非常識な国会議員が嘆かわしい(mantokunさん)

Post's thumbnail

こちらのブログに届いた、mantokunさんのコメントです。

いつもは冷静な筆致の森先生が、今回は怒りを露わにされているという印象を受けました。最後の一文、「男系維持の主張のために各党にすり寄ってくる自称「学者」」に、暗山は相当慌てているのでしょうね。

久しぶりに最新のストロングスタイルを全部読んでみたのですが、相変わらず内容以前に文章そのものが酷すぎて、読むだけでも苦痛でした。暗山が森暢平先生宛に書いた(つもりらしい)ブログ記事の見出し、「よもや逃げはしませんですよね?」を見たときも「なんだこの日本語は?」と呆れましたが、ストロングスタイルの「それを、皇位継承でそれをやられると、取り返しがつかない」という文章には目が点になりました。
その前の段落二つも、「そもそも、皇室について語ることは〜」と「そもそも民主主義国家における〜」で、連続して同じ書き出しで始まっているなど、「知性のリング」と銘打っているくせして文章そのものが非常に稚拙。校正されていないにしても、雑誌連載記事の原稿なんだから普通は書いた後に自分で読み直して修正するところでしょう。こんな無責任な人間が、よくも偉そうに皇位継承は必ず先例を守れなどと言えるものです。

中身にしても、国会では多数が男系派であると主張するために立憲民主党や共産党の議員を嘲ったかと思えば、見出しには「今の時代の多数決など、歴史の中では少数派にすぎない」と、またしても自己論破してる始末で、これも校閲が機能していれば指摘が入りそうな箇所です。
また、暗山は「一般人の男が天皇になった例はもとより、皇族になった例も無い」といつも書いてますが、奈良時代に藤原仲麻呂(恵美押勝)が孝謙上皇と対立して近江に敗走したとき、帯同していた氷上塩焼(塩焼王)を帝に立て、その際に自分の息子たちには三品を与えた、つまり親王待遇にしたことが続日本紀に記されています。もちろん戦乱の非常時の出来事ではありますが、もともと仲麻呂は淳仁天皇に亡くなった長男の妻を娶らせて自邸で養い、淳仁天皇からは仲麻呂とその妻の袁比良のことを我が父母と思うとまで言われており、当時の仲麻呂一家は実質的にほとんど皇族と同じ立場にありました。
暗山は仲麻呂の「先例」について知らないわけはないだろうから、故意に無視しているのかもしれませんが、だとしても繰り返し「パンピーの男が皇族になった例はない」などと書くのは学者とは思えない軽率ぶりです(言葉遣いの時点で学者とは思えませんが)。暗山は自説に都合のいい歴史的事象だけを好き勝手に切り取って「守るべき先例」と言っているにすぎません。

双系派から指摘されるように、元正天皇は母の元明天皇から皇位を継承した女系にして女性天皇であり、元明天皇は娘の吉備内親王と長屋王との間に生まれた子を二世王の待遇とするなど、女系継承の感覚がなければあり得ない先例は幾つもあります。養老継嗣令にも「女帝の子」の規定がある通り、日本は古来双系社会だったのであり、女子でも家を継げるという感覚こそが日本特有の「大和心」、男系男子にしか家を継げないという感覚は大陸由来の「漢意(からごころ)」です。

男系固執派が准后を「見習うべき先例」として持ち出すのは、「なんとしても女系継承の芽を潰したい」からだけでしょう。そんな例を現代に持ち出すこと自体が不自然極まりなく、憲法違反だということすら理解できない非常識な国会議員が、党の代表まで務めていることが嘆かわしい。
暗山のような、まともな日本語も書けない学者崩れ、物書き崩れにすがりついてまで、女性天皇、女系継承を回避しようとする国会議員は、「基本的な憲法原理を理解しないで、したり顔で准皇族案を提案」していると森先生に厳しく批判されて当然です。

mantokunさん。いつもありがとうございます。
ダンケーカルトが護りたいのは大陸由来の「漢意(からごころ)」
国会議員は、日本の歴史をきちんと学んでから仕事してください。
そして無責任な人間暗山は、いつまで恥をさらし続けるのか。
常識の海で溺れている彼は滑稽ですね。

ナビゲーション 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい

コメントはこちらから

全ての項目に入力が必須となります。メールアドレスはサイト上には表示されません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。