邸を訪れ、民主党政権の首相野田佳彦に対し、「女性宮家」創設の検討が「火急の案件」だと訴えた。内親王が結婚しても皇室に残れるような仕組みの創設が喫緊の課題と伝えたのである。 
この前後から、宮内庁と内閣官房は勉強会を設け、「女性宮家」創設に向けた検討項目の協議を開始した。野田政権は12月14日、皇室典範改正に向け、有識者から意見聴取を行う考えを示した。宮内庁の訴えかけによって、政治が動き始めたのである。

宮内庁の訴えによって、政治が動き始める。宮内庁の訴えは、「陛下の願い」と見ていいのではないでしょうか。

 森先生は、少し前まで侍従長であった渡辺允氏の書いた本の文庫版に書かれている加筆部分を提示します。その中で、上皇さまは「10年以上皇位継承の問題で悩まれ、夜、眠れないこともあった」と明かされます。
 この状況を間近で見ていた湯浅利夫宮内庁長官の「はっきり言って一方ほしい」「皇室の繁栄を考えると、3人目を強く希望したい」につながっていると森先生は考えられています。当然湯浅長官の発言は批判されますが、陛下の苦悩が極限まで達していて、しかもこの当時から未だに何も変わっていないということは、私たち国民は肝に銘じなければいけないことと考えます。

平成17年、小泉政権の有識者会議でいったん決まりかけた女性・女系天皇となる皇室典範改正が白紙なってしまい、渡辺氏は皇位継承の問題とは別に女性宮家の設立を急いで検討するよう提言されます。
このままでは皇室に悠仁さましかいなくなってしまう状況を何とかしないといけないからです。
この状況も現在まで何も変わっていません。
森先生は

内親王が結婚して宮家を立て皇室に残る道をまず確保し、その子どもに皇位継承資格があるかどうかは、「将来の世代が、その時の状況に応じて決めるべき」と提言した。宮内庁侍従職御用掛としてかなり踏み込んだ記述である。

と書かれています。
将来の世代となっている現在、愛子さまを皇太子にと考える国民は、全員と言っていい状況となりました。

ただ、この宮内庁の動きは自称保守派の総攻撃を受け、竹田恒泰は

「天皇陛下は御即位にあたり日本国憲法を遵守(じゅんしゅ)なさる旨を仰せになった。天皇が政治に介入することは憲法の原則に反するものであり、これまで陛下が政治発言をなさった例は一度もない。その反面、羽毛田長官の発言は天皇を政治利用するものであって、憲法違反の疑いがあるといわねばならない」(『Voice』12年2月号)

と宮内庁の動きを非難します。

森先生は

批判は、「『女性宮家』創設は結局、女系継承に繋がる」というものだ。

と書き、三笠宮家の彬子女王の話が皇室の意思のように受け取られるなどして、
森先生は結びに

 そして、例によって、保守系団体「日本会議」による女性宮家反対の大キャンペーンが開始される。結局、天皇家の意思は、保守派たちの策動によって、なきものにされていったのである。

と書かれています。

上皇さまが、皇位継承を考え夜も眠れないほど悩まれた頃と今と、全く皇室典範は変わっていません。
自称保守派の安定的な皇位継承を考えない動きも変わっていません。何をホシュしたいのか。

同時に国民世論は当時とはかなり変わってきています。

上皇さまが御元気なうちに、安定的な皇位継承のため、皇室典範を改正しなければいけません。
私たちで変えていきましょう。

森先生の次回作(もう発表されています)を拝読します。

文責 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい

2 件のコメント

    パワーホール

    2024年11月1日

    羽毛田さんは忠臣ですね。さすが萩市出身です。
    竹田の発言は不敬としか言いようがありません。上皇陛下と羽毛田さんに対して失礼極まりないです。そのうえ憲法違反、お前たち男系派こそ憲法違反だと言いたくなります。

    くぁん

    2024年11月1日

    上皇陛下のヒリヒリした胸の痛みが伝わってくる。

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